2018.08.07

排卵は生理の何日後にくるのか。月経周期から排卵日を把握しよう

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妊活に欠かせない排卵日は、個人差があると分かっていても…。自分の排卵日はいつなのか、卵日は生理から何日後に来るのかきになるところです。今回は妊活に重要な排卵日の測定方法を解説します。正しい排卵日を把握する方法を知っておきましょう。

排卵は生理の何日後に起こるのか

排卵は、妊活中で一番気になる日になります。排卵日に合わせて受精が成功することで、妊娠が成立するからです。排卵日を知る方法として、生理が始まってから何日後にくるのでしょうか。

今回は、生理から何日程度で排卵になるのか、自分の月経周期からみていきたいと思います。排卵日をしっかりと把握して、妊活に備えましょう。

排卵と妊娠の関係について

排卵と妊娠は、切っても切れない重要な関係があります。排卵が起こらなければ妊娠する可能性はなく、排卵していてもタイミングが合わなければ、受精せずに妊娠が確定することはありません。

卵巣で生まれた卵子が、排卵期を迎えると一つだけ卵胞から排出されます。そして、卵管を通って子宮に降りてきたときに、精子と出会って受精卵となり、子宮内膜の壁に着床して妊娠が成立します。排卵が起こるタイミングをつかむことが、妊娠に大いに関係してくることになります。

排卵はいつ起こるのか

妊娠成立に重要な排卵は、いつ起こっているのでしょう。平均的な周期では、生理開始から約14日程度で、排卵が起こるといわれています。

ただし人によって、排卵までの周期が長い場合や短い場合もあり、この14日間という日数は確定されるものではありません。また、生活のストレスやダイエットなどで、過酷な運動や食事制限をすることで、生理周期が狂ってしまうこともあるため、正確な排卵を確定することは難しくなります。

自分の正しい生理周期を知るためには、毎朝、基礎体温を測定することがおすすめです。毎朝同じ時間に、身体を動かす前に測定することが望ましく、毎日測ることで高温期、排卵期、低温期がわかります。基礎体温から自分の排卵が、生理後何日辺りでくるのかを知ることができます。

月経の周期について

月経周期は、女性の身体の健康のバロメーターといってよいでしょう。自分の月経周期を知ることで、妊娠しやすい排卵期を特定することや、自分の身体の中で起こっている変化に気付けるのです。正確な自分の月経周期を測定することが、妊活にはとても重要なのです。

月経と基礎体温

月経周期の低温期は、生理が始まった日から体温が下がった期間をいい、最終低温期から高温期に代わる数日に、排卵が起こるといわれています。低温期は、子宮の中で「次の排卵に向けての準備が始まる期間」といってもよいでしょう。

前回の排卵で、卵子と精子が受精しなかったことで、増殖された子宮内膜の壁が剥がれて、これが排出されて月経となります。必要なくなった子宮内膜が剥がれて、排出されると同時に、受精のために作られていた経血も必要なくなることから、生理として一緒に排出されます。この排出される期間、いわゆる生理期間を低温期といいます。

卵胞期について

生理が行われている低温期から排卵期に移る低温期間に、卵巣の中では、次の排卵に向けて原始細胞の一つが発育を始めます。卵子となるために成長する時期になりますが、この期間を「卵胞期」と呼びます。

卵胞期には、同時に子宮の中で、次の受精に向けて子宮内膜を増殖しはじめ、壁を厚くする準備が始められています。

排卵について

排卵期に入ると、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌がピークとなり、卵胞から卵子が一つ排出され、排卵を迎えます。排卵日は、低温期の最終日であり高温期への変動の時期です。基礎体温を測り、低温期の体温より少し体温が下がった日から、高温期に移るタイミングが排卵日といわれています。

基礎体温を測定し始めたばかりの場合は、分かりづらく感じることもありますが、基礎体温を数カ月測定していれば、自分の排卵日が分かってきます。

黄体期について

黄体期は高温期とも呼ばれ、排卵によって黄体から排出される黄体ホルモンが、脳の体温調節中枢に作用することで、体温が高温になる期間です。

排卵日で受精が成功した場合は、高温期がそのまま続き、受精しなかった場合は、次の排卵に向けてまた低温期に入り月経を迎えます。

排卵日前後の過ごし方

排卵日が近くなると、イライラしたり体調の不調があったりすることも。また、「排卵痛」と呼ばれる、排卵日に腹痛を起こしたり、不安な気持ちが高まったり、腰が痛くなったり人も少なくありません。こうして排卵日前後は、心身ともに不安定になりがちなので、適度な運動をするなどしてリラックスし、ストレスをためないことが肝心です。

適度な運動と、十分な睡眠やバランスのよい食事を摂ることで、健康的にリラックスできます。この時期は身体を冷やすと、子宮や卵巣に十分な血液を供給できなくなります。そのため、ゆっくりお風呂に浸かって身体を温めたり、温かい飲み物を摂ったりして、身体を中から温めることがおすすめです。

排卵日を把握してより良い妊活ライフを送ろう

自分の身体の中に起こっている、生理周期を把握することは、身体の状態を把握できると同時に、妊活に向けての妊娠しやすい日を理解することにもつながります。

正しい測定方法で排卵日を予測して、積極的な妊活ライフを過ごしましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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