どうしても赤ちゃんがほしい…
どんなに強くそう思っていても、条件が整わなければ、赤ちゃんが誕生するまでには至りません。
それでは、まず何をするべきなのか?
妊娠しやすいカラダづくり、妊娠に結び付く食生活の改善、日常生活の見直しなどなど、妊活に必要なことを数え上げていけばキリがありません。
その中から、これだけはやっておくべくという、6つを紹介します。
どれも気軽に取り組めることばかりですので、ぜひ試してみてくださいね!
医療機関での不妊治療は、まず、タイミング法から取り組みます。
タイミング法は、自分でも取り組める妊活の基本で、それは、排卵日に合わせて性交を行うことです。
タイミング法の成功のカギを握るのが、排卵日を正確に予測することです。
そのためには、毎朝、基礎体温を測る必要があります。
基礎体温をチェックすることで、体温の変化から排卵日を割り出すことができます。
正確を期すためには、基礎体温だけでなく、おりものの状態、排卵検査薬でのチェックも行いましょう。
妊活に必要な基本行動の一つ、それは、自分の生理の周期を正しく把握するところから取り組みましょう。
本やネットなどには、妊活によい栄養、食事メニューなど、いろいろ紹介されています。
たとえば亜鉛、セレン、ムチン、アルギニン、ビタミンEを多く含む食品を摂ると、妊娠しやすいカラダづくりに効果がある、といったものです。
ただし、いくら妊活のためとはいえ、それだけを食べているだけでは長続きしません。
大切なのは、バランスのよい食生活を習慣化させることです。
食生活による体質改善は、すぐに効果があらわれるものではありません。
妊活における理想的な食事は、朝昼晩の3食を、栄養バランスのよい内容にするとともに、妊娠しやすいカラダづくりに効果があるとされる食材を、その中に上手に取り入れることです。
● 亜鉛を多く含む食材
カキ、ホヤ、ホタテ、ウナギ、納豆、レバー、アーモンド、赤身肉、卵黄など。
● セレンを多く含む食材
マグロ、カツオ、アジ、イワシ、アサリ、ワカメ、アオノリ、玄米、卵黄など。
● ムチンを多く含む食材
ヤマイモ、オクラ、納豆、海藻、ナメコなど。
● アルギニンを多く含む食材
レーズン、大豆、牛乳、エビ、カツオ節、鶏肉、豚肉、牛肉、馬肉、ピーナッツ、アーモンド、カシューナッツ、ゴマなど。
●ビタミンEが多く含まれる食材
ホヤ、アサリ、ゴマ、アーモンド、ニジマス、ウナギ、アボガド、ピーマンなど。
妊活中だからといって、これは食べてはいけないというものはありません。
しかし、できれば避けておくべきという食品があります。
それは、食品添加物が多く含まれているインスタント食品やファストフードなどです。
外食やコンビニ弁当ばかりを食べていると、ミネラルが不足するほか、脂肪分、塩分、炭水化物、糖質の過剰摂取になりがちです。
そういう食生活を続けていることは、妊活には決してプラスにはなりません。
たとえば、ラーメンにライスより、定食に納豆やタマゴなどの小鉢をプラスするなど、ほんの少し意識を変えるだけでも、バランスのよい食事に近づきます。
まずは、無理のないところから取り組むことが、妊活を長続きさせるコツです。
妊活されている方の多くが、なんらかの運動に取り組んでいるようです。
もちろん、ストレッチやウォーキングなどの軽めのものから、ジョギングなど、ややハードなものまで人それぞれです。
日常生活の中に、適度な運動を取り入れることは、妊活にはとても大切なことです。
カラダを動かすことによって血流が改善され、妊娠の大敵である冷えが解消されます。
子宮が冷えると、受精卵が着床しにくくなるほか、子宮内膜の状態にも悪影響を及ぼします。
妊活中の方が取り組む運動の目的は、血液の循環を改善し、基礎代謝を高めることです。
ですから、いきなり激しい運動に取り組むのではなく、最初は簡単なものから始めましょう。
ストレス解消、気分転換にもなりますから、無理のない範囲で続けることが大切です。
【ストレッチ】自宅で、空いた時間に、気軽に取り組むことができる。
【ウォーキング】1日20分から30分くらい、有酸素運動を意識して歩く。
【ヨガ】柔軟性や体力の向上、精神的なリラックス効果もある。
不規則な生活を続けていると睡眠不足になり、妊娠力そのものが低下してしまうことがあります。
睡眠は、カラダを休めるだけでなく、カラダの機能の調整も行っていますから、その調整に支障をきたすと、活性酸素の増加やホルモンバランスの乱れなどを引き起こします。
妊娠にとって大切な女性ホルモンの多くは、睡眠時につくられますから、睡眠も妊活の大切な要素の一つです。
睡眠には、質の悪い睡眠と質の良い睡眠があり、質の良い睡眠では・肉体的疲労の回復・免疫力の向上・肌質改善・記憶力や集中力のアップ・精神の安定・安定したホルモンの分泌など、健康的にも精神的にもプラスに作用しています。
睡眠の質は、男性にも深くかかわりがありますので、質のよい睡眠をとるように心がけましょう。
また、喫煙は妊活にはマイナスですので、この際、きっぱり禁煙しましょう。
アルコールも、ほどほどにしておく方が望ましいようです。
妊活を続けていると、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまいます。
なかなか結果が出ない、我慢することが多い、周囲の目が気になる、パートナーとの関係がギクシャク…こうしたプレッシャーと、真正面から向き合っているのが妊活です。
ストレスが不妊の原因になってしまうこともありますから、ストレスが溜まっていると感じたら、まずは休養をとりましょう。
効果的な妊活は、ストレスを貯めないように、適度に発散することが大切です。
旅行で気分転換、軽いウォーキングやストレッチを楽しむ、そして、何よりも大切なのが、パートナーとじっくりと話し合うことです。
妊活は、決して一人でできるものではありません。
赤ちゃん誕生という同じ目標に向かって、夫婦がお互いに協力しあってこそ、目標に近づくことができるからです。
妊活で取り組むべきことは、①基礎体温を測り、排卵日を把握する②バランスのよい食生活でカラダづくり③軽い運動で血流改善④生活習慣の見直し⑤ストレス解消…の5つです。
どれも、手軽に取り組めることばかりです。
あまり肩肘張らず、気楽な気持ちでチャレンジしましょう。
妊活が、我慢ばかりで苦しいものになってしまうようでは、よい成果を期待することも難しくなります。
簡単なことではありませんが、妊活を楽しむような気持で取り組むことができるなら、待望の赤ちゃんを、あなたの腕に抱く日も近いのではないでしょうか。