2017.12.08

「妊活で病院に行くタイミングは?」検査内容を把握して事前準備を!

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病院で不妊治療…こんな言葉に抵抗がある方もいるかもしれません。

なかなか勇気がいりますが、病院で治療を受けることは、妊娠への近道です。

病院での検査内容や治療内容を把握し、通院することの不安を取り除くことで、妊活をまた一歩前進させましょう。

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妊活時に最初に行うこと

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基礎体温を測り自身の体温リズムを知る

妊活の第一歩目は、基礎体温表を毎日つけ、排卵日を予測することからはじめてみましょう。

基礎体温表とは、毎日測定した自分の基礎体温をつけた表のこと。

基礎体温表をつけることにより、自分の低温期や高温期が把握でき、それにより、排卵日を予測することができます。

排卵日が予測できれば、性交渉のタイミングを知ることができ、妊娠の確立が高まります。

また、基礎体温表をつけることで、女性ホルモンが正常に働いているかどうかも、知ることができます。

女性ホルモンは、妊娠へ大きく影響するホルモン。

基礎体温が上がったり下がったりするのは、この女性ホルモンが大きく関係しています。

体調によって、女性ホルモンのバランスが崩れると、月経や排卵が乱れ、妊娠しにくい状態になってしまいます。

基礎体温表をつけることで、自身のホルモンバランスが正常かどうかを、チェックしましょう。

基礎体温表をつける際は、一般的な体温計ではなく、婦人体温計を使うと、より正確な情報を知ることができます。

また最近は、基礎体温を管理しグラフ化してくれるアプリもあるので、活用してみましょう。

正しい生活習慣と適度な運動を取り入れる

妊活において最も大切なことは、健康的な体づくりです。

それには、自分の生活習慣を見直し、体調管理をする必要があります。

まずは、食生活。

朝・昼・晩の三食、栄養バランスのとれた食事を心がけることで、免疫力を高め、元気な体をつくります。

結果、赤ちゃんをお腹の中で、しっかり育てていける体力が身につきます。

また、良質な睡眠をとることも、元気な体づくりにつながります。

人間は睡眠中に、体の機能や神経バランスを整えます。

しっかり睡眠をとり、1日1日体をリセットしてあげましょう。

生活の中に、適度な運動を取り入れることも大切です。

散歩やウォーキングといった、軽い運動をすることで、血行を促進し、体の冷えを解消します。

体の冷えは体調を崩したり、女性ホルモンの働きを低下させます。

適度に体を動かし、女性ホルモンの働きを助けることで、妊娠しやすい体づくりにつなげます。

また、ストレスを溜め込まないことも重要です。

ストレスは女性ホルモンのバランスを崩し、自律神経を乱します。

自律神経が乱れると、血行不良や冷えにつながり、子宮周辺の血流を滞らせる原因となります。

自分なりのストレス発散方法をみつけ、常に体がリラックスした状態でいられるよう心がけましょう。

病院で不妊検査を受けるタイミングは?

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自身では排卵日を特定できない場合

妊娠の確立を高めるためには、まず正確な排卵日を知ることが重要です。

自分で排卵日が特定できない場合は、病院で検査を受けることで、より正確な排卵日を知ることができます。

基礎体温グラフをつけているのに、なかなか妊娠できない方は、排卵日が正確に計算できていない可能性があります。

主な原因として、排卵パターンが把握できていないため、排卵日がずれていたり、正しく基礎体温が測れていないなどが考えられます。

月経が不規則な方も、毎月周期が変わるので、次の生理開始日が把握しづらく、排卵日の特定が難しいことがあります。

また、月経痛がひどい方は、排卵日の計算がずれている可能性があります。

月経痛を引き起こす原因の一つに、ホルモンバランスや自律神経の乱れがあります。

ホルモンバランスが崩れると、生理周期が乱れ、生理開始日がずれ込み、排卵日の予測がしづらくなります。

タイミングが合っているかわからない場合は、1度病院で相談してみましょう。

早い段階での妊娠希望又は35歳以上の場合

早い段階での妊娠を希望されている方や、生理不順、婦人科疾患の方は、病院で検査を受けて不妊の原因を把握することで、妊娠の確立を高めます。

また、35歳以上の方で妊娠を望んでいらっしゃる方も、早めの受診がおすすめです。

20代と30代、30代の前半と後半では、妊娠の確率に差がでてきます。

特に35歳を過ぎると、自然妊娠の確率が大きく下がります。

女性の生殖機能のなかでも、卵子を排卵する働きは、年齢が増えるたび衰えていきます。

また卵子自体の質も、一緒に低下していきます。

年齢に対してのリスクも考え、妊娠に対して少しでも不安に思うことがあるのなら、1日でも早く病院に行き、診察を受けましょう。

生殖器の病気を疑う場合

以前、生殖器の病気にかかったことがある、月経過多などの月経トラブル、不正出血などの問題を抱えている方は、1度病院で不妊検査をしてみましょう。

再発や感染により、女性生殖器の病気にかかり、それが不妊につながっている可能性があります。

女性生殖器の病気は、子宮筋腫や子宮内膜症、感染症に至るまでさまざまで、どれも早めの治療が望まれます。

症状としては、月経のトラブルや腰痛、便秘や頻尿などとしてあらわれますが、自覚症状がない場合もあります。

対策としては、定期的な検診を行って、予防することが一番ですが、何か違和感を感じたら、すぐに病院で検査を受けましょう。

月経周期5日から12日目に受診するとベスト

治療を受けるタイミングは、生理終了日から5日~12日以内が検査がしやすいため、受診に適しているといえます。

生理終了日から5日~12日目は、超音波検査で子宮や卵管の状態を検査したり、さまざまなホルモンの検査をしたり、一通りの初期検査をすることが可能です。

通常、検査内容は、月経周期によって異なります。

受診する日によって適した検査と、そうでない検査があるので、何日かにわけて検査をすることが一般的です。

ただし、生理中は出血があり、内診や超音波検査ができないので、受診は避けるようにしましょう。

初診の際に知っておくと役立つポイント

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病院によっては受診時期を指定されている

病院によって、妊活に対しての考え方や方針が違います。

病院によっては、受診時期を細かく指定される場合もあるので、受診時期はいつがいいのか、各病院のホームページや電話で確認するようにしましょう。

また、初診時は、必ず予約が必要な病院もありますので、予約をとったほうが確実です。

その際、持参するものなども聞いておきましょう。

病院といっても、総合病院などの大きな病院から、クリニックまでさまざまです。

担当医制をとっているところもあれば、行く日によって医師が変わるところもあります。

また、自宅や職場から病院までの距離や、診察時間なども考慮しなければなりません。

通い続けることを念頭において、自分にあった病院を探しましょう。

基礎体温表や自身の体調メモを持参する

病院に行く際は、基礎体温表や、体調メモを医師に提出することで、検査がスムーズに進み、より正確な診断が期待できます。

医師は、基礎体温表や体調メモから、患者の過去の体調変化を知ることができ、問題点や心配点が把握しやすくなります。

また患者側も、自分の体調や状況を整理したうえで説明できるため、医師としっかり意思疎通ができます。

病院に行き、すぐに治療を開始するわけではありません。

不安に思っていること、疑問に思っていることを、先生にしっかり伝え、よいタイミングで治療をスタートさせましょう。

基礎体温表は、できれば約3カ月分を用意していくと、データーの正確性が増し、医師はより細かい情報を得ることができます。

3カ月分の基礎体温表が用意できなくても、最終生理日くらいは、自身で把握しておきましょう。

タイツやレギンスは避けおりものシートを持参する

検査に行く際は、できるだけ着脱しやすい服装を心掛けましょう。

検査時は、個室でズボンと下着を脱ぎ、タオルをかけて、内診台に座るスタイルが一般的です。

絶対にダメというわけではありませんが、タイツやレギンス、ガードルなどの脱ぎにくいものは、避けたほうがスムーズに検査が進みます。

靴も、ロングブーツなどの脱ぎにくいものは避けましょう。

また、香水や化粧を控えめにすることで、医師は患者の顔色がよくわかり、健康状態が把握しやすくなります。

検査内容によっては、刺激をうけて、少量の出血やおりものが増える場合もあるので、おりものシートを持参すると安心です。

妊活初心者が知りたい病院での検査内容

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問診表に記入し経膣エコーの内診を受ける

初診では、まず問診表に記入します。

問診表は、不妊かどうかの検査を受けるにあたり、重要な情報源になるので、できるだけ詳しく記入しましょう。

内容は主に、生理開始日や終了日・生理周期・初潮時期・妊娠や出産の経験・流産や不妊治療の経験・人工中絶・飲酒や喫煙などの習慣・病気や手術の経験・健康状態など。

その場で思い出せないこともあるので、事前にメモしたものを準備しておくと、スムーズに記入できます。

次に、内診検査を受けますが、検査内容は、各病院によって内容は違ってきます。

たとえば、超音波検査では、経膣エコーで子宮や卵巣の状態をチェックしたり、感染症検査やホルモン検査などを行います。

病院によっては、触診検査をするところもあります。

触診検査では、体型や乳房の状態をチェック、性器に炎症や外傷がないかを確認します。

血液検査でホルモンバランスなどを確認する

血液検査では、女性ホルモンの値・風疹などの抗体があるかどうか・感染症・貧血状態などがわかります。

不妊の原因がわかるかもしれない、不妊治療には欠かせない検査の一つです。

女性ホルモンの値は、ホルモンの分泌量のバランスが、妊娠するのに問題がないかをチェックします。

また、風疹などの抗体検査により、ワクチン接種が必要かどうかを判断。

感染症は、不妊の原因となる場合があるので、感染している場合は、薬などで治療します。

血液検査は、卵子の発育や着床に大きく影響してくる大切な検査です。

タイミング指導を受けられる場合もある

タイミング指導は、医師から妊娠しやすい日を教えてもらい、妊娠の確立を高める不妊治療の一つです。

基本的に不妊治療は段階的に行われ、タイミング指導から人工授精、体外受精へと、徐々にステップアップしていきます。

タイミング指導の内容は、まず超音波検査から排卵日を予測し、医師が妊娠しやすい日を指定。

性交渉ののち、病院で再度診察を受け、排卵が正常に行われたかを確認します。

問題なければ生理日を待って、妊娠判定検査をします。

タイミング指導は、自然妊娠を狙った最もポピュラーな不妊治療法です。

妊娠しやすい日は所説ありますが、一般的に排卵日の2~3日前といわれています。

排卵日は、基礎体温表や排卵検査薬などから、自分で知ることもできます。

しかし、病院ではあらゆる検査から、より確実に排卵日を知ることができるので、自己流でうまくいかない人は、1度病院でトライすることも検討してみましょう。

事前準備をしっかりして受診を検討しよう!

妊活は、まず規則正しい生活習慣を心がけ、基礎体温をつけることからはじまります。

自分の体の調子やリズムを整え、生理周期や排卵日を把握することで、妊娠の確立が高まります。

また、妊活を進めるにあたり、病院にトライすることも、妊活の方法の一つです。

何か不安に思っていることがあるのなら、先延ばしにせず、まずは相談事だけでも聞いてもらいに行きましょう。

妊活は、一人でするものではありません。

決して一人で抱え込まず、夫婦で話し合って、自分にあった病院や先生を探しましょう。

少し勇気がいることかもしれませんが、これが妊娠への大きな一歩になると思って、楽しい妊活生活を送りましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。