「不妊治療についてどんな治療法があるのか?」
「治療費は高額になるはず。そんなときの何かサポートはあるのか?」
など、一口に「不妊治療」といっても疑問や不安は尽きませんよね。
この記事では不妊治療の方法や特定の場合に、支給される助成金について詳しくご説明していきます。
不妊治療についてどうしても不安は多くあるものですよね。
どんな治療法があるのか、結果がどれくらい伴ってくるのか気になるところでもありますし、病院での治療となるのでお金の面でもやはり不安はつのるもの。
不妊治療に対する不安感が少しでもなくなるように、治療の方法や不妊治療に対する助成金の存在と申請方法についてみていきたいと思います。
医療技術で妊娠の手助けをする「不妊治療」には、一般的に「人工授精」と「体外受精」があります。
それぞれ成功率には個人差があり、かかる費用については病院や検査内容によっても変動しますので参考にしてみましょう。
一般的に採取後に洗浄して、濃縮した精子を子宮の中に注入するという方法です。
状態のよさそうな精子を集めて子宮へ届けるのでそれ以降は自然な妊娠と同じになります。
体内での受精がむずかしいと考えられる場合に、採取した卵子と精子を受精させて「受精卵」になったものを子宮に戻して妊娠を目指していく方法。
この卵子を採取する前に十分に成熟させる必要があるため、超音波や血液検査などで確認してから卵子の採取日を決め、できるだけ元気な卵子と精子を受精させ、確率を上げていくのです。
病院によっては、人工授精・体外受精どちらかしかできないという病院もあります。
また必ずしも不妊治療を行って必ず成功するというものでもありません。
個人差もありますし、どちらの方法が合うのかも分からない場合も多くあります。
不妊治療をすすめていくためにはその後の経過観察も重要となりますので、医師に相談をして治療方法を考え必要であれば、その病院でできない治療法について別の病院でも相談してみるのもよいでしょう。
東京都内でおすすめできる病院をここでは5つあげてみました。
東京都内だけでも数多く不妊治療ができる病院はありますので、ほんの一握りです。
病院選びの参考にしていただければと思います。
おすすめポイントに触れながら、それぞれ不妊治療について専門的な名医がいる病院ですのであわせてみてみましょう。
渋谷区千駄ヶ谷にあるこちらのクリニックは、山手線代々木駅から徒歩5分の立地で、院内の設備充実度も高いことで知られています。
こちらではオーダーメイド治療や男性不妊、不妊治療全般を専門としている病院です。
そのほか体外受精などの無料の勉強会も行っています。
院長原利夫先生が基本的には不妊についてサポートしてくれ、培養や漢方などそれぞれ専門の先生に、それぞれ個別で相談も可能となっています。
住所:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目8-10
TEL:03-3356-4211
公式サイト:https://www.haramedical.or.jp/
武蔵野市吉祥寺にある「うすだレディースクリニック」は、吉祥寺駅中央口から徒歩5分。
全国で始めて「ART取り違い防止システム」を導入して、治療の成果だけでなく患者の経済的負担を軽減させてくれています。
また不妊治療専門機関として高い専門性を兼ね備えていて、思春期のころから女性をトータルケア・サポートしてくれる病院でもあり、病院も新しく立て替えられたのでとても綺麗で落ち着いた空間です。
住所:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目4-14
TEL:0422-28-0363
公式サイト:http://www.usuda-clinic.com/
世田谷区にある杉山産婦人科は、不妊治療はすべてオーダーメイド治療を取り入れています。
また入院施設がありますので、そこでの内視鏡手術も可能となっています。
特徴としては生殖医療科として不妊治療があり、産婦人科(分娩)の機能を兼ね備えた総合産婦人科。
アクセスは京王線代田橋駅から徒歩4分です。
住所:〒156-0041 東京都世田谷区大原1丁目53-1
TEL:03-5454-8181
URL:https://www.sugiyama.or.jp/
不妊治療に対する不安を和らげてくれる、そんなクリニックを目指しているのがこちらの病院。
治療費の負担、身体の負担、通院の負担を減らすということを大切にしています。
安心無痛採卵で体外受精をサポートし、また夫婦そろって通院しやすいように夜19時まで通院可能で、六本木駅から徒歩2分とアクセスも通いやすい場所です。
小山院長は女性ですので、女性の目線で相談にも乗ってくれるでしょう。
住所:〒106-0032 東京都港区六本木7丁目15-17 ユニ六本木ビル3F
TEL:0120-853-999
URL:https://www.sbc-ladies.com/
不妊治療専門施設で年中無休で病院は開院しています。
また毎日数百名の患者が国内外問わず訪れていることでも有名で妊娠率40%といわれています(これには個人差があります)。
患者自身の妊娠する力をしっかりとサポートしてくれ、さまざまな説明会も行っているのです。
新宿区西新宿駅から徒歩4分のウエストゲート新宿ビル内にあります。
住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿7丁目7-20-3 ウエストゲート新宿ビル
TEL:03-3366-3777
URL:http://www.towako-kato.com/
東京都のなかでも、区によって助成金について手厚い保証があるところもありますが、助成対象はすべて「高度不妊治療」に限られることに注意しましょう。
ですので不妊治療の中でも保険治療が適応されない「体外受精」や「顕微授精」などの特定不妊治療が当てはまります。
他の不妊治療では積み重なって高額な治療費になってしまうかもしれませんが、「特定不妊治療」以外は助成されませんので気をつけてください。
東京都の場合の体外受精のケースを見てみると、治療に関してA~Hまで分けられておりA・B・D・Eについては初回の助成金が30万円支給され、また年齢での助成金の上限もあります。
43歳以上の場合は、助成の対象ではありませんので注意しましょう。
助成金申請方法や必要書類などは、各自治体で異なる場合がありますので、詳細はそれぞれ確認しましょう。
また東京都の場合には区によっても保障自体が異なっているところもありますので、そちらについても各自治体で確認してください。
東京都の主なケースとしては、申請期限は治療終了年度内となっていて4月1日~3月31日になりますので、間違えないようにしましょう。
また1年度内にもらえる助成金の回数に決まりがありますので、うまく活用してください。
必要書類は、
・特定不妊治療費助成申請書(指定)
・特定不妊治療受診等証明書(指定)
・精巣内精子生検採取法等受診等証明書(指定)
・指定医療機関発行の領収書コピー
・住民票
・婚姻関係を証明する書類(戸籍謄本など)
・住民税課税(非課税)証明書または住民税額決定通知書の写し
(申請日が1~5月の場合は2年前のもので6~12月の場合は1年前のものを用意)
・特定不妊治療費助成承認決定通知書のコピー
以上が必要です。
これらを不備のないように用意して、一式を管轄の担当部署に提出または郵送して申請します。
結果については2ヶ月ほどで封書で送られてきますので、確認し間違っていたり金額について納得できないなどがある場合には直接話をしにいきましょう。
自分にあった不妊治療はどんなものなのか、病院で開かれる相談会や勉強会に参加してみたり、信頼のできる先生に相談してみたりすることもよいでしょう。
助成についても考えながら、治療に対する不安を少しでも少なくできるように不妊治療に関心がわいたときにすぐ行動しましょう。
やはり何事も早いほうが不安も軽減できます。
治療するかについては調べたり考えた上で、後から決めれば良いのです。