女性の体は閉経が近づくと生理周期や量に変化が現れます。生理のある女性ならば誰もが閉経を迎えますがそれでも急に生理がこなかったり量が増えたり減ったりすると不安ですよね。閉経への流れを把握し少しでも閉経に対する不安を解消しましょう。
生理周期が不順になってきたとき、すでに40代後半ならば、閉経を疑う人も多いでしょう。女性は閉経が近くなると、生理周期が短くなったり長くなったりと不規則になりがちです。
しかし、生理が不順になる原因は閉経だけではありません。その中に、重大な病気が隠されているかもしれないのです。生理不順を感じたら、自己判断をせず医師の診察を受けるようにしてください。
生理がこなくなって一年たつと、閉経と判断されます。閉経すると、この先ずっと生理がこなくなるということです。卵巣の機能が役目を終えたことを意味し、閉経することによりホルモンバランスが崩れ身体や精神に不調を感じるようになります。そして、閉経すると排卵がなくなり妊娠の可能性がなくなります。
閉経になるのは、早い人だと30代で閉経する人がいます。しかし、それはとても珍しいケースで大抵は45歳以上、遅い人だと60歳代頃に閉経します。閉経する時期は人それぞれで、日本人は50歳代で閉経する人が多いそうです。
しかし、無理なダイエットや喫煙する人は閉経が早めにくる傾向があります。また、経血の量が多い人は閉経が遅くなる傾向があります。
閉経が近づくと、生理期間や生理周期に変化がみられます。その変化は人それぞれで、全ての人が同じように閉経していくわけではありません。閉経が近い女性は、更年期障害の症状もあらわれはじめ生理も不順になりがちです。また、経血の量や色にも変化が現れ始めます。
ほとんどの人は、生理の期間が不規則になり量にも変化があらわれて徐々になくなるパターンが多いようです。生理周期が人それぞれ違うように、閉経のときも人それぞれ違います。
突然生理がこなくなってそのまま閉経する人も中にはいますが、これは稀なケースです。
40歳代になると生理が数カ月こないとただの生理不順なのか閉経なのか、それとも病気なのかと不安を感じますよね。不安を感じるときは婦人科を受診しましょう。検査をして閉経の確認をしていないのであれば、妊娠の可能性もあります。また、ストレスなどが原因で生理周期が不順になることもあります。
ほとんどの人がそうであるように、閉経が近くなると生理の周期が短くなったり、また、長くなったりしながらだんだんと閉経していきます。ある一定の道筋をたどって閉経になる人が多いですが、すべての人にあてはまるわけではありません。
しかし、閉経前というのは更年期障害の症状もあらわれてくるので、ホルモンバランスの乱れによる生理不順の場合もあります。また、ストレスや冷え、不規則な食生活などからホルモンバランスが乱れ生理の周期が不規則になることもあります。
閉経が近くなり更年期障害の症状があらわれ始めると体の不調を感じて不安になりますよね。しかし、これは女性ならば誰しも経験することです。いざ、閉経を迎えたときに体の変化や生理の変化に焦らないためにも閉経のときの生理の様子を知っておきましょう。
閉経までの生理は多くの人は一定のパターンをたどりますが、経血の量や色は個人差があり体調にも左右されます。
閉経前になると女性ホルモンの分泌が減るので子宮内膜があまり厚くなりません。そのため、生理のときの子宮内膜の剥がれ落ちる量も減り、経血の量も少なくなります。
ほとんどの人が量は減ってくるのですが、中にはどろっとした塊がでたり急に量が増えたりする人もいます。
閉経がちかくなると、生理のときの経血の色にも変化があらわれます。人によってまちまちですが、薄いピンク色だったり茶色だったりとそれまでの生理のときの濃く赤い経血とはすこし違います。生理が不順になってくると経血がスムーズに体外に排出されず酸化して茶色っぽくみえることがあるようです。
しかし、不正出血のときも茶色っぽい色になることもあるので注意が必要です。閉経前だからと安易に考えず、出血や量に不安を感じたら医師の診察を受けましょう。
1.生理周期が短くなる。また、生理期間も短くなり経血の量も減ってくる。(頻発月経)
2.生理周期の長短にかかわらず生理期間が8日以上続く。長い人だと2週間から1カ月以上続く人もいます。(過長月経)
3.生理周期が39日以上と長くなる。2カ月に一度しか生理がこない人もいます。(稀発月経)
4.最終の月経から1年以上月経がこない状態。(閉経)
上記のような順番で閉経にむかう人が多いです。しかし、一人ひとり体質が違うように生理の閉経までの流れも同じではありません。
自分で閉経してるかどうか知りたいのなら、基礎体温を測ることで予測できます。低温期から高温期への変化があるかどうかで排卵しているかどうか予測できます。したがって、高温期にならなければ排卵がないということです。この場合、閉経している可能性があります。しかし、これは予測であって確実ではありません。
閉経していることを確認したいのであれば、病院に行って検査を受けることでわかります。E2検査、FSH検査、膣内PH値の検査などを受けることで、閉経しているかどうかを調べることができます。また、血清AMH濃度卵巣年齢検査を受けることにより、卵巣の状態を確認したり残りの卵子の数を調べたりすることができます。
女性の体は閉経するとエストロゲンの分泌量が急激に減ります。すると、発汗がひどくなったりほてりを感じるようになります。また、食欲不振や消化不良を起こす人もいます。
エストロゲンは、自律神経にも影響を与えています。エストロゲンの分泌量が減ることで精神的にも不安定になり倦怠感を感じたり、鬱の症状がでる人もいます。肩こりがひどくなったり疲れやすくなるのも更年期の症状の特徴です。
更年期になるとイライラしたり何に対してもやる気が起きなかったりという話を聞くこともあるでしょう。妙に暑さを感じたりほてりを感じたりするのも、更年期の始まりかもしれません。閉経をむかえる少し前から閉経後数年は、更年期障害の症状がでます。
女性は誰もが更年期や閉経をむかえます。体調に大きな変化が起きるので不安に感じる人がほとんどだと思います。そんなときは、外に出掛けてみたり運動をしてみるのもよいでしょう。
また、自分の興味のあるものを生活に取り入れてみるのもよいかもしれません。アロマオイルをお風呂に入るときに使うのも、リラックスできておすすめです。
女性は成長とともに卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が変化します。
エストロゲンは、女性が生まれてから徐々に分泌量を増やし卵巣機能を成熟させ妊娠に備えます。そして、更年期に入るとその分泌量は減ります。エストロゲンは女性の皮膚や内臓、筋肉や脳にまで影響を与えているので、分泌量が減ってくると体の不調があらわれはじめます。
女性の体は、閉経前になると更年期障害とも重なりさまざまな変化が現れ始めます。生理周期が不規則になるのはもちろんですが、精神的にも不安定になったり疲れやすくなったりと気分が沈みがちになる人もいます。
しかし、これはホルモンの分泌量の変化なので避けることができません。症状がきついときには婦人科を受診することもひとつの手です。また、体を動かしたり趣味をもつことも気分転換につながります。体の不調を感じて不安になる時期ではありますが、不安なときは医師やまわりの人に相談しながら乗りきっていきましょう。