2018.08.09

生理時に茶色い出血が少量でる主な原因とは。婦人系病気のサインかも

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生理の経血が茶色くて不安になったことはありませんか?正常な経血な色は赤い色をしているもの。茶色い経血は、場合によっては婦人系病気のサインである可能性もあります。本記事で茶色い出血の主な原因を知り、不安解消や病気の早期発見に繋げましょう。

茶色い血が出る原因を知りたい

毎月訪れる生理。自分の生理が正常なのかどうか疑ったことはありませんか?「今まで赤い経血だったのに突然茶色い血が出てくるようになった」「生理の始めは茶色いがすぐに赤い経血になる」など異常を感じても人に相談するのは恥ずかしいもの。茶色い血は病気なのか正常なのか、原因を知り不安を解消していきましょう。

生理中の茶色い血の原因について

病気以外で生理中に茶色い血が出てくる原因は主に2つ。茶色い血が出てくる状態が次の2つに当てはまる場合は、病気の可能性は低いと考えてよいでしょう。

生理の終わり頃であれば経血が酸化したため

経血とは子宮内膜が剥がれ落ちたもののこと。純粋に血液だけではなく、さまざまな分泌物も一緒に混ざっているので、もともと濃い目の赤や赤黒い色をしています。転んで出血したときなどに見る鮮明な赤色とは異なった色。

そして経血は体外に出るまでに時間がかかることもあり、目にするときには酸化して茶色や黒い色に変化することも多いもの。茶色い血が生理の終わり頃に目にするのであれば、単純に体外に出るまでに酸化してしまったからだと考えられます。

生理の始め頃であれば前回の生理の経血

生理は膣内の経血を毎度綺麗さっぱり体外に出せるわけではありません。ときには膣内に少量の経血が残ったままになることもあります。生理の始め頃の経血が茶色い場合は、前回の生理で残った経血が酸化してしまったせいかもしれません。生理が始まった頃の経血が茶色くとも、2日~3日経って赤い色の経血に変わっていれば特に問題はありません。「経血が茶色い」と焦らずに、数日様子を見るとよいでしょう。

経血を常に赤い正常な色にするために必要なこと

正常な経血は嫌な匂いも少なく、サラサラとしていて赤い色をしています。経血がサラサラとしていなかったり、色が悪かったりする場合には、体調やホルモンバランスが崩れている可能性も。体の機能が弱まると子宮の働きも弱まり、経血を正常に排出できなくなります。正常な色をした経血を保つために3つのことを心がけましょう。

十分な睡眠をとる

ホルモンバランスを整えるには、良質な睡眠を取ることが重要です。ストレスでイライラしていたり、疲れが溜まっている場合や生活が不規則な場合にも、ホルモンバランスは崩れやすいもの。きちんと睡眠を取ることでストレスの緩和や疲れの改善を図りましょう。

午後10時から午前2時の間は「ゴールデンタイム」といわれ、女性ホルモンによい影響があるとされています。夜更かしをせず、ゴールデンタイムはきちんと体を休ませるようにしましょう。

血行をよくする

血行が悪くなってしまうと子宮の働きも悪くなってしまいます。デスクワークで長時間座りっぱなしではありませんか?適度に運動を行うことで血の巡りをよくしましょう。手足の冷えも悪影響なので、冷え性対策もするとよいでしょう。

サフランや紅花、よもぎなどの食べ物は血の巡りをよくする効果があります。こういった血の巡りをよくする食べ物を摂取して血行をよくすることも可能。仕事が忙しくてどうしても運動をする時間が取れない人は、まずは食べ物に気を使うと改善できるかもしれません。

ストレスを溜めない

ストレスが溜まると体には悪影響が出てしまいます。リラックスできなくなり睡眠不足になる、食欲がなくなるなどさまざまな影響がありますが、女性ホルモンのバランスにも悪影響が。精神状態を安定させることはホルモンバランスを安定させることに繋がります。読書やアロマなどでリラックスできる時間を作ったり、映画やスポーツなど趣味の時間を持つことで習慣的にストレス発散していきましょう。

生理期間以外で茶色い少量の出血が続く場合

生理中以外にも、茶色い血が出てくる場合があります。生理期間以外で少量続く茶色い出血で、考えられる可能性は次の3つ。婦人科医の判断を仰いだほうがよい場合もあるので、少しでも疑わしいときには病院へいくようにしましょう。

子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人系の病気の可能性がある

病気のサインとして生理期間以外で出血している場合があります。子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人系の病気は痛みがないことが多く、病気の発見が遅れがち。生理期間以外に茶色い出血がある場合には病院で検査してもらうことをおすすめします。

病気でなければ不安から開放されますし、病気だった場合には早期発見に繋がります。婦人系の病気は痛みによる自己判断が難しいので、少しでも疑わしいと思ったら病院で検査をしてもらいましょう。

膣内 が傷ついている可能性がある

何らかの原因で膣内が傷ついてしまった場合にも茶色い出血が少量続くことがあります。経血ほどの出血量ではなく、体外に排出されるまでに膣内で酸化されて茶色くなるのが原因。この場合は、数日して傷が治れば茶色い血も出てこなくなります。

生理が始まったときの経血が茶色い場合にも、膣内の傷が原因の可能性が。出血した血が排出されずに膣内に留まり、生理の経血とともに排出された結果です。この場合にも1日~2日で色が正常に戻るはずです。

着床出血で妊娠している可能性がある

茶色い血の原因に、着床出血も考えられます。受精した卵は絨毛によって子宮に着床します。この受精卵が子宮に着床するときに、子宮内の壁を傷つけてしまうと起こるのが着床出血。誰にでも起こるものではなく、妊娠初期の症状として現れる確率は50人に1人程度。しかし可能性はゼロではないので、疑わしい場合には1週間~2週間待ってみて妊娠検査薬を使ってみるとよいかもしれません。

茶色い出血が着床出血によるものか見分ける方法

出血が茶色いと不安に感じてしまいますが、着床出血ならば嬉しいもの。茶色い出血が着床出血かどうかを見分けるには、3つの方法が考えられます。

血の色から判断

着床出血の血の色は、人によって違いがあります。茶色く粘り気のあるおりもの状で病気を疑いたくなる色の場合もありますし、ピンク色がうっすらとついたおりものだったり、鮮やかな赤い色の血が出ている場合もあります。着床出血の量は少ないことが多いので、血の色だけで判断するのは難しいでしょう。

?出血する時期と期間で判断

血の色と同様に、出血する期間や時期にも個人差があります。しかし、生理開始予定日の1週間前から数日前に出血する人が多い傾向。出血する期間は1日~3日の人が多いようです。中には1週間ほど出血が続く人や、1度の出血で止まったり何度も出血を繰り返したりする人などの事例も。「この時期・この期間に出血があると着床出血が疑わしい」とはっきり決めることは難しいでしょう。

基礎体温で判断

着床出血かそうでないかを見極めるのに1番適しているのは基礎体温です。一定の期間で生理がきている人ならば、基礎体温も生理周期に合わせて規則的に変動するもの。

排卵期に入ると体温が上がり、月経がくると体温が下がるのが通常。なので、出血した日に基礎体温が下がっていれば生理の出血。出血後も基礎体温が高めであれば着床出血である可能性が高いです。普段から基礎体温を計る習慣をつけておくと、冷静に何による出血なのか判断できるでしょう。

日頃から基礎体温をつける

基礎体温を日々計ることで、女性ホルモンの分泌は正常か、排卵は正常にされているかを確認できます。この2点が正常に行われていない場合、生理不順や不妊などの問題につながることも。基礎体温をつけることで異常に早く気づけるかもしれません。

また、基礎体温のデータは産婦人科医が診察の参考にすることも。日頃から基礎体温のデータを取っていれば、婦人科で診察を受けて「1カ月基礎体温をつけてまた来院してください」と言われることはなくなります。自分の体調管理や病気の早期発見のためにも基礎体温をつけることは重要です。

茶色い出血の原因が自己判断できないときは病院へ行く

婦人科系の病気は自覚しづらく、発覚が遅れがち。茶色い出血が病気のサインだった場合は、病気の早期発見に繋がり治療が容易になります。病気が原因の出血かどうか自己判断できないときや、少しでも不安に感じるときには婦人科へ行くようにしましょう。はっきり診断してもらえば不安は解消されますし、生理が重いなどの悩み解消にも繋がるかもしれません。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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