マカは、妊活に効果のある成分が多いことが特徴として挙げられます。
ホルモンバランスを整える働き、生理の周期、妊活に大切な場所へのサポートなど、マカを妊活に取り入れることでさまざまな効果が得られます。
マカの豊富な成分と、妊活へのよい作用を知っておきましょう。
生理の周期を整えることは、妊活に大切なことです。安定した周期であれば、排卵日が予測できるからです。日本の女性は、生理不順だった経験を持つ人が約80%だといわれています。数日遅れるくらいの周期なら、問題はありませんが、年に数回、次はいつ来るかわからないような周期の場合、排卵日の予測がむずかしくなります。
マカは、黄体形成ホルモンを高めて、ホルモンバランスを改善することがわかっています。黄体ホルモンは、女性特有の機能(生理、妊活など)に深く関係するホルモンです。マカを摂取したラットは、マカを摂取していないラットと比較すると、黄体形成ホルモンが4.5倍に上昇したり、卵胞刺激ホルモンは19倍上昇したという実験結果があります。
生理の周期は、ホルモンバランスの影響を大きく受けます。ホルモンバランスが乱れる原因として、代表的なものが「ストレス」で、それは脳に深く関わっています。ストレスによって自律神経が不安定になると、脳からの指令の伝達にも影響して、周期が乱れやすくなるといわれています。マカの、ホルモンバランスを整える働きは、生理の周期にも生理痛にも、よい効果があります。
中村学園大学の大学院栄養研究科で内山文昭教授のグループによる、2年にわたって行われた「マカ」の実験。マカは、株式会社ヤマノの「マカ」を使用しています。その実験結果は、2014年、厳しい審査のあるイギリスの国際学術誌「「Journal of Ethnopharmacology」に掲載されました。文献は、「マカ(Lepidium meyenii)は雌ラットにおいて黄体形成ホルモンサージを亢進する」という研究です。
「黄体形成ホルモン」と「卵胞刺激ホルモン」は排卵、着床、卵巣にとても重要な役割があります。黄体形成ホルモン(プロゲステロン)は、排卵の指令を出したり、黄体の形成を促進します。卵胞刺激ホルモン」は、卵巣の成熟していない細胞を刺激して、成熟を促進する働きがあります。成熟細胞になると、卵胞ホルモン(エストロゲン)が増加します。それによって、子宮内膜が成長して厚くなり、着床のために準備をします。
マカは、アミノ酸やミネラルも多く含みます。このアミノ酸類は、排卵に深い関係のある下垂体に作用して、ホルモンの分泌の補助的役割をします。
マカは自律神経の乱れも回復するので、「冷え性」にも効果があります。温かい体に赤ちゃんが宿るという言葉がありますが、体を温かくすることは、妊活にとてもよい状態です。マカの成分には、ビタミンEもあります。ビタミンEは、新陳代謝を促進して、血行がよい効果があるので、冷え性から温かい体に改善していきます。
マカに豊富に含まれる成分、「必須アミノ酸」は、肝臓によい働きがあります。バリン、ロイシン、メチオニン、イソロイシンなどです。この必須アミノ酸は、肝臓の働きを向上させる細胞の生成をサポートします。体の老廃物、アンモニアの毒素などの排出を促進して、アンモニアによる疲れ、倦怠感を解消する効果があります。マカのビタミンB群とカルシウムも、自律神経を整えてストレスを改善していくので、疲れを回復していきます。
マカのサプリメントはとくに、根のところで作られているため、食物繊維が多く含まれています。水溶性の食物繊維、不溶性の食物繊維がありますが、どちらも便秘の解消に役立ちます。
水溶性の食物繊維は、糖分、脂肪分の体への吸収を抑制するので、コレステロールも上がりにくく、便秘だけでなくダイエットにも効果があります。善玉菌のエサになるので、善玉菌も増えて、腸内環境が整います。
不溶性の食物繊維は、溶けないので大腸まで運ばれて腸を刺激します。そして、腸のぜん動運動を促進するので、便秘が解消しやすくなります。不溶性食物繊維は、取り過ぎると水分が吸収されて便が硬くなるので、水分と一緒に摂取することが大切です。
生のマカは、摂取しないでください。マカパウダーは、生の商品もあります。これは、料理をする時に火を通して使うものです。生で食べると、消化しにくかったり、吸収も効果が少なくなることがあります。マカは、サプリメントか、火を通したものを摂取してください。
マカに限らず、どのサプリメントでも、効果が強いものほど過剰に摂取することは厳禁です。効果が強い成分は、量が適切でない場合、反対に体によくない作用が出ることがあります。マカをサブリメントで摂取する時は、メーカーのパッケージに記載されている用法と容量を守って、正しく摂取しましょう。マカの1日の適量は、一般的に約1500mg~3000mgといわれています。
マカは食品であって、医薬品ではないので、飲む時間、飲み合わせなどの表示はありません。粉末タイプのマカは、料理に入れて食べることもできます。マカの原産地のペルーでは、日常的に食事でマカを摂っているので、食事中から食後30分くらいが吸収のよい時間帯です。
マカには、豊富なビタミンが含まれていますが、ビタミンA、ビタミンDは脂溶性ビタミンで、空腹時に摂取すると、吸収率が低下するそうです。そのため、食事中から食後に飲むのがいいといわれています。水溶性ビタミンのビタミンBとビタミンEは、1日2、3回くらいで食後30分に飲むのが効果的といわれています。ビタミンCは寝る前に飲むと効果が大きいといわれていますが、マカを飲むと体が温かくなりすぎて眠りにくいという人もいるので、食後すぐ飲む方が、ゆっくり眠るのにはいいタイミングです。
マカだけでなく、サプリメント全般ですが、飲むときは、水で飲むことが一番いいといわれています。お茶やスポーツドリンク、ジュースは避けましょう。お茶のタンニンや、コーヒー、紅茶のカフェイン、スポーツドリンクの成分で、吸収率が下がることがあるからです。アルコールも、血行がよくなりすぎたり、肝臓へ負担がかかることがあるので、一緒に摂らないようにしましょう。
サプリメントは健康補助食品なので、医薬品のような即効性はありません。適度な分量で、継続して摂取することがとても大切です。摂取してすぐに効果がなくても、継続してみようと思ったら、2~3カ月続けると効果が出てきます。もっと早くに効果が出始める人もいます。
マカは食品ですが、効果が強く、漢方と同じように副作用に注意する必要があります。過剰摂取した場合と、個人の体質や体調で、副作用の出る場合があることを、知ってから摂取してください。
マカはホルモンバランスを整える働きをしますが、過剰に摂取すると、それもホルモンバランスの乱れる原因になります。冷え性を改善したくてたくさん飲んだことで、マカの作用が効きすぎると男性ホルモンの方に作用してしまうことで冷え性が加速する場合もあります。摂取量には、十分に注意しましょう。少し飲んでみて、体調に異変を感じたら体質的に合わないこともあるので、使用をやめてみるか、医師に相談してみましょう。
マカのホルモンバランスを整える働きには妊活によい作用がありますが、よい状態を維持するために、黄体ホルモンの分泌を抑える働きがあります。適度な摂取ならほどよく作用しているのですが、過剰摂取すると、黄体ホルモンの分泌が減少することになります。
黄体ホルモンは、水分を調節する役割があるので、黄体ホルモンが増えると水分量が減少するため、便秘になりやすくなります。黄体ホルモンが減ると、水分量は増加するため、便の水分が増えて下痢になりやすくなります。適量であれば、便秘が解消することもあるので、適度な量を摂取してください。
マカに含まれているアルギニンは、適切な量で摂取している時は、頭痛を解消する働きがあります。それが、過剰摂取をしたことによって、頭痛として副作用が出ることがあります。過剰摂取は、アルギニンが1日10gを超えた場合に起こるといわれています。マカの1日の適度な目安が、1500mg~3000mgなので、これはかなり大量に摂取した場合です。マカのサプリメント一粒に入っているアルギニンは、300mgくらいのものが多いそうです。
普段から血液の循環がよい人が摂取すると、過剰摂取でなくても頭痛が起きる可能性があります。適切な分量を守って摂取しましょう。頭痛時に摂取するのも、頭痛を悪化させる原因になるので、風邪や疲れで頭痛がしている時は、避けるようにしましょう。
アルギニンを多く含む食品は、鶏肉、ナッツ類、レーズン、ゴマ、エビ、牛乳などです。サプリメントで頭痛が起きるという人は、食品から摂ると頭痛もなく、予防にもなります。
マカは、適切な量で摂取していれば、ホルモンバランスを整えてリラックスさせる働きがあるので、不眠にはよい効果があります。過剰摂取した場合は、ホルモンの過剰反応で体が温かくなりすぎて、目が冴えて眠りにつきにくいという副作用が出ることがあります。
マカを摂取してよく眠れたという方が多い中、不眠になったという方がいますが、そういう方は、たいてい寝る前にマカを飲んでいることが多いそうです。飲んだあとに寝つきがよくなかった場合は、食事のすぐあとか、夕方くらいまでに飲むようにしましょう。
厚生労働省が推奨する「モノグルタミン酸型葉酸」配合のサプリメントです。
「モノグルタミン酸型葉酸」とは、食事で摂取できる葉酸に比べ、体内吸収率が高いとされる合成葉酸のこと。
こちらのサプリは葉酸 400μgのほか、妊活に良いとされている成分「ザクロ」「マカ」「たんぽぽ」「ローヤルゼリー」を配合されており、妊活に必要な成分が一度に摂れるオールインワンサプリです。
さらに、バンビーノを購入すると、妊活食に精通した管理栄養士によるメールサポートが付いているので、妊活に関する栄養や食事に関しての不安を直接相談することができます。
アフターフォローも万全の妊活葉酸サプリです。
マカ、葉酸、たんぽぽなど、妊活によい栄養素が13種類入っています。マカは、話題の成分「ベンジルグルコシノレート」、周期のリズムを整えて、栄養をサポートする効果があります。他の成分はカルシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、亜鉛などです。
葉酸は、妊活のために厚生労働省も摂取を推奨しています。食べ物からの摂取がむずかしい葉酸は、1日の必要量400μg入っています。根菜のタンポポは、体を温めます。ビタミンB、ビタミンC、鉄など、古くから漢方として使われている成分です。その他、ローヤルゼリー、ショウガ、冬虫夏草、コエンザイムQ10など配合。厚生労働省のGMPガイドラインに沿った認定工場で生産しています。
無添加で100%純粋なマカです。超微粒子化する技術によって、吸収率がアップ。女性の体にやさしく吸収されていきます。ヤマノのマカは、JAS有機認定取得のオーガニックで無農薬。商品パッケージには、JASマークがついています。
「ヤマノのマカ 純粋」は、ボトル使用旅行など携帯に便利なボトルタイプで約一カ月分です。粒、パウダーとカプセル155粒の2種類があり、カプセルの方はJASマークがついていませんが、内容は同じです。
妊活中は、妊活に適した体の状態に整えていくために、体を温かくしたりホルモンバランスを整えて、妊活に大切な部分も働きがよくなるようにしていくことが大切です。マカの豊富に含まれている効果的な成分をよく知って、妊活に取り入れていきましょう。
マカの効果が発揮されるように、適度な量を摂取しましょう。あまり分量が少なくても効果が出ないですが、摂りすぎも害になることがあります。マカの成分で、自分の体にやさしく、妊活の期間を快適に過ごしてください。