妊活を目指すうえで大切なのは、妊娠の大敵である「冷え」を改善することです。
とくに女性の場合、基礎体温を上げて子宮を温め、着床しやすい状態にしてあげることが大切です。
そのもっとも手軽な方法がストレッチで、運動が苦手な人でも、家事の合間やテレビを観ながら簡単にできます。
日常生活にストレッチを取り入れることで、簡単に代謝を上げ、体温を高めることができますし、筋肉をほぐすことでストレス解消にも効果が期待できます。
冷えを改善する簡単ストレッチで、妊娠しやすいカラダづくりに取り組んでみましょう。
子宮の血流量が多いほど、着床環境がよくなるとされています。
受精卵が着床するのは、温かい、フワフワのじゅうたんのような子宮の内側です。
子宮が冷えた状態では、うまく着床できなかったり、着床しても育たなかったりなど、着床しにくい環境となります。
したがって、冷えを改善するためには、子宮内膜の血流を良くすることが大切になります。
不妊症で悩む方の数は年々増加していますが、その理由は、女性の社会進出が進み、晩婚化が進んでいることなどが指摘されています。
高齢になればなるほど妊娠や出産はしにくくなるとされていますが、女性の社会進出による運動不足も、冷えの原因とされています。
不妊症を改善するためには、まず冷えの症状を改善することから始めましょう。
自宅で簡単にできるのが、ふくらはぎのマッサージです。
ただし、使っていない筋肉をいきなり刺激すると、内出血などを引き起こす可能性もあります。
これを防ぐためには、最初にストレッチを行い、筋肉を伸ばしておくことが必要です。
ふくらはぎをマッサージすることで、血流が促されます。
下半身には血液の70%が集まっており、血流を上げることによって、不要なものは体外に排出されます。
続けることで体温がアップし、体調も整っていきます。
①足を前後に開き、カラダを揺らしてふくらはぎを伸ばす。
②これを10回繰り返す。
③反対側も同様に行う。
①足を投げ出す姿勢をとり、片方の足のひざを曲げ、両手の親指の先を重ね、体重をかけながら、ふくらはぎの内側の筋肉の骨の際沿い、内くるぶしからひざに向かって、ゆっくりとおしていく。
②ひざ下まで到達したら内くるぶしに戻り、これを3回繰り返す。
③反対側も同様に行う。
妊活は、ただ排卵日に合わせて性行為を持てば良いという、単純なものではありません。
妊娠しやすくする為には規則正しい生活習慣や食生活を心がけ、さらに十分な睡眠をとり、適度な運動をしていく必要があります。
適度な運動といっても、苦手な人もいるでしょう。
また、これまで運動とはまったく無縁だった方が、いきなり運動をすると、ケガをする危険性もあります。
そこでおすすめしたいのが、お風呂上りや寝る前に、手軽にできるストレッチです。
ストレッチにもいろいろありますが、不妊症改善のためには子宮まわりの筋肉や子宮の位置を矯正するような運動を取り入れることが効果的です。
妊活では、無理をしない範囲で筋肉を鍛え、骨盤内の血流を改善し、自律神経を整えるストレッチを日常生活のなかに上手に取り入れましょう。