2017.11.11

妊活中に襲いかかるED。克服方法と原因を知り乗り越えていこう!

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赤ちゃんが欲しくて妊活をしている際にパートナーがEDになってしまった。

克服方法はまず優しく受け止めてあげることと、責めてはいけないことです。

EDになってしまった原因を知ることで早期に治ることがあります。

夫婦で一緒に克服していきましょう。

妊活中の夫がEDになってしまう原因

緊張やプレッシャー

妊娠に向けて積極的なカップルが増えている中、緊張やプレッシャーからタイミングEDになってしまう男性がいます。カレンダーに丸を付けていたり、この日でないと妊娠のタイミングがないなど子作りのためにセックスをするという意味に変わってくると、快楽の要素がほとんどなくなり「生殖のため」という理由でのセックスに抵抗感が出るためEDになってしまうのです。

また、心因性EDというものがあり、これは過去にセックスが上手くできなかったこと、女性からひどいことを言われたことなどのトラウマからセックスに対して臆病になりEDになるケースがあります。また、幼児期の体験や性的トラウマなど過去の出来事が原因でEDを起こす場合もあります。この場合は本人には原因の見当がつかず解明までに長時間要し、治療が難しいケースも考えられます。

仕事のストレスや疲れ

夜遅くまで仕事をしていたり、普段はしない重労働や家事をすることで、体力がある男性でも疲れがたまってしまうもの。こうしたストレスに健康障害の一つにEDがあげられます。疲れている状態は精神的にも肉体的にも強いストレスがかかっています。強い疲労感は交感神経を優位にさせます。交感神経は、血管を収縮させたり、心拍数を上げたり、呼吸を浅くしたり、血糖値を上げたりする働きがあり、身体を覚醒・興奮させてしまうのです。

勃起は身体が興奮している際に起こるのではなく、身体をリラックスしている状態の副交感神経が優位になっている状態のときに起こる現象です。疲労がたまり、身体を休ませる副交感神経が優位になりにくく、交感神経が絶えず優位になってしまっている状態になってしまいますので勃起に問題が出てくるのです。

身体的な問題が発生している

神経障害による器質性EDがあります。勃起は性的な刺激を受けると中枢神経とその性的興奮を伝える末梢神経によってコントロールされており、身体的な神経障害があると症状が出る場合が多くなります。例えば、糖尿病性神経症、てんかん、脳卒中などによる神経障害です。不慮の事故などで中枢からの神経経路である脊髄損傷、骨盤損傷などによって神経が傷ついて断裂した場合にもEDにつながります。

また、内分泌系の低下によるものもあります。男性ホルモンの一つであるテストステロンの低下です。加齢やストレス、禁煙、飲酒などが原因として考えられます。テストステロンの低下は勃起力を弱めるためEDにつながります。

妊活中に夫がEDになった時の対処法

責めずに優しく受け入れる

男性がEDになったときは、なかなか割り切ることができないようです。プライドがへし折れた悲しさや、恥ずかしさ、機能が衰えたことを認めたくない気持ち、一時的なものだと思い込みたい気持ち、男性として機能しないことへの無化価値感などが邪魔をして素直になれない、なりたくない状態になってしまいます。

パートナーの気持ちを優しく受け入れ、「EDなんて気にしていないよ、私はあなたを愛しているし、大切であることは変わりないよ。」など声をかけてあげることで、パートナーの気持ちを受け止めるようにしましょう。決して責めてはいけません。パートナーが「治療しよう」という気持ちになることをじっくり待ってあげることが大切です。

同じ悩みを持つ夫婦のブログを参考にする

同じ悩みを持つ仲間の意見を聞いたり、交流することは悩みから抜け出すきっかけになります。また、さらなる一歩を踏み出す勇気を与えてくれるでしょう。支えという役割を超えて、新たな視野を広げてくれるくれることも多いものです。

精神的なものを支える、悩みから解放されるためには、同じ悩みをもつ夫婦のブログを参考にする方法をおすすめします。

共感力とは、客観的なものの見方や考え方ができるようになります。相手の立場になって物事を考えることができる力が湧きます。つまり、主観的な悩みや壁にぶつかった時にも、同じ悩みを抱えている仲間と出会い悩みを共感することで、その仲間たちから思いもよらなかった考え方や視野を広げるような意見を得ることができます。

一旦妊活を休む

妊活を一旦やすむことで自然妊娠できるケースも少なくありません。妊活に対する極度のプレッシャーから解放され心身ともに調子がよくなるということがあります。

ストレスは、身体に悪い影響しか与えません。妊活を休み、妊活に対する執着を手放すことによって、今まで見えなかった心があらわれてくることも多くあります。妊活を休むということは心を休めることにつながります。夫婦で仲良く過ごす時間を大切に、他に楽しむことを増やしたり、一緒に運動してみたり、映画を見たりするなど気分を変えることで、今までのプレッシャーから解放されるでしょう。

スキンシップを多くとる

相手をマッサージしてあげたり、ハグしたりなどのスキンシップを多くとることで性欲を感じるきっかけになることがあります。

仕事が忙しかったり、なれ合いの関係でセックスに対する興奮度が下がっていることもあるでしょう。物理的に夫婦間の身体の関わりを増やすことで性的な刺激に変わり、欲求を感じる助けになることから勃起する可能性があります。

交感神経が優位になっていて普段なかなかリラックスできない、疲れがたまっているなどの状態をケアしながら心身ともにリラックスできるスキンシップはおすすめです。

お互いに好きなものを買う

疲れやストレスが溜まっているときに買い物をすることはストレス解消になります。これが欲しい、あれが欲しいなどのワクワク感の欲求が満たされた時に脳内でドーパミンが分泌されます。ドーパミンは快楽や幸福感をもたらし、意欲向上にも関係する神経伝達物です。買い物をすることで多幸感と、安堵の快楽が、「スッキリ」して、ストレス解消につながるのです。

お互いに欲しいものを一緒に見て、買い物をすることは精神的にも余裕が生まれ、会話や食事などを通して絆を深めるきっかけになるでしょう。妊活を意識するあまりにお互いの時間を楽しく共有することを忘れていることも少なくありません。買い物などで心身ともにリフレッシュすることをおすすめします。

亜鉛のサプリを活用する

亜鉛は女性にとっても男性にとっても大切な栄養素です。亜鉛は体内にある酵素の働きを活性化させる働きがあるため、身体をよりパワフルに動かすことにつながります。身体のすべては酵素により行われています。酵素は食物を消化分解するほか、呼吸、運動、思考、自然治癒力までも左右する重要な働きをしています。

亜鉛は、細胞分裂や新陳代謝を促進する効果があるため、亜鉛が不足すると身体全体の活力の低下につながります。亜鉛不足はDHAの生成が正しく行われなくなる可能性があり、細胞分裂が正しく行われず、発育障害が精子の奇形率が高くなるといった症状が出てしまうため、とても大切な栄養素です。

医師にED治療薬を処方してもらう

EDは治る病気であり、早期に治療をすれば比較的軽度なうちに症状を改善することができます。EDは泌尿器科を受診します。

専門のクリニックに行かなくても治療薬を処方してもらうことができます。スムーズな受付ができ、自宅からあまり近いところは避けるようにする、また病院に行かなくても医師に相談ができるなどさまざまな条件を考慮して精神的な負担のないように治療できる病院を探すことが大切です。

妻のサポートで夫のEDを克服させよう

パートナーのEDは夫一人で克服するものではなく、夫婦で支え合ってこそ克服できるものです。EDになってしまったパートナーの心をしっかり受け止めてあげることが大切です。

その悩みにお互い向き合って取り組んで行くことで今まで見えなかった内面の絆まで作ることができます。

生活習慣や食事面のサポートはもちろんのこと、EDの原因に向き合って、責めるのではなく、温かく優しい心で受け止めてあげることが克服の近道です。

妊活に力を入れすぎるあまりEDになってしまうこともありますのでゆったりした心で妊活に取り組むようにしましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。