妊活は、基礎体温を測ることから始めてみましょう。
そうすると基礎体温から生理周期、排卵時期、ホルモンバランスなどが見えてきます。
排卵時期を知ることで、ベストタイミングもわかってきます。基礎体温をつけて効率のよい妊活を目指しましょう。
妊娠を考えるようになったら、基礎体温を測り、記録しましょう。 これは、基礎体温の記録から排卵時期やホルモンバランスの状態を知るために行います。
基礎体温とは、体の中心部分の体温を正確に測ったものです。
そのためには、小数点2桁まで測れる婦人体温計で測ることをおすすめします。
婦人体温計とは、脇で測るものではなく、口中の温度を測ることができる体温計です。
ドラッグストアにもあるので、気軽に買うことができるでしょう。
基礎体温を測ったら、きちんと毎日記録をとることが大切です。
婦人体温計のなかには、体温を測るだけのものから、400日近く記録可能なもの、記録できるタイプは生理日や排卵日の予測をしてくれるものもあります。
基礎体温用のノートやアプリもあるので、上手に活用してみましょう。
基礎体温が体の中心部分を測るので、目覚めたら体を動かさずに婦人体温計を口にくわえて測りましょう。 測る部位は、舌下の奥にある舌の筋の側に挟んで測ります。 測るときの注意点ですが、外気に触れないように、口を軽く閉じて測ること。 また、位置が変わるだけでも体温が変わってしまうため、毎日同じ場所で測るようにしましょう。
なるべく正確な基礎体温を毎日継続して測ることが大切です。
最低でも生理3周期の基礎体温を測ることで、体の生理周期や排卵時期といった体のリズムを知ることができます。
基礎体温表からわかることですが、生理周期、排卵時期、ホルモンのバランスなどがわかります。 体温は低温期と高温期にはっきりと分かれていることが大きなポイントです。
生理が始まると体温が下がり低温期になります。
生理周期28日の場合、排卵時期は14日前後が平均的。
排卵が終わると、今度は高温期になります。
排卵日は、体温が最も下がるといった特徴があったり、個人差がありますが体のリズムがグラフから読み取れるのです。
女性には2種類のホルモン、エストロゲンとプロゲステロンがあります。
低温期と高温期があり、エストロゲンは、卵巣に働きかけ卵子を成長させ、プロゲステロンは子宮内膜を作り受精卵を育てる働きがあります。
低温期と高温期がきちんと分かれているということは、2種類のホルモンバランスが取れているということになります。
基礎体温を測ることで、体の体温が高いのか低いのかということもわかってきます。
冷えた体は妊娠しづらいといわれているので、妊娠力を上げるために体を冷やさないよう心がけましょう。
起床後動く前に正確で細かく測ったものが基礎体温です。 正確で細かいほど、体のリズムや状態をグラフの形で表します。
生理周期など個人差はありますが、28日周期の場合、排卵期は14日目前後が多い傾向にあります。
生理が始まって排卵期まで低温期になり、排卵が終わると、一気に高温期になります。
14日目あたりを境に低温期と高温期とはっきりと分かれたグラフの形になります。
排卵の前日に低温がさらに低くなる傾向があるのですが、これは個人差や体調によって異なってくるものです。
排卵期が10日未満や低温期と高温期がはっきりわかれない場合、ホルモンバランスや排卵などの問題があるかもしれないので、婦人科の受診をおすすめします。
基礎体温を測りグラフを作っていくことで、生理周期、排卵期の体のリズムがわかるようになってきます。 一定のリズムが繰り返されることで、排卵日の予想が簡単になってきます。 排卵日の前の日に体温がさらに低くなる傾向がありますが、個人差や体調によって変わってきます。
排卵してからよりも排卵2日前のほうが妊娠しやすいといわれています。
また基礎体温を測り記録していくことも大事ですが、同時に排卵時期のオリモノの状態も意識して記録をしておくとさらに排卵日の予測が簡単にできるようになり、効率的な妊活ができるでしょう。
排卵の前の日が最低体温日になる傾向が多いのですが、その最低体温日を含めた3日間が受精しやすい排卵期といわれています。
精子と卵子は卵管で受精しますが、精子は3日から7日も生きていることができ、卵子は24時間といわれています。
排卵する前に精子が待っている状態のほうが妊娠しやすく、排卵日の2日前が妊娠の確率が高くなるといわれています。
排卵検査薬は、排卵日の2日前くらいから陽性反応がでやすくなり、排卵検査薬と基礎体温からベストなタイミングを知ることができます。
ストレスは目に見えないのでわかりづらいものですが、ホルモンバランスの乱れを生じさせて生理周期、排卵期なども乱してしまうものです。
生理周期は、2種類の女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンでコントロールされています。
エストロゲンは卵巣ホルモンといわれているように、卵巣の卵子の成長を促し、黄体ホルモンといわれているプロゲステロンは子宮内膜や妊娠を継続できる環境を作ります。
ストレスはホルモンバランスの乱れを生じさせやすくするだけではなく、体を冷やす、血流を悪くするなど妊娠しにくい環境に導いてしまうものです。
ストレスをためないよう、日頃からストレスの発散方法を見つけておくといいでしょう。
妊娠しやすい体とは、健康な体のこと。 偏った食事は、ホルモンバランスを乱す、血流が悪くなる、卵巣から質のよい卵子が育たないなど不妊要素を増やしてしまいます。
質のよい卵子を育てるだけでも、ビタミンCやE、カロテン、葉酸、たんぱく質などが必要です。
亜鉛は女性ホルモンの分泌を助けてくれたり、ビタミンB群などは子宮内膜のためにはたらきます。
妊娠前から栄養バランスの良い食事を摂ることで、赤ちゃんがお腹の中で元気に成長できるともいわれています。
妊娠するために、妊娠してからのことも考えて、日頃から栄養バランスのよい食事をしていきましょう。
妊娠を考えているのなら、無理なダイエットは控えていきましょう。 食べ過ぎない、軽く運動を取り入れる程度のダイエットは影響が少ないですが、過度なダイエットで体が栄養不足や脂肪分が足りない状態にまでなってしまうと妊娠しにくくなってしまいます。
体が栄養不足になると質のよい卵子が育たなかったり子宮の環境も悪くなります。
さらに脂肪分が体に足りないとホルモンバランスが乱れ、生理がこないこともあるのです。
ただ、太ることで脂肪細胞が増えてしまうとホルモンバランスが乱れて妊娠しにくくなるといわれているので、その場合はある程度の健康的なダイエットはしたほうがいいでしょう。
妊活には十分な睡眠時間が必要だといわれています。 睡眠中に分泌される成長ホルモンが女性ホルモンの分泌を促してくれるからです。 成長ホルモンを分泌させるためには、十分な睡眠時間、最低でも6時間以上の睡眠がいいでしょう。 十分な睡眠時間をとるには、夜11時くらいから12時くらいまでに就寝するように心がけましょう。
質のよい睡眠も成長ホルモンの分泌には必要です。
寝る前のアルコールや食事はなるべく控えること、部屋を暗くしたりストレッチをするなどして体をリラックスさせていきましょう。
睡眠不足になると、自律神経の乱れやストレスの影響で、ホルモンバランスが乱れやすくなります。
妊活に大切なこと。
冷えない体、そしてホルモンバランスです。
十分な睡眠時間でリズムのある体づくりをしましょう。
妊活をしたいと思ったら、まず基礎体温を正しく測り体の状態を知ることが大切です。
基礎体温から、排卵日やホルモンバランスなどがわかるからです。
そのためにも、毎日、目覚めたら動く前に体温を測っていきましょう。
気になる排卵日は、排卵検査薬も上手に使ってベストなタイミングで妊娠する確率を上げていきましょう。
さらに妊娠力を上げるためには、体を温めることです。
体を温めるためには、食時、睡眠、生活習慣、ストレスなど見直してみることも妊活には大切なことです。