長時間座ったままの姿勢では、骨盤周りの血流が滞ってしまいます。
骨盤周りの血流が悪くなることによって、妊娠しにくくなるといわれていますので、普段、オフィスワークなどで座りっぱなしの方は、日常生活にストレッチを取り入れることをおすすめします。
子宮や卵巣のある骨盤周辺の血流を改善することで、妊娠しやすいカラダづくりにチャレンジしましょう。
妊娠しやすいカラダをつくるためには、妊娠の大敵とされる冷えを改善することです。
そのためには、骨盤内の血流をよくすることが大切です。
受精卵が着床する子宮には、血管が複雑に張り巡らされていて、血行不良になるとすぐに影響を受けて冷えてしまいます。
子宮が冷えると、子宮内膜にトラブルが起こりやすくなるほか、受精卵も着床しにくくなります。
ストレッチや軽い運動をすることで、子宮や卵巣へ流れる血流が促され、冷えも改善されるようになります。
また、カラダの中心をストレッチすることにより、首、背中、骨盤の歪みを調整することができます。
妊活を長く続けていると、知らず知らずのうちにストレスがたまるものです。
ストレスは、ホルモンバランスを崩してしまうこともありますが、これも妊娠しにくくする要因のひとつです。
ストレッチや軽い運動は、ストレス解消にも有効で、ホルモンバランスの改善にも効果があるとされています。
難しく考えることはありません。
自宅で、空いた時間に、気軽に取り組むことができるのがストレッチですので、ぜひ、日常生活のなかに上手に取り入れてみてください。
あぐらの姿勢になり片手で頭を持ちながら片側に倒し、10秒キープ。
反対側に倒し10秒キープ。
これを3回行う。
あぐらの姿勢で目を閉じ、首を10秒かけてゆっくり回す
首の裏側を伸ばすイメージで行う。
反対側も同様に行い、これを3セット行う。
両手の親指で顎を押しながら首の裏側を縮め、その体勢で10秒キープ。
次に両手を頭部に乗せ、前方に倒して顎をひき、10秒キープ。
これを3回行う。
仰向けで横になり、手足を伸ばし10秒行う(3回)。
四つん這いの姿勢をとる。
頭に床を付けるイメージで、そのままお尻を床におろし10秒キープ。
そのまま背中を反らしながら目線は天井に。同様に10秒キープ。
これを3回行う。
仰向けになり骨盤を左右に揺らし、歪みを整える。
30秒、3回行う。
仰向けになり、骨盤を左右にスライドさせ、足を交互に動かす。
足踏みをするイメージで30秒、これを3回行う。
両手を伸ばして仰向けになり、右足を90度左側に倒す。
左手で膝を持ち、ウェストをひねり、10秒キープ。
反対側も同様に行い、3回行う。
妊娠しやすいカラダをつくるには、冷えを改善し、骨盤のゆがみを調整しながら、血流を良くすることです。
その効果的な方法が、日常生活にストレッチを取り入れることです。
ストレッチを行うことで、カラダが柔軟になり、血流が促されます。
また、骨盤がゆがんだり、位置が下がっていたりする場合は、それを調整することで子宮や卵巣への圧迫を軽減することもできます。
ただし、激しい運動は逆効果になるので要注意です。
掃除中でも、買い物の途中でも、ちょっと意識することで簡単なストレッチにつながります。
軽めでカラダに負担にならないものを適度に行うことで、妊娠しやすいカラダを手に入れましょう。