2018.05.15

不妊治療にはカウンセリングが重要!ストレスを溜めない治療が大切

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そろそろ子供が欲しいと思っているのになかなかできない。

ひょっとしたら不妊症かも…?

と一人で不安を抱え込んではいませんか?

不妊治療をしたところで妊娠できるとは限らないし、最初の一歩踏み出すのには勇気がいりますよね。

しかし、実は不妊治療は気軽に不安や悩みなどを相談できる場でもあります。不妊治療にはどんな方法があるのか、カウンセリングの意外な重要性などを確認し、ストレスのない治療を目指しましょう。

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不妊治療でのカウンセリング

昨今では、7人に1人のご夫婦が不妊に悩んでいるといわれています。

毎月の生理に一喜一憂し、周りの人たちの心ない言葉に傷ついたりと、不妊治療には大きな精神的ストレスを伴います。

不妊治療で受けるカウンセリングが重要な理由は、妊娠の事をいろいろ聞けるだけでなく、周りの人に言えない悩み事などを吐き出すことでスッキリしたり、話しているうちに自分でも気づかなかったことに気づいたりできることで、少しでも精神的ストレスの軽減が期待できるのです。

不妊治療の治療法

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一般不妊治療での治療

一般的に、不妊とは避妊せずに性交を続け、一年以上妊娠をしない場合を指します。

病院の治療では、まず不妊の原因を探るべく、様々な検査を実施。検査が終了した上で、最初は「タイミング療法」から行ないます。

基礎体温をつけ排卵期を把握し、そのタイミングに合わせて性交を行うというもので、その後段階を踏んで人工授精など、高度な不妊治療に移っていきます。

体外受精での治療

晩婚化が進み、現在体外受精を利用される方が増えています。

体外受精とは、女性の卵子を体外で培養し、ある一定の期間外で育てたのち、女性の子宮に戻すといった治療法です。

タイミング治療の次のステップに用いられる方法で、平均4回の体外受精で約90%の成功率と妊娠できる確立がかなり高くなります。

ただし、費用と体への負担が大きい治療法ですので、なるべく長引かせずに早い段階で次のステップに進むべきといわれています。

男性不妊に適応されると言われている顕微鏡受精

卵子に精子をかけて自然に受精するのを待つ体外受精に比べ、顕微鏡で実物の卵子を見ながら精子を注入する顕微鏡受精は成功の確立が高い不妊治療です。

精子の数が少ない、運動量が弱い男性でも妊娠できる可能性が高くなります。

デメリットとしてはさらに費用が高くなるため、悪質な病院へ行ってしまうといきなり顕微鏡受精を薦められる場合もありますので十分気をつけましょう。

内視鏡手術での治療

不妊の原因となる子宮筋腫や子宮内膜症などの治療です。

最近では日帰りで受けられることも多く、安全性の高い手術です。

体外受精や顕微鏡受精などの人工的な妊娠ではなく、自然妊娠を希望される方にはオススメです。

子宮内膜症や子宮筋腫など、不妊の原因がハッキリと分かる治療法でもあるので、その後の対策にもとても役立つ治療法です。

治療費はいくらかかる?

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では、不妊治療にかかる費用はいくらくらいになるのでしょうか。

治療法にもよりますが、体外受精が一回の治療の平均が、30万円前後のところが多いです。

人口受精は一回1万円~3万円。

顕微受精は一回50万円前後で、精子を冷凍保存するのにも別途10万円かかるという場合も多いようです。

治療期間はどれくらいか

不妊治療はゴールの見えない治療と呼ばれるくらいですから人により様々ですが、平均の不妊治療期間は2年~2年半と言われています。

もちろん平均値なので10年治療されている方もいらっしゃいます。

まず最初に不妊治療の相談に行き、初診からすべての検査を終えるまで、平均して半年間かかります。

その後から、タイミング法。タイミング法がだめなら人口受精。

人工授精がダメなら体外受精。体外受精がダメなら顕微鏡受精・・・と、段階を踏んで治療をしていきます。

精神的ストレスの解消方法

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話を聞いてもらう

不妊治療に伴う精神ストレスだけでなく、日常のストレスを吐き出す場を作るのはとても大切で、立派な不妊治療にもつながります。

身近な人でもいいですし、全く共通点のない不妊カウンセラーに相談するのも一つの手です。

不妊カウンセラーであれば、不妊に関する知識もあるので、不妊の悩みから、性生活の悩み、更には日常の些細な不満なども聞いてくれます。

家族や友人などにも話せない悩みがある方にはとてもオススメです。

体を動かしてみる

体を動かすことは精神を安定させるためにはとても効果的です。

特に呼吸に重きを置くヨガでは、吐く息に集中することにより副交感神経が優位に働き、リラックス状態になります。

リラックス状態になると自律神経が安定し、不妊治療にもつながります。

もう一つ効果的なのは筋トレ。筋肉をつけることで代謝を上げ、結果的に妊娠しやすい体に近づくことができます。

家でのトレーニングでもいいですし、気分を変えてジムなどに通うのもいいと思います。妊活のパーソナルトレーナーがいるジムなどもあります。

カウンセラーのいる病院

不妊治療を取り扱う病院は数多くありますが、自分に合った治療を受けるにはどのような病院を選んだらいいのでしょうか。

不妊カウンセラー外来がある病院、学会の認定カウンセラーがいる病院に絞ってご紹介します。

はるねクリニック銀座

スタッフが医師も含めて全員女性のはるねクリニック。

不妊治療経験者のスタッフもおり、アットホームな空間で不妊に悩むご夫婦に寄り添ってくれます。

住所:東京都中央区銀座1丁目5−8 ギンザウィローアヴェニュービル6F
TEL:03-5250-6850
公式サイト:https://haruneclinic.com

名古屋大学医学部附属病院

体外受精、顕微授精の最先端設備を備える名古屋大学医学部附属病院。

その他、多くの女性疾患やセカンドオピニオンにも対応しています。

住所:愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65番地
TEL:052-741-2111
公式サイト:https://www.med.nagoya-u.ac.jp/hospital/

恵愛生殖医療医院

埼玉県特定不妊治療費助成事業指定医療機関である恵愛生殖医療医院。

患者目線の優しく、心のこもった不妊治療をモットーとしている病院です。

院長は、生殖医療、内視鏡、周産期の全ての分野での専門医でもあり、質の高い診療を受けることができます。

住所:埼玉県和光市本町3-13 タウンコートエクセル3F
TEL:048-485-1185
公式サイト:http://www.tenderlovingcare.jp

ルナレディースクリニック

10年間でなんと、約1,300件もの妊娠に成功したというルナレディースクリニック。

充実したカウンセリングと、高度な治療を受けることができます。土日も診察してもらえます。

住所:大阪府堺市堺区市之町西3丁1-43 2F
TEL:0120-776-778
公式サイト:http://www.lu-na.jp

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無理のない程度に頑張ろう

もし、一年以上自然妊娠がない場合、気軽にカウンセリングだけでも受けてみるといいかもしれません。

ストレスは妊活の最大の敵。

自分と上手に向き合い、ストレスを少しでも軽減しながら妊活を進めるだけで、妊娠しやすい体につなげることができます。

なかには、35歳から妊活に励んでいたにも関わらず、なかなか妊娠ができなかった女性がいましたが、妊娠を諦め、肩の荷が下りたことで自然に妊娠した人もいらっしゃいます。

あまり自分を追い込みすぎず、できることからはじめましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。