妊活中の女性にとって、葉酸サプリはぜひ生活に取り入れたい手軽な妊活の1つです。しかし薬局やドラッグストアで購入できるサプリメントは価格も手ごろですが、安全度や選ぶ基準に迷って中々決められないという人のために、選ぶコツをお伝えします。
「葉酸サプリが欲しいけど手ごろな値段に抑えたい」「通販には抵抗がある」という人にとって、薬局で購入できる葉酸サプリは魅力的な商品です。
しかしどのように選べばいいのか基準が分からない場合、たくさん並んだ葉酸サプリから1つだけ選ぶのは至難の業です。そこでこの記事では、葉酸サプリの選び方やメリット、薬局で購入できるおすすめの葉酸サプリや安全性について解説します。
葉酸サプリを薬局で購入するとどんなメリットがあるのでしょうか?
出かけたついでに購入できるのが、薬局で葉酸サプリを購入するときの嬉しいメリットの1つです。通販と違って待ち時間がないため「これにしよう」と決めたその日から、入手できすぐに飲み始めることができます。
また店頭で実際に手に取って確認でき、薬局なら薬剤師に今飲んでいる薬について相談しながらサプリメントを選ぶこともできます。飲んでみないと合う合わないは分かりませんが、全く手に取れない通販に比べると実物が見られるのは大きなメリットでしょう。
葉酸サプリは通販だと2,000円~6,000円ですが、市販だと500円~1,500円で手に入ります。これには市販で流通させるために長期保存ができコストも安く、大量生産できるようなサプリが求められるからでしょう。毎日飲み続けることを考えると、毎月2,000円以下で済ませられる市販のサプリは魅力的といえます。
サプリはあくまで栄養の補助役であり、毎日続けることが大切です。しかしいくら栄養素が豊富なサプリでも、高額すぎるあまり経済的に負担を感じるとなれば、続けにくくなり結局飲めなくなってしまうというデメリットになってしまいます。
価格が安いと、安全性が気になる人もいるかもしれません。ネットの口コミでは「市販物は危険で通販の物は安全である」といわれがちですが、そのような事実はないようです。
薬局で買える葉酸サプリの多くは大量生産が可能な大手メーカーの商品であり、自社工場でしっかり品質管理をして製造されていることがほとんどで、当然GMPにも準拠した工場で生産されているようです。
また「合成葉酸は危険」とみなす意見もありますが、そもそも合成葉酸は厚生労働省や世界各国で推奨されている吸収されやすい葉酸であり、天然素材ではなく合成素材ですから放射性物質検査をする必要もないため、安全度について問題はないといえます。
最初に、薬局で葉酸サプリを選ぶ際に注目しておきたい基準を2つ、チェックしておきましょう。
GMP認定工場とは、一定の基準において安定した品質で材料の搬入から完成した製品の搬送まで、問題がないと認定された工場のことです。この工場で製造された商品には、GMPのロゴが入っています。
こうした工場で製造されたサプリは、成分量にばらつきがなく不純物の混入の心配が少ない製品であるといえるため、選ぶときにはぜひチェックしておきたいポイントです。
栄養機能食品や特定保健用食品など、薬局には様々な表記がなされたサプリが置かれています。これらの表記のうち、選ぶときに最低でもクリアしておきたいのが「栄養機能食品の表記」があるかどうかです。
この表記を行うためには、栄養成分が1日当たりの摂取目安量の上限値を超えないように、摂取量や注意喚起の表記などが法的に定められています。1日1,000μgという摂取基準のある葉酸を含むサプリを選ぶときには、どの成分がどれだけ含まれているかが正確に分かるものを選ぶことが重要でしょう。
実際に薬局に行くと、葉酸サプリと一口に言ってもいくつか種類があります。
まずクリアしておきたいのは、葉酸の1日の摂取量がきちんと含まれているかどうかです。葉酸の1日あたりの目安は通常女性で240μg、妊活中で1日400μgです。特に妊活中の場合は、400μgというのは通常の食事からの葉酸摂取ではなく、サプリから摂取したい量として推奨されています。
しかしここに食事から摂取される葉酸も含まれるため、1日当たりの摂取基準である1000μgを超えないように、葉酸サプリは1日当たりの摂取量をきちんと守る必要があることには留意しておきましょう。
通販で購入できる葉酸サプリに多いのが「天然葉酸が含まれているから安心」といった謳い文句です。しかし厚生労働省を含め世界各国では、吸収率のよい合成葉酸をすすめているようです。
また葉酸は熱・光・水に弱く、食事から摂ろうとすると不足しがちです。そのため葉酸サプリに含まれる葉酸は、合成葉酸を選んでおきましょう。合成葉酸はプテロイルモノグルタミン酸と表記されることもあるので、参考にしましょう。
市販のサプリでありがちなのが、価格を安く抑えるために成分が限られていたり、含まれる成分の含有量が不十分という、コストに関わる問題です。そこで、葉酸の吸収を助ける栄養素が含まれているかどうかをチェックしておきましょう。
特に注目したい成分は、ビタミンB12やビタミンB6、鉄分、ビタミンC、亜鉛といった成分で、できるだけこれらの成分が全て含まれているものがおすすめです。ただし含まれていても量が微量というケースもあるので、必ず成分量も確認しましょう。
「薬局やドラッグストアで購入できるおすすめの葉酸サプリが知りたい」という人におすすめの葉酸サプリについて解説します。
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今回の記事内で紹介したポイントを全て押さえており、なおかつ多くの薬局で手に入りやすい葉酸サプリです。
以下は「ディアナチュラスタイル 葉酸×鉄・カルシウム」に含まれる葉酸を含め、ビタミンとミネラル成分の一覧です。
このように葉酸は必要量がしっかりカバーされ、ビタミンB群、ビタミンC、鉄、カルシウムが含まれている葉酸サプリです。市販の葉酸サプリとしては珍しく、鉄がきちんと妊娠前の1日当たりの摂取量をカバーできているのがポイントです。
またビタミンB群とビタミンCは、しっかり妊娠前の1日当たりの推奨量をカバーできています。唯一カルシウムのみ、1日当たりの推奨量には600~500mg足りないため食事やサプリを活用して補う必要があります。
20日分で450円、60日分で900円と非常に安価なのも特徴です。1日2粒で1粒あたりのサイズも大きくなく、60日分を購入すれば単純計算で1日当たり15円です。これだけ低価格な葉酸サプリも、かなり珍しいといえます。
ただ、妊娠前に必要な成分はかなり広範囲で網羅できていますが、妊娠後の葉酸サプリとしては鉄やカルシウムなどが不足しているため、そこでより成分の豊富なものに切り替えるかどうか検討していくとよいでしょう。
【参照リンク:https://www.dear-natura.com/product/detail/yousan-tetsu-ca-pouch】
どんなに優秀な通販の葉酸サプリでも、摂取を続けられなければ葉酸サプリとしての効果は発揮できないかもしれません。しかし市販のサプリの場合、成分量が不足していたり、保存のための添加物を摂り続けることへの心配面もあるでしょう。
サプリ選びのポイントをおさえて、必要な成分や推奨量がきちんと摂取できる葉酸サプリを選び、妊活に取り組むことをおすすめします。