2018.07.04

排卵日6日後に起こる体内の変化と自分で感じる身体の変化とは

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排卵は基礎体温の低温期から高温期に変わる間に起きます。高温期の1日前に排卵した場合、排卵日から6日後は高温期の6日目ごろにあたります。もし受精していれば受精卵が子宮に到着するのがこの時期なので、体調に変化が起こることがあります。

排卵日6日後の体に起きていることは

排卵日ごろに受精が成立して受精卵となった場合、だいたい排卵日から約6日後に子宮到着し、ゆっくり6~7日かけて子宮内膜に根を下ろして着床します。ここでようやく妊娠が成立するのですが、妊娠が成立したことによってこの時期から体調に変化が現れる人もいます。この時期に現れる症状は妊娠超初期症状の可能性があります。症状だけで妊娠は判断できませんが、基礎体温と併用しながら様子を見てみましょう。

排卵が起こってから妊娠までの流れ

卵巣から排出した卵子が精子と出会って受精卵となり、6~7日かけて子宮に向かい、その後さらに6~7日かけてゆっくり子宮内膜に根を下ろして着床したところで妊娠が成立となります。

排卵から受精卵が出来るまで

卵巣内で卵胞が成長し、そのなかから一つだけが卵子として卵巣から排出されることを排卵といいます。排卵された卵子はどのようにして受精卵となるのでしょうか。

排卵はいつ起こるのか

排卵は1カ月に1回起こります。月経が28日周期の場合は、次回月経開始予定日の約14日前に排卵するといわれています。しかし、ストレスなどによって排卵日は前後することがあります。基礎体温や排卵検査薬、病院での卵胞チェックによってより正確に排卵日を知ることもできます。

受精卵はどうやってできるのか

卵巣から排出された卵子の寿命は約24時間で、その間精子との受精を待ちます。射精された精子は子宮頚管を通ってから卵管に到着します。精子の寿命は約36~48日です。その間に何億個の精子からたった1個の精子が卵子と出会って受精すれば受精卵となります。精子のほうが寿命が長いので、精子が先に辿り着いて卵子の排卵を待っていたとしても妊娠の可能性があります。

受精卵が着床すると妊娠成立

受精卵となっただけではまだ妊娠は成立していません。無事子宮内膜に着床したところで妊娠が成立します。

着床までの流れ

受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮内膜を目指します。はじめは子宮に浮かんでいるのですが約6~7日かけて子宮内膜に根を下ろし、着床します。

着床にかかる日数

受精卵は約6日かけて子宮に移動し、約6~7日かけて子宮内膜に根を下ろして着床します。排卵から大体6~7日の間に着床が始まって12~13日ほどで着床が完了する流れになっています。

排卵日6日後の身体に現れる症状

排卵日6日後はもしうまく受精して受精卵ができていたら、受精卵が着床に向けて子宮に到着している時期のため、体調の変化が起こることがあります。基礎体温を参考にしながら自分の身体の変化に気を付けましょう。

基礎体温の変化

基礎体温は正常な状態であれば、低温期と高温期の2層に分かれます。基礎体温をつけていれば排卵のタイミングを予測することができます。

低温期から高温期になる数日間に排卵する

基礎体温のグラフが低温期から高温期になる数日間の間に排卵します。低温期から高温期の差は約0.3~0.5℃といわれています。排卵日は最も体温が低いといわれていますが、わかりづらいこともあります。

排卵日6日後は高温期に入ってから6日目

高温期の1日前に排卵した場合、排卵日の6日後は高温期に入ってから6日目となります。この時期は受精卵の着床が始まっているか、受精卵ができて着床のタイミングをみている時期にあたります。もし着床が起こっていたら体調の変化が見られることがあります。

ホルモンバランスの急激な変化

妊娠すると、ホルモンバランスが急激に変化します。黄体ホルモンといわれるプロゲステロンが過剰に分泌されることが原因です。

妊娠超初期症状があらわれる

着床が起きていれば妊娠の兆候が現れはじめます。妊娠が成立すると過剰に分泌されるプロゲステロンは、受精卵の着床や成長を助けるなど妊娠において大切な役割をもっています。しかし、もうひとつの女性ホルモンエストロゲンとの分泌量に差が出てホルモンバランスが乱れ、心身に不調を感じることがあります。また、プロゲステロンによって基礎体温が上昇し、身体にだるさを感じることもあります。

妊娠している場合の排卵日6日後の症状

妊娠している場合、排卵日の6日後あたりから妊娠超初期症状が見られることがあります。どのような症状があるのでしょうか。

下腹部痛がある

下腹部の違和感や生理痛のような痛みを感じる場合があります。痛み方は人によって異なりますが、便秘がある人はお腹の張りを感じることがあります。生理痛のようにチクチクとした痛みを感じる人もいるようです。また、下腹部を引っ張られるように感じる人もいるでしょう。

おりものの変化

おりものは、排卵期や妊娠などで量が増えることがわかっています。排卵日ごろになると透明のサラサラとしたおりものになり、その後白く粘りのあるおりものへと変化していきます。妊娠しているとおりものの量が増える人が多いですが、一概にはいえません。また、着床出血がありおりものに混じって茶色いおりものがでることもあります。

出血がある

全ての人に起こるわけではありませんが、排卵日の約1週間後に少量の出血がみられることがあります。これは着床出血の可能性があります。着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床するときに絨毛が小さな根を張って子宮の壁を傷つけることによっておこる出血です。出血量は少量であることが多いです。

排卵日6日後に妊娠検査薬は有効か

市販の妊娠検査薬は、生理予定日から1週間後から使えるものがほとんどです。正確に調べるには排卵日の21日目以降に使用するのがおすすめです。排卵日の6日後ではタイミングが早すぎるため、反応が見られないでしょう。妊娠しているか気になるところですが、正常に検査できるタイミングまで待つようにしましょう。

妊活中は焦らずリラックスして過ごしましょう

妊活中は小さな身体の変化でも妊娠ではないかと焦ってしまいがちです。焦らずリラックスして過ごすように心がけましょう。ストレスが溜まるとホルモンバランスが乱れる可能性もあるので、妊活中は特にリラックスして過ごすことが大切です。妊娠かどうか気になったら、判定可能な日になってから妊娠検査薬を試したり、病院で受診してみましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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