不妊治療中のひがみ…考え方を切り替えるためのポイントとは？

不妊治療中は、気持ちがナーバスになりやすいもの。

子供連れの家族や友人からの妊娠報告など、精神的に辛いものがありますよね。

中には「他人へのひがみの気持ちを抑えられない」という方も多いでしょう。

今回は、不妊治療中に生まれやすい「他人をひがんでしまう心」を落ち着かせるためのポイントをチェックしていきます。

考え方を切り替えて、穏やかな毎日を過ごすための参考にしてみてくださいね。

不妊治療中は他人へ「ひがみ」の気持ちが大きくなる

不妊に悩んでいる方の中には「他人をひがんでしまう」とお悩みの方もいらっしゃいます。

自分はなかなか子供を授かることができないのに、身近な人が妊娠するとひがみの気持ちが生まれてしまうのは仕方のないこと。

では、どうすればひがみの気持ちをなくすことができるのでしょうか？

それでは、不妊にお悩みの方の心を軽くするための方法を見ていきましょう。

どうして他人をひがんでしまうの？

まずは、なぜ「ひがみ」の気持ちが生まれてしまうのか考えていきましょう。

他人の状況を羨ましく感じてしまう

ひがみというのは、物事をひねくれた感じ方で受け止めてしまうこと。

他人の状況を羨ましく感じるがあまり、ひがみの気持ちが生まれてしまいます。

たとえば、身近な人から妊娠報告を受けたときに「自分に対しての自慢なのではないか」と感じたことはないでしょうか。

これは、まさにひがみの気持ちです。

ひがむ心の根本には「彼女は妊娠して羨ましい」という気持ちがあるのです。

しかし、それを素直に祝福することはできず、ひねくれた受け取り方をしてしまいます。

本当は素直に「おめでとう」と祝ってあげたいのに、それができずにモヤモヤした気持ちを抱えている人が多くいらっしゃいます。

自分の状況と比べてしまう

ひがみの気持ちが生まれるのは、自分の状況と比べてしまうから。

身近な人が妊娠してる中、自分だけがなかなか子供を授かることができないのはとてもつらいもの。

「どうして自分だけ」「どうして彼女にはできて自分にはできないの」と比べてしまうのです。

とくに不妊治療を行っている方は、妊娠に対する考え方がデリケートになっている可能性があります。

他人の口から妊娠というワードが出ただけで、ひがみの気持ちを持ってしまう方も少なくありません。

他人へのひがみの気持ちを少なくする考え方

では、他人への「ひがみ」の気持ちを少なくするにはどうすればよいのでしょうか？

心を軽くするための考え方をチェックしていきましょう。

他人はあくまでも別の人であると考える

他人はあくまでも別の人であって、自分ではありません。

極端にいうと、他人と自分を比較しても意味がないのです。

もちろん、他人と自分を比べてしまうのはよくあることです。

不妊に悩んでいる方以外にも「他人と自分を比べて落ち込んでしまう」という方が多くいらっしゃいます。

しかし、他人と自分を比べて優劣をつけるのはとてもストレスがかかること。

無意識のうちに「どうしてあの人ばっかり…」というマイナスな思考になってしまうのです。

他人と自分を比べたところで、妊娠の有無が変わるわけではありません。

できるだけ、他人と自分を比較しないようにしましょう。

「どうして自分だけ…」という気持ちを捨てる

「どうして自分だけ妊娠できないんだろう」

「なんでこんなに頑張っているのに、授かることができないんだろう」

と感じている方も多いでしょう。

これは、とてもネガティブな考え方。

なかなか妊娠ができない中、マイナス思考になってしまうのは仕方がないことですが、できるだけ前向きな気持ちを持つことが大切です。

また、妊娠ができずに悩んでいる方は自分一人だけではありません。

世間には、たくさんの人が不妊に悩んでいるのです。

誰かと気持ちを共有したい場合は、不妊治療を行う人が集うコミュニティサイトなどで交流を図ることも一つの手段です。

気持ちを落ち着かせる行動をとろう

最後に、気持ちを落ち着かせる方法をチェックしていきましょう。

自分の気持ちを日記に書く

毎日の暮らしの中では、たくさんの気持ちが生まれてきます。

ひがみの気持ちのほか、さまざまな感情があるでしょう。

しかし、自分の中で生まれた気持ちを整理することはとても大変。

「なぜ他人をひがんでしまうのかわからない」という方は、自分の気持ちを日記に書いてみてください。

日記の書き方に決まりはありません。

箇条書きでも文章でもよいのです。

大切なのは、その日感じたことをストレートに書くこと。

些細なことでも文字として表すことで、自分の気持ちを再確認できます。

もちろん、ひがみの気持ちがあっても構いません。

自分の気持ちを素直に受け止めてあげましょう。

好きなことに没頭して気を紛らわす

他人をひがんでしまう自分にイライラしたり、悲しくなってしまう場合は好きなことに没頭して気を紛らわせてください。

趣味でも散歩でも、スポーツでも構いません。

時間を忘れるくらい没頭できることを行いましょう。

なにかに打ち込むことは、ストレス発散になります。

また、ある程度の時間不妊の悩みから解放されることで、心に余裕ができます。

モヤモヤした心にお悩みの方は、定期的に好きなことに打ち込んで気持ちの切り替えを行ってみてはいかがでしょうか。

他人と比べずありのままの自分を受け入れよう

他人と自分を比較すると、とても心が疲れてしまいます。

ひがみの気持ちをなくすためには、ありのままの自分を受け止めることが大切。

ひがみの感情はもちろんのこと、自分の気持ちに素直になってくださいね。

今の自分の状況や気持ちを受け止めることで、心がすっと軽くなるはずです。

気持ちを落ち着かせる行動をとり、少しずつ前向きな考え方に切り替えていきましょう。