美容や健康に効果があるということで、ルイボスティーが注目を集めています。
しかも、不妊改善にも効果があるとされていますから、妊活中の方にとっても見逃せません。
ルイボスティーとは一体どんなものなのか、そしてその効果とは…
など、気になるルイボスティーについてまとめました。
ルイボスティーは、南アフリカの一部地域にのみ自生している「ルイボス」というマメ科の植物の葉を乾燥させたお茶です。
先住民の間では、古くから日常的に飲まれてきた飲み物ですが、その効果から「奇跡のお茶」「不老長寿のお茶」と位置づけられるようになってきました。
ルイボスティーの最大の特徴は「ノンカフェイン」ということ。
胃腸への刺激も弱く、子どもやお年寄り、さらには妊娠中・授乳中の女性にも、安心して飲むことができるお茶です。
また、緑茶や紅茶などに含まれるタンニンが少ないため、歯が着色してしまう心配もありませんので、美容に敏感な女性たちからも支持を集めるようになったようです。
静岡大学の研究報告(2006年発表)によると、ルイボスに含まれるアスパラシンは、女性ホルモンの一つであるエストロゲン(卵胞ホルモン)と同じ作用が見られるそうです。
エストロゲンは、女性らしい丸みを帯びた体づくりや、肌の健康に必要なコラーゲンの合成を促すなど、女性には欠かせないホルモンです。
また、生殖器官の発達や生殖能力の維持に欠かせない亜鉛・カリウム・マンガンといったミネラル成分や、体内の活性酸素を除去し、老化防止の効果があるポリフェノールも多く含まれています。
ルイボスティーに含まれる成分には、不妊治療に効果的な成分が多く、愛飲者からは、貧血、冷え性、PMS・生理痛、生理周期、便秘、むくみ、睡眠などが改善されたという声も聞かれます。
女性にとって大切なエストロゲンは、受精卵の着床を助けるために子宮内膜を厚くする働きがあります。
さらに、亜鉛・カリウム・マンガンなどのミネラル成分は、卵子や精子の質を上げる働きがあります。
妊娠の確率を上げるためには、卵子の老化を防ぎ、質を高めることが必要ですが、それをサポートしてくれるのがポリフェノールです。
また、血行を良くし、冷え性改善など、妊活に良い効果を与えてくれるのがルイボスティーです。
妊活の大きな敵の一つがストレスですが、ノンカフェインによる安眠効果、そして活性酸素を除去するSODパワーによって、ストレスを大幅に軽減してくれるのですから、不妊改善にも大きな力となってくれそうですね。
ルイボスティーを初めて飲む方は、独特の風味を苦手と感じる方もいるかもしれません。
その場合は、レモンなどの柑橘系果汁やミルク、蜂蜜などを加えると飲みやすくなります。
ルイボスティーの茶葉10g~15g(ティーバッグもある)に、1ℓの水を注ぎ、沸騰させて10~20分間、じっくりと煮出します。
緑茶や紅茶の場合、煮出しすぎると、苦味が出て風味が損なわれてしまいますが、ルイボスティーは、茶葉を入れたまま冷やしてもいいので、その心配はありません。
温かいままでも、常温でも、そして冷やして飲んでも、どちらで飲んでも効果は同じです。
仕事の合間や、食後のティータイムに、コーヒーや紅茶ではなく、ルイボスティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
1日に500㎖(1ℓという説もある)程度が、適量のようです。
3か月続けて飲んでいると、体調の変化に気づくといわれています。
ルイボスティーに含まれている成分、その成分が妊活にもたらす効果をみると、過度な期待を抱いてしまいそうですが、薬ではなく、あくまでもお茶です。
妊活の大きなサポート役と位置づけ、日々のティータイムを楽しむように飲み続けるのがよいでしょう。
ノンカフェインですから、妊娠しやすい体づくりを目指している方にとっても、うれしい効能・効果が期待できます。
男性への効果も期待できますから、ご夫婦一緒にルイボスティーを楽しんではいかがでしょうか。