2017.12.25

妊活とはなにか?始めるタイミングや、妊娠しやすい体づくりについて

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子どもがほしいと考え始めたとき、ふと話題になっている「妊活」という言葉が頭に思い浮かぶかもしれません。

しかし、妊活といってもなにをすればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか?

妊活を始めるタイミングや、知っておきたい基礎知識など、基本から学んでいきましょう。

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妊活の必要性とタイミング

晩婚化と高齢出産

現代は晩婚化の時代です。

そこにはさまざまな要因があります。

そのひとつが、一人で生きていくことになに不自由のない時代となったことがあげられます。

かつては外で稼ぐ男性と、家を守る女性というように分業することで家庭をつくっていました。

しかし今では、多くの家事を洗濯機や食器洗い機などの機械がしてくれるようになり、男性でも一人で生きていくことに不自由がありません。

また女性も社会進出することにより、自分でお金を稼げるようになりました。

そうなると、結婚をするメリットというのが薄れてきます。

結婚すれば相手の分の家事を負担しなければなりません。

デメリットに注目してしまい、若いうちは結婚願望が高まらないのです。

そのため晩婚化と高齢出産が進みました。

しかし35歳以上の高齢で望む妊娠は、なかなか難しいものがあります。

卵子の老化による不妊や、流産のリスクが高まります。

妊娠しにくい体からのスタートなので、妊娠できるように「妊活」が必要となります。

赤ちゃんを望むなら健康管理は早めに

妊娠しやすい体作りは、一朝一夕ではできません。

栄養をしっかりとらなければならず、足りない分はサプリで補ったりもしますが、妊娠しやすい体を完成させるためには半年から一年以上かかることもあります。

不妊治療をおこなうクリニックによっては、血液検査により体の成分を細かく検査し、体が整わないと治療をおこなわないところもあります。

かつてダイエットをしていたことがある人などは、早めに始めましょう。

また運動不足や睡眠不足、カフェインの摂り過ぎや冷え性なども不妊に影響します。

基本的な生活習慣が乱れていると、体のホルモンバランスを崩したり、排卵日がずれやすくなります。

一度自分自身の生活を見直し、修正していくことから始めてください。

赤ちゃんが欲しいと思ったときからスタートできることばかりです。

生活の乱れを正し、健康管理をするのに早すぎて悪いということはありません。

妊活って何をするの?

正しい知識を身につける

まずは、赤ちゃんがどのようにしてできるのか。

小学校の頃の保健体育の授業のようですが、基本的な正しい知識を身につけるところから始めます。

妊活を始めるまでは、自分の体がいつ排卵をおこない、いつ受精するのか知らない人が多いものです。

自分の体をよく知っていれば、この日が狙い目とばかりにタイミングを見計らって子作りをすることができます。

また、妊活は妊娠出産をする女性がするものという思い込みがあったりしますが、不妊の半分近くが男性に問題があることも多いのです。

正しい知識は自分で調べることもできますが、不妊治療のクリニックなどの説明会に参加すると、専門家の話を聞くことができますし、しっかりとした資料がもらえます。

そして夫婦二人で参加することにより、自分だけではなくパートナーの意識を高めることもできるのでよいといえます。

自分の体の状態を把握する

なかなか妊娠しない場合、タイミングの問題ではなく体に問題がある場合もあります。

その場合、知らずに自己流のタイミング療法をしていても、妊娠する確率は低いままです。

病院で一度検診をしておきましょう。

また、不妊治療というのは想像以上に長くかかるものです。

通院当初は不妊治療の知識を学ぶ講習会に参加したり、さまざまな検査をしてどこに不妊の原因があるのかを特定していく必要があります。

検査は月経周期のそれぞれのタイミングしかできないものが多いので、1カ月を通して何度も検査に通うことになります。

一度タイミングを逃したらもう1カ月待って検査を受けなければなりません。

子どもが欲しいと思ったら、少しでも早く動くことです。

病院で検査して「なにも問題はありませんよ」といわれるだけでも心理的負担は減るでしょう。

そしてもしも可能ならば、あなただけではなくパートナーにも精液検査を受けてもらえるといいかもしれません。

受胎しやすい体づくりをする

不妊治療のクリニックなどで基礎的な知識を学んだ後に、各自始めていくのが受胎しやすい体作りです。

良い卵子を育てるためには、体を冷やさないように注意したり、足りていない栄養をサプリによって補充していかなければなりません。

病院によっては、血液検査により体に足りていない栄養素、もしくはバランスの悪いところを検査してくれるところもあります。

気になるようでしたら検査をするのもひとつです。

また、妊娠中に必要な栄養素として葉酸があるのを知っている人は多いですが、実は不妊にも効果があるといわれています。

葉酸には赤血球を作りだすはたらきがあります。

そのため貧血などにも効果的です。

葉酸を摂ると体の巡りが良くなる。

それはひいては子宮や卵巣のはたらきが良くなることにつながります。

そのように、妊娠に必要な栄養素を摂り入れるなど栄養バランスのよい食事を摂るよう心がけましょう。

生活スタイルを整える

妊娠しづらい体にしてしまっている原因を取り除きましょう。

生活習慣を見直し、生活スタイルを整えます。

まずはよくないこととして、ストレス、睡眠不足、喫煙、アルコール、冷え、運動不足、栄養不足などがあげられます。

どれも特別なことではなく、規則正しい生活を送ることで改善可能です。

特に食事はとても大切。

あなたの体は食べたものでつくられています。

ジャンクフードばかりを食べていれば、栄養が偏ります。

また過度なダイエットをしていれば、ホルモンバランスが乱れたり細胞まで栄養がいきわたらず、良い卵子ができなくなったりします。

生活習慣を見直すことは、不妊だけではなく自分自身の生活を豊かにしてくれます。

またしっかりとした生活を送ることは、自分だけではなくパートナーやこれから生まれてくる赤ちゃんにとっても素敵なプレゼントとなるでしょう。

妊活を始める前に知っておきたい基礎知識

受胎の確率と子どもができやすい時期

妊活で知っておきたいのは、子どもができやすい時期です。

自分の排卵日を把握し、それに併せてパートナーと関係をもつことをタイミング療法といいますが、成功率は意外に低く1周期あたり20%前後といわれています。

しかし5~6周期続ければ約90%近くが妊娠するらしいので、毎回タイミングを見計らって一年ほど過ごせば多くが妊娠できることになります。

しかしあくまでそれは排卵日を把握してタイミングを見計らった結果の数字です。

そもそも自分の排卵日を把握していなかったり、誤った知識でタイミングをみていれば妊娠できる率はグッと低くなります。

さて、そのタイミングをはかる方法ですが、一般的によくいわれるのが基礎体温をつける方法です。

高体温期と低体温期を知ることで排卵日を把握します。

他にも、妊活アプリや排卵検査薬を使用する方法もあります。

どの方法をとったとしても、大切なことは自分のみえない体のはたらきを知り、排卵日を把握することです。

基礎体温の計り方

まず基本的なところで、基礎体温は普通の温度計ではなく、口ではかる基礎体温計を使用します。

寝起きなどまだ体の内部が休んでいる状態で体温を測るのがベストです。

毎日同じ時間帯で体温を測るようにしましょう。

前の日の晩に、枕元に基礎体温計を置いておきます。

毎朝できれば同じ時間帯がいいですが、週末など起きる時間がずれたときでも測ってください。

測った体温は、すぐに記録します。

できれば体調や気分などもメモしておくと、自分の月経周期を把握しやすくなります。

体温表の見方ですが、体温をつけていくと体温が低めの低体温期と高めの高体温期に別れていることに気がつくでしょう。

その温度の境目に排卵期があります。

妊活でストレスを感じたら

アロマや音楽などでリラックス

妊活を続けていると、ストレスを感じることがでてくるかもしれません。

そしてストレスは妊娠しやすい体作りの大敵。

では、どのようにストレスを発散すればいいのでしょうか。

その人その人ストレス発散方法は違うと思いますが、一般的にアロマをたいたり音楽を聴いたりするとリラックスするといわれています。

部屋の照明を若干落として、自分の心地よい香りのアロマをたき、クラシックなど気持ちを鎮める効果のある音楽をかけましょう。

それだけでは手持ちぶさたという人は、読みやすい本を手に取ってみたり、おいしいお茶を飲むのもいいでしょう。

しかし、くれぐれもリラックスしたいからと甘いものを食べ過ぎないようにしてください。

糖分は摂り過ぎると体によくありません。

妊娠しやすい体作りを気にかけるのなら、ナッツ類などをデザートに選ぶのがおすすめです。

好きなことに集中する時間を持つ

自分の趣味に没頭する時間を持つことも、ストレス解消になります。

たとえば運動。

学生時代になにかスポーツをしていたという人は、もう一度スポーツを始めてみてはいかがでしょうか。

テニスから山登りまでさまざまな社会人サークルがあります。

参加してみると、新たな交友関係を築くことができたりと楽しい時間を過ごすことができるでしょう。

ほかにも読書や、スポーツ鑑賞、映画館や美術館巡りなど好きなことを思う存分してください。

好きなことに真剣に取り組んでいる間はきっと妊活のことも忘れて過ごすことができます。

それはとても大事な時間です。

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ストレスのない楽しい妊活で赤ちゃんを待とう

妊活にストレスは禁物です。

焦らずリラックスして、趣味のことを始めたり、早寝早起きを実践してみたり楽しみながら、心に余裕を持って赤ちゃんを待てるようにしましょう。

妊活は決して難しいものではありません。

「栄養をとりなさい」「いい睡眠をとりなさい」「アルコールを控え運動をしなさい」など、基本的なところから始まります。

まずはできることから始めましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。