妊活をしてもなかなか妊娠しないと、
「もしかして不妊?」
と思い悩んでしまいます。
今回は、不妊の可能性を知るための簡単なセルフチェック方法を伝授!
自分の体の状態を確認し、不妊の可能性があるかチェックしてみましょう。
「自分はもしかしたら不妊なのでは…」
とお悩みの方は多いでしょう。
不妊とわかれば、できるだけ早く治療を進めることが可能です。
しかし、病院にいってチェックをすることはなかなかハードルが高いもの。
まずは、自分でできるセルフチェックを行い、不妊の可能性があるのか考えてみましょう。
本記事では、すぐにできる簡単なセルフチェック方法を伝授します。
きちんと毎月排卵をしていれば、生理周期が整っているはず。
一般的に、正常な生理周期の範囲といわれているのが25~38日。
この間に毎月生理がくるようであれば、生理周期は整っているといえるでしょう。
しかし、生理が20日周期できてしまったり、何カ月も生理がこない場合は要注意。
きちんと排卵できていない可能性があります。あまりにも生理周期が短すぎたり、長すぎたり不安定な場合は一度病院で診察を受けることをおすすめします。
また、生理の日にちだけでなく、期間の長さや量にも注意が必要です。生理の長さは3~7日間が正常な範囲。
期間の長さが正常の範囲ではない場合、量が極端に少なかったり、多かったりする場合は診察を受けましょう。
不妊の可能性は、基礎体温を測ることでもチェック可能です。
基礎体温とは、朝起きて体を動かさずに測る状態の体温のこと。
一般的な体温計は小数点第一位までとなっていますが、基礎体温計は小数点第二位まで計測できます。
基礎体温計で体温を測ることで、自分の体が今どんな状態にあるのかチェックできるのです。
女性の体は、低温期と高温期に分かれています。
通常排卵が行われると体温が上がり、生理がくると体温が下がるのですが、排卵やホルモンバランスが安定しなければ体温がバラバラになってしまう可能性があります。
基礎体温を測り、グラフ化して低温気と高温期が二層に分かれているようであれば問題ありません。
しかし、ガタガタと毎日体温が安定しない場合は注意が必要です。
また、生理不順な方は基礎体温のグラフがガタガタとなる傾向にあります。
オリモノの状態は、体からのサインの一つ。色や量をチェックしてみましょう。
オリモノは通常白や透明。
サラサラとしていることも多いですが、排卵が近づくと白く粘り気のあるオリモノの分泌が多くなります。
オリモノには個人差がありますが、あまりに量が多い場合や色に異常がある場合は注意が必要です。
不妊だけでなく、病気が隠れている可能性があるのです。
とくに茶色やピンク、黄緑色の場合は注意して観察してください。
オリモノがボロボロとした形状であったり、かゆみや悪臭を伴う場合は、できるだけ早めに医師の診察を受けましょう。
精液の状態を確認することで、夫の不妊の可能性をチェックできます。
精液はサラサラしている方もいれば、粘液状の方もいらっしゃいます。
形状はその日の体調によって異なるケースがあるので、過度に気にする必要はありません。
ただし、色が赤や茶色をしている場合は要注意。
精管などに炎症が生じている可能性があります。
白・透明・黄色がかった精液は正常の範囲内ですが、それ以外の色の場合は注意してください。
早めの病院の受診をおすすめします。 また、量が著しく少ない場合も注意が必要です。
精液の量が少なければ、精子の数が少ない可能性があります。
しかし、精子の数はセルフチェックできないので、気になる場合は病院にて検査を受けましょう。
精液を出す機会が少なかったり、禁欲をしていると精子の運動率が低下する可能性があります。
これは、精子が禁欲状態により、酸化ストレスを受けてしまうため。
精子の鮮度が下がった状態では、妊娠する確率も低下してしまいます。
もちろん無理をして精液を出す必要はありませんが、出したいのに出さない状態はよくありません。
「ある程度ためてから出したほうが精子が濃くなってよい」
という人もいらっしゃいますが、これは大きな間違いです。
新鮮な精子を出すためには、禁欲をせず定期的に精液を出しましょう。
自然なタイミングで射精ができていれば、問題ありません。
お酒やたばこは妊娠を妨げてしまう要因です。
なにかとストレスが多い妊活中ですが、できるだけお酒やたばこは控えて、禁煙・禁酒を目指しましょう。
たばこに含まれているニコチンは血液のめぐりを悪化させるため、卵子をつくる卵巣の機能が低下してしまいます。
また、過度な飲酒は生理不順やホルモンバランスの乱れにつながります。
さらに妊娠中の喫煙・飲酒は胎児に影響を及ぼす恐れもあるため、妊活中から控えておいたほうがよいでしょう。
しかし、付き合いなどでどうしても飲酒する機会がある方もいらっしゃるかもしれません。
少量の飲酒であれば、大きく影響を与えることはないので、できる範囲での禁酒を心がけてください。
女性に多い冷え性。体の冷えは、子宮や卵巣の働きを低下させてしまいます。
これらの働きが低下すると、卵子の着床に影響を及ぼす可能性があるのです。
できるだけ体を冷やさない生活を心がけましょう。 冷えを改善するのはなかなか大変なことですが、普段の習慣を見直すことが大切です。
毎日のお風呂をシャワーだけで済ませている方は、体を芯から温めるためにもゆっくりと湯舟につかってください。
また、お腹や足などが冷える場合は、腹巻をしたり厚手の靴下を身に着けることも一つの手段です。
普段からあたたかい飲み物を飲んだり、小さなことを意識するだけで冷えを少しずつ改善することが可能。
この機会に毎日の習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
妊娠を遠ざけてしまう大きな要因として、ストレスが挙げられます。
「もしかして不妊かもしれない」
と不安を抱えていたり、一人で思い悩んでいるとどんどんストレスが蓄積します。
不安は一人で抱え込まずに、誰かに打ち明けてみましょう。
夫婦で積極的に話すように心がけたり、信頼できる知人に相談するだけで、スっと心が軽くなるかもしれません。
また、ストレスが溜まっていると感じたときは適度な運動を行うことが効果的です。
軽く体を動かしたり、趣味に没頭するなどして定期的にストレスを発散しましょう。
不妊はデリケートな問題なので「人に相談しにくい」と感じている方も多いでしょう。
まずは、セルフチェックを行い、不妊の可能性があるか考えてみてください。
ただし、今回ご説明したものはあくまでも「セルフチェック」であり、正確な診断ではありません。
気になる点がある場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
また、幸せを授かるためには日々の工夫が大切。禁煙・禁酒に励んだり、生活習慣を整えて妊娠しやすい体づくりを行いましょう。