不妊体質の人にはさまざまな特徴があります。
その特徴に当てはまっていたら、不妊体質の可能性があります。
しかし、不妊体質でも絶対に妊娠できないということではありません。
体質を改善して「妊娠しやすい体質」にすることはできるので、思い当たる節のある方は是非改善方法を試してみましょう。
不妊体質とは、子どもを望んで避妊をしていないカップルにおいて、2年間不妊期間があることを言います。
年齢に関係なく、20代や30代であっても不妊体質である可能性はあり、年齢を重ねるごとに不妊体質になる確率は高くなります。
不妊体質には特徴があるので、なかなか妊娠に成功しない人は特徴に当てはまるかどうかを確認してみましょう。
また、自分が不妊体質かどうかをチェックする方法もあります。
不妊体質であったとしても、絶対に妊娠できないということではありません。
病院で不妊治療を受けること以外にも、自分でできる不妊体質を改善させる方法もあるので、不妊で悩んでいる方は試してみてくださいね。
不妊体質で共通している特徴は月経異常です。
月経の周期が異常に長いもしくは短い、量が異常に多いもしくは少ないなど。
生理中にひどい腹痛があるなど体調悪化の症状が出ることもあります。
また、子宮筋腫や子宮内膜症の経験がある方も不妊のリスクが高くなるので要注意です。
性感染症や骨盤腹膜炎にかかったことがある方も不妊になりやすいといわれています。
これらは女性の不妊体質の特徴ですが、女性不妊だけでなく男性不妊の可能性もあるということを頭に入れておくとよいです。
不妊体質のセルフチェックができる無料サイトがいくつかあります。
インターネットで検索すると出てくるので、不妊で悩んでいる方は試してみるとよいでしょう。
不妊体質のセルフチェックができるサイトとは、食生活や生活習慣の傾向から、妊娠しやすい体かどうかを無料でチェックできるというものです。
妊娠力は特に栄養が重要なポイントなので、妊娠しやすい体になる栄養が摂れた食生活をおくっているかどうかをチェックします。
診断は3分ほどで終了するので、気軽にセルフチェックしてみましょう。
※参考:https://baby-calendar.jp/shindan
不妊体質を改善する方法があります。
妊娠しやすい体をつくるために以下の方法を実践してみましょう。
妊娠しやすい体をつくるためには、規則正しい生活習慣を送ることが大切。
夜更かしはホルモンバランスを乱す原因になります。妊娠しやすい体質になるためにはしっかりと睡眠をとることが基本です。
仕事をしている方は、残業や夜の付き合いを減らし、夜更かしを避けてなるべく早く寝るようにしましょう。
夫の不妊の原因になる精子の運動率の低下や精子の量なども睡眠不足やストレスが影響している可能性があります。
夫婦で妊娠しやすい体質になるために、生活習慣を見直しましょう。
妊娠しやすい体づくりをサポートする栄養素を意識的に摂ることで、不妊体質を改善できる可能性があります。
鉄分は、子宮の粘膜を作るのに必要な栄養素です。鉄分が不足すると受精卵が着床しにくくなるので、意識的に鉄分を摂るようにしましょう。
鉄分を含む食べ物はいろいろありますが、特にレバー、赤身肉、かつお、せんまい、あさりは吸収率が高いのでおすすめ。
レバーを毎日食べるのは難しいかもしれないので、肉や魚を毎日の食事に取り入れるよよいでしょう。
人間の体はタンパク質からできており、新しい命を生み出すためにも必要不可欠な栄養素です。
鉄分と同じくらいに大切な栄養素なので、たんぱく質も意識して食事に摂り入れるようにしましょう。
タンパク質を含む食べ物は、肉、魚介、卵、大豆製品などがあります。
植物性タンパク質よりも動物性タンパク質のほうが吸収されやすいのでおすすめです。
赤身肉は、鉄分もタンパク質も両方とも含んでいるので、不妊体質を改善させるのに最適な食べ物だといえます。
体が冷えていると不妊の原因になります。
妊娠しやすい体質になるためには体を温めることが大切。
特に下半身を温めるように意識しましょう。
体を温めるおすすめの方法は、腹巻をする、レッグウォーマーを使用する、ゆっくりとお風呂に浸かる、貼るカイロを使うなど。
寒い冬の時期だけでなく、夏の時期も注意が必要です。
夏は冷房によって体が冷えやすくなっているので、夏も冬も体を冷やさないように気をつけましょう。
市販されている漢方を試して体質を改善させる方法もあります。
ただし不妊の原因によって合う漢方薬が異なるので、まずは不妊の原因を知ることが大切です。
不妊の原因は、ストレスによるホルモンバランスの乱れ、加齢による女性機能の低下、冷えが原因の不妊など、さまざまです。
それぞれの原因に合う漢方を摂取し、その原因を取り除くことで妊娠しやすい体質に改善できる可能性があります。
漢方薬を試したい場合は、薬局へ行って薬剤師に相談するようにしましょう。
不妊体質になっている原因は、生活習慣にあるかもしれません。
睡眠不足、栄養不足、ストレス、体の冷えなどが原因で不妊体質になることがあるので、まずは生活習慣を見直し、日常生活に気をつけて妊娠しやすい体質に改善させましょう。
自分が不妊体質かどうかをチェックできるサイトを利用するのも1つの手段。
妊娠力をチェックできるだけでなく、自分に足りない栄養や気をつけたほうがよい生活習慣についても知ることができます。
また、自分ではなく夫が不妊体質である可能性がある、ということも頭に入れておくべきです。
生活習慣を見直しても妊娠できないのであれば、不妊治療を進めるなど、次のステップに踏み出すことを検討しましょう。