2017.11.20

妊活にはローションを使ってみよう。行為時の痛みによるストレスを解消

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性交渉の際に性交痛を感じてしまう事があります。

妊活にはとても大きな壁となり、性交痛により子どもを望んでいるにもかかわらず思うように進まない、妊活が不安であるといったデメリットになります。

ローションを使う事で性交痛を避ける事が出来ます

性交痛は妊活の大きな壁

性交痛は加齢だけでなく若年層にも起こる

「性交痛」によって思うように性交渉が行えず、子どもが欲しくても行為に至れないとなっては妊活にとっては大きな壁となります。
「性交痛」とは性交渉の際に激しい痛みを伴うことをいいます。

加齢によりホルモンバランスが崩れたり女性ホルモンであるエストロゲンの減少により、性交痛が生じる場合がほとんどと思われがちですが、性交痛は若い女性にも起こり得ることです。
性交渉で性交痛を感じたことがあると答えた女性は少なくなく、個人差はありますが、痛みを感じている女性は9割にものぼります。

「性交痛」は年齢に関係なく誰にでも起こることです。
精神的なダメージなど原因はさまざまですが、女性ならではの悩みの一つといえるでしょう。

性交痛の原因

性交痛の主な原因は「膣潤滑の不足」であるとされています。
女性の体はとてもデリケート。

精神的にダメージを感じているとき、疲れているときなど様々な原因で女性が性行為中に濡れなくなってしまう事があります。
子どもを望んでいるのに痛い、相手が嫌いではないのに濡れないと悩んでいたり、罪悪感を感じている方もいる事でしょう。

性交痛と一言で表したとしても、痛みにもいくつかパターンが存在します。
性行為中に膣の入り口付近が痛む場合には、十分に濡れていない状態であることが主な原因です。

この場合は、痛みを我慢して無理に性行為を行うと傷をつけてしまい更に痛むこともあります。

また、挿入時に膣の奥が痛む、激痛が走るといった場合には病的な事が原因であると疑われます。
子宮内膜症が原因であるとすれば、性交時に子宮の裏側にある「ダグラス窩」に子宮内膜症がよくおこる場所です。
ここに内膜症病変があった場合に、刺激によって痛みを感じます。

ほか、子宮筋腫が子宮の裏側などに出来ていると性交渉の際に痛みを感じる事があります。
子宮の周辺などに炎症が起きていて、性交渉によって痛むのです。

この場合には必ず産婦人科を受診しましょう。
性交渉の際、濡れずに痛む原因の中には更年期によって女性ホルモンの減少も考えられます。

女性の場合44歳~55歳の時期に更年期を迎える方が多く、エストロゲンの減少により膣が乾燥してしまう事によりおこります。

妊活の手助けとなる妊活用ローション

妊活での痛みに対する不安軽減

女性が性行為の際に罪悪感を感じて我慢し続けてしまう方もいるでしょう。

性交痛を我慢し続けてしまうと無意識に膣の筋肉が収縮することがあります。
膣の筋肉が収縮してしまう事によりさらに痛みが増してしまう場合も。

性交痛を我慢することにより悪循環を起こしてしまうのです。
痛みを我慢しないために出来ることは、ローションや潤滑ジェルを使用することです。

子どもを望んでいるにもかかわらず痛みを伴っているのであれば妊活に対する不安軽減になります。
性交痛への不安が和らぎリラックスすることが可能です。

ローションは愛液の代用品と捉える男性も多いようです。
そのためローションに頼っては愛情が足りないのだと感じる方もいるようですが、そのように目くじらを立てる必要はありません。

多かれ少なかれ、濡れにくい時は誰しもあります。
精神的なものやピルなどを飲んでいて副作用がある場合には濡れにくくなることも。

濡れない状況の中でローションを使用することは何ら不自然な事ではありません。
痛みに対する不安を軽減しリラックスできますから、性交痛を感じて辛い場合には悩まず使用しましょう。

精子の活動を補助する

性交渉の際に使用するローションには妊活に向いているものとそうでないものがあります。

ラブローションの場合、必ずしも安全とはいい切れない商品があったり、妊活には適していないものもあるのです。
妊活用ではないローションを使用した場合、精子の働きを妨げてしまったり、精子が死んでしまう成分が含まれることも。

妊活用のローションの場合には、膣の中も外側もきちんと潤い、膣内を清潔に保つ作用があります。
妊活の為にローションを使用するのであれば妊活専用のローションを選びましょう。

妊活用のローションには、精子を元気な状態のまま子宮に届けるサポートをしてくれるものがあります。

精子が確実に子宮に届くためには、女性側の粘液が十分に潤っていることが重要ですが、女性の体はとてもデリケートで、ストレスや体調の変化により粘液の状態が変わってしまいます。
妊活用ローションには、変化してしまう女性の粘液の状態を正常に保つ働きもあるのです。

また、弱アルカリ性の妊活用ローションを使用すれば、精子の活発さが保たれます。
精子が女性の中に入った後、活発な状態のまま精子を子宮まで届けてくれます。

妊活用ローションとラブローションの違い

ラブローションはマッサージ用

妊活に対して大きな壁となっている「性交痛」これを避けるために使用するローションですが、妊活用ローションとラブローションでは違いがあります。

本来、ラブローションとはもともとは体のマッサージの為に使用するものです。
使用用途が似ているために勘違いされることが多いのです。

ラブローションの場合は性行為を楽しむものやいつもと違った刺激的なものにする使用用途として考えられています。
お風呂に入れて使用したり、性行為の最中に痛みを感じる場合にラブローションを使用するといった用途です。

しかしこの場合は、妊活として考えられていないので女性の体のサポートや精子の働きを促進などの成分は含まれていないのです。

妊活ローションは挿入を前提に作られている

妊活用ローションは挿入することが前提に作られています。
行為を楽しむ、刺激的なものにしたいというよりも、妊活用のローションの場合は妊娠をサポートするものです。

ラブローションのほとんどは滑りをよくするだけですが、妊活用では精子の働きをサポートし妊娠しやすい環境を整えてくれます。
ラブローションでは粘度が高いものが多く、精子が子宮に届くのを妨げてしまったり、本来の塗れる動きをサポートしてくれません。
そのため妊活用としては不適切なものもあります。

妊活用ローションを使用することで、膣の中からしっかりと潤い膣内の環境を整えられます。
精子の動きをサポートしてくれることで、妊娠の確立を上げる事も期待できるでしょう。

濡れない事や性行痛に対してほとんどの場合はラブローションを思い浮かべますが、妊活のためを思って使用するのであれば、妊活用ローションを使用するのが最適でしょう。

妊活ローションでも精液を妨げるローションがある

妊活用のローションのメリット、は膣内に使用しても安全であることです。
膣内環境を健康に保つことで、免疫力を保ち最近の新入や感染を防ぐ事も出来ます。

しかし、使用するローションの成分によっては精液を妨げてしまう事があるのです。

精子が元気に動ける環境は弱アルカリ性ですが、膣内の環境を整えるために酸性のローションを使用してしまうと、精子の動きや働きを妨げてしまい妊活の障害になる恐れもあります。

滑りを目的として作られている場合、粘度が高く精子の動きを妨げてしまったり、雑菌や感染を抑えることを目的に弱酸性で作られていると精子の働きを弱めてしまったり寿命を縮めてしまうのです。

ローションを使用することで妊娠率は実際上がるのか

精子が活発なまま長生きする環境は弱アルカリ性です。
膣内は弱酸性ですので、精子の膣内での寿命は約2日程度といわれています。

しかし、妊活用ローションによって弱アルカリに保たれるため膣内での寿命は7日以上に伸びる可能性もあります。
膣内環境を弱アルカリ性にすることで、精子の寿命が長く保たれ、妊娠率をアップさせることが期待できるでしょう。

また、妊活ローションにより最適な粘度と浸透圧を保つため、精子の働きを邪魔せず手助けをしてくれます。
これにより子宮口から卵管まで到達をサポートしてくれて子宮に届く精子の数を増やすことも期待できます。

妊活に最適な環境を整えると妊娠の確立を上げることが期待できます。

妊活ローションは市販で購入できる

潤滑ゼリーで探してみる

潤滑ゼリーは肌に対して使用するローションとは違い、女性の性交痛を減らすために作られたものです。
挿入を前提として考えられてるため、ローションとの大きな違いは膣内に使用するという点です。
女性の膣内に注入して滑りをよくして性交痛を軽減させることができるのです。

また潤滑ゼリーの成分には弱アルカリ性のものが多く、子宮に届いた精子を子宮口に吸い込んでくれる役割を持ちます。
子宮内の環境を整えるサポートをしてくれますので妊活に最適といえるでしょう。

膣内の酸性度を弱めてくれる役割がありますので、精子が生存しやすい環境になり精子を殺してしまわないように保ってくれるのです。

店頭で買えない人は通販に頼る

潤滑ゼリーとは、悩める女性のためのものです。
妊娠を希望している女性でも、排卵日のタイミングをとらなくてはならない、しかし気分ではない、性交痛が辛くて仕方がない、元々濡れにくく性行為が辛い、といった悩みから妊活の障害になってしまっている場合の助けになるものです。

潤滑ゼリーは産婦人科医などが協力し開発されているものがほとんどです。
潤いが足りない、排卵日のプレッシャーなどといった悩みを解決させるものですが、なかなか店頭で購入するのは恥ずかしかったり、気分がよくなかったりという事もあるでしょう。

そのような場合には市販のものを通販サイトなどで購入することが可能です。
専門的に取り扱っているサイトなどでは、梱包などにも気を使ってくれます。

中身が見えないように包んでくれたり、内容がわからないように伝票の表記を変えてくれたりと配慮がされている場合が多いですので、安心して潤滑ゼリーを購入できます。
自分に合ったものや、梱包方法など探してみるといいでしょう。

妊活でローション以外にできること

冷え性対策を行う

妊活の為にローション以外にもできることがあります。
まずは冷え性対策です。

現代女性の悩みに多いのが「冷え性」です。
実はこの冷え性が、妊娠率を下げる原因の一つとなっています。

妊娠して赤ちゃんを授かるには、卵子と精子が出会い受精する必要がありますが、女性の冷え性の場合卵巣が冷えてしまって、卵巣の機能が低下してしまいます。
卵巣の機能が低下してしまうと、健康な卵子が作られなくなり、結果妊娠しにくくなってしまうのです。

女性には必ず月経が訪れますが、そもそも月経は毎月妊娠のための準備をし、子宮内膜を厚くしています。
それが妊娠しなかったことで毎月外へ排出されていますが、冷え性の場合、血液の巡りが悪くなっているために子宮内膜がきちんと育たなくなってしまうのです。

そのために、卵子と精子が出会ったとしても着床しない、または着床したとしても流産してしまう可能性が高まります。
多くの女性の悩みの一つとしてあげられる冷え性、それが妊活の大きな壁になっているかもしれません。

冷え性を改善することで、血流がよくなり妊娠しやすい体をめざしましょう。

旬の食材を味わって栄養を取り入れる

私たちの体を作っているのは日々の食生活です。
毎日の食事をバランスよくとることで体を健康に保てると妊娠しやすい体作りにも繋がります。

「これを食べれば必ず妊娠できる」といった食材な存在しませんが、妊活の手助けとなる食事があります。

老化を防ぐ事が出来る抗酸化作用のある食べ物がおすすめ。
主にビタミンEが豊富に含まれている食材がいいとされています。

ビタミンEは様々な食材や食品に含まれており、食事から摂ることが容易であるといわれています。
ナッツ類「落花生」や「アーモンド」野菜「ブロッコリー」「ほうれん草」や「モロヘイヤ」果物「アボカド」や「マンゴー」などにビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEには抗酸化作用が含まれていますので、卵子の質を向上し健康を維持できます。

日々の健康は食事から、健康は妊活にも手助けになりますから一度見直して食生活を改善しましょう。

妊活の義務感をなくして楽しむ

妊娠を希望している女性にとってストレスは大敵です。
義務感や不安から過度なストレスとなってしまい、濡れにくくなり性交痛に繋がってしまったり悪循環に繋がります。

少しでもストレスを軽減し、妊活を義務と感じてしまわないようにしましょう。
妊活をがんばっているとどうしても排卵日には妊活の為に緊張してしまったり、過度に期待してストレスとなることも。

心に余裕がなくなってしまったら、パートナーにもストレスを与えてしまいがちです。
それはお互いに辛くものです。

スキンシップも妊活のための義務となってしまわないように、まずは楽しむことを心がけましょう。
リラックスして、愛情を忘れずに心を軽くしましょう。

妊活に集中しすぎて周りが見えなくなってしまったり、相手の気持ちを後回しにしてしまわないように、落ち着いた時間や休暇を設けて、二人だけの時間を旅行やデートをして楽しむのもいいでしょう。

妊娠は奇跡であることを理解する

妊活に対して過度に期待したり、ストレスになっては悪循環につながりかねません。

「赤ちゃん」とは授かりものです。
実際、妊娠にたどり着くまでにはさまざまな条件が複雑に絡み合い、ようやくすべてが揃ったことでおめでたとなります。

実際に受精しても着床しなければ妊娠となりませんし、受精卵となった後もきちんと着床し、妊娠となる確率は20%ともいわれています。
そのため妊娠は奇跡に近いともいえるでしょう。

30代までの健康体な夫婦であっても排卵日のタイミングで性交渉をした場合、妊娠の確立は20~25%です。
妊娠しやすい日であっても、妊娠する確率は2割程度しかないのです。

妊娠は奇跡であるということを理解して、パートナーとお互いにリラックスして妊活を楽しみましょう。

妊活用ローションで痛みのない妊活

妊活用のローションは一般的なラブローションとは違い、妊娠を手助けしてくれるものです。

性交痛が辛い、濡れにくいといった悩みを解決してくれるだけではなく、精子が卵子と出合う為に環境を整えてくれますので、妊娠を希望している場合にはラブローションではなく妊活用ローションを使用しましょう。

痛みのない妊活を、決して焦らずお互いにリラックスして行うことが大切です。
ストレスを減らし、妊娠しやすい体を目指しましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。