2018.02.01

「子どもがいない人生」を選んだ夫婦の生き方とは?

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結婚したら、子どもができるのが当たり前と思っていた方が、ほとんどではないでしょうか。

でも、いくら頑張っても自然妊娠しなかった人、

不妊治療にチャレンジしたものの、結局恵まれなかった人…

さまざまな理由から、子どもがいない人生を選ぶ夫婦が、少子高齢化が示すように確実に増えています。

1980年代には、夫婦二人だけの生活をDouble Income No Kids(2収入、子供なし)の頭文字から「DINKS」と呼び、それこそがトレンディなライフスタイルであると、もてはやされたこともあります。

「子どもがいない人生」を選んだ夫婦の生き方についてまとめてみました。

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◆ 子どもがいない夫婦の割合

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妊活に積極的に取り組む人がいる一方で、子ども持たず夫婦二人だけの生活を楽しむ人も増えています。国立社会保障・人口問題研究所が行った「第14回出生動向基本調査(夫婦調査)」によると、

「夫婦と子どもからなる世帯」38.5%
「夫婦のみの世帯」22.8%
「単独世帯」11.9%

となっています。

夫婦のみの世帯と単独世帯を合わせると、子どものいる世帯の数字に、かなり近いことが分かります。

さらに、「夫婦のみの世帯」の奥さんの年齢別にみていくと、

20~24歳(29.5%)
25~29歳(30.1%)
30~34歳(22.5%)
35~39歳(12.0%)
40~44歳(8.8%)
45~49歳(7.5%)

と、20代ではおよそ3割、40代になると1割ほどが、子どもを持たず夫婦だけの生活を送っているようです。

この中には、子どもを持たない選択をした、子どもが出来なかった、子どもが欲しかったけど持てる状況ではなかった、というケースも含まれていますが、年齢が高くなるにつれ、子どもを持たない方が少なくなっていることが分かります。

◆ 「子どもがいない人生」のメリット

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子どものいないことを選択した夫婦には、どのようなメリットがあるでしょうか。

多く上げられるのは、

「自由な時間が持てる」
「仕事や趣味に没頭できる」
「いつまでも新鮮なカップルのままでいられる」
「経済的なゆとり」

といったメリットです。

初めから、子どもを持たないと決めていた夫婦もいますし、何度も不妊治療にチャレンジしたものの、結局諦めたという夫婦もいます。

子どもを持たない理由はそれぞれですが、共通しているのは、自分の人生を精一杯楽しもうという、積極的な姿勢のようです。

子どもをつくる為に結婚したのではなく、 パートナーと一生を共にする為に結婚したのですから、子どもが持てないことを悲観しながら、人生を送る必要はありません。

子どもがいる人生も、子どもがいない人生も、それぞれに幸せがあるからです。

◆ 「子どもがいない人生」のデメリット

では、「子どもがいない人生」のデメリットはどうでしょうか。

「家の中が寂しい」
「老後が不安」
「親に孫の顔を見せてあげることができない」
「離婚しやすい」

といったものです。

子どもがいると、家の中が明るくなるのは確かです。

子どもの成長に合わせて、楽しみもいろいろ増えてくるものです。

夫婦二人きりの生活では味わえない喜びや苦労があり、それを共有することで、より家族としての絆が深まるともいえるでしょう。

また、離婚問題が生じたとき、子どもがいないことで、離婚を思いとどまる理由にもなります。

だからといいて、子どもがいない夫婦の方が、離婚率が高いというわけではありませんが、離婚に関するハードルが低くなることは事実のようです。

◆ 子どもがいない人生を選ぶ理由

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子どもを作らない理由のトップに挙げられるのは、「経済的理由」です。

続いて、

「夫婦2人の暮らしを楽しみたい」
「子どもがいないほうが自由で気楽だから」

となっています。

そのほか、

「子育ては大変そうだから」
「こんな時代に生まれる子どもがかわいそう」

などの理由も挙げられています。

晩婚化が進み、女性が初めて子どもを出産する年齢がどんどん遅くなっています。

最近では、30代後半~40代で初産を経験する女性も増えてきました。

ただし高齢出産には、少なからずリスクも発生してしまいます。

晩婚カップルの中には、高齢出産のリスクを避けるために、子どもを諦める方もいます。

子どもがいる夫婦と、子どもがいない夫婦二人だけ…果たして、どちらが幸せであると感じるのでしょうか。

◆ 子どもがいない人生の幸せ

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アメリカン・ジャーナル・オブ・ソシオロジーに、ヨーロッパと英語圏の先進国22か国(日本は含まない)を対象に、子どもがいる夫婦といない夫婦の幸福度合いを調べた研究が発表されました。

その結果、22か国中12か国で、子どものいない夫婦の方が幸福であり、とくにアメリカがその傾向にあるようです。

2013年に行われた内閣府の調査でも、子どものいる若年層の女性は、子どものいない女性より幸福度が低いという結果が出ています。

一方、逆の調査結果もあり、幸福の定義そのものが難しく、聞き方によっても結果に差が出るようです。

こうした各種調査結果などを総合的に判断すると、収入や教育、健康状態といった要因を除けば、子どもがいるかいないかでは、人生の満足度に「ほとんど差はない」ということのようです。

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◆ まとめ

夫婦にはさまざまな”幸せの形”があります。

結婚したら、子どもをつくるのが当たり前と思っていた方が多いことでしょう。

でも、さまざま事情から、子どものいない人生を選択された方もいます。

苦渋の選択をした方もいるでしょう。

また、自分たちらしく生きていくために、あえて子どもをつくらない選択をした方もいるでしょう。

その人生の選択に、良いも悪いもありません。

周りから「まだ子どもつくらないの?」とか、「早く孫の顔を見せて」など、どう言われようと、夫婦2人が幸せと感じるなら、それがベストな選択です。

胸を張って、自信をもって夫婦二人だけの人生を楽しんでください。

きっと、どんなカップルよりも絆の深い夫婦となり、幸福度に満ち溢れた人生を送ることができるはずです。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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