2018.07.05

「二人目を妊娠しやすい時期はいつなのか」第二子が早く欲しい人へ

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「一人目を出産したあとに二人目も早めに産みたい」という女性も多いのではないでしょうか。産後は妊娠しやすいといいますが、本当なのでしょうか。二人目を妊娠しやすい時期はいつなのか、どうやったらその時期が分かるのかについて解説していきます。

二人目の妊娠はしやすいのか

一人目出産後、二人目も早く欲しい、というお母さんも少なくはありません。二人目は妊娠しやすいと聞きますが、本当なのか確かめたくなりますね。

そこで、実際の所はどうなのかを検証してみました。また、妊娠しやすい時期を確認する方法もお伝えするので、参考にしていただければと思います。

二人目を妊娠しやすい時期を測る方法

産後妊娠しやすいというのは仮説

「産後は妊娠しやすい」という説がありますが、それには科学的な根拠は全くありません。むしろ、産後すぐはできにくい場合も多いです。なぜなら、赤ちゃんを出産したあとは、母乳の出がよくなる「プロラクチン」というホルモンの分泌量が増え、赤ちゃんを育てるために大切な機能が高まるからです。その作用により、排卵が抑えられるので、妊娠しにくい時期といえます。

仮に、産後すぐに妊娠したとしても「早産」や「未熟児」のリスクが高まるのでおすすめできません。特に産後6カ月以内の妊娠は、早産のリスクが1.4倍になるというデータがあります。

産後1年半以降が、母体にもおなかの赤ちゃんにも負担をかけないのでおすすめです。また、妊活を始めるタイミングの目安として、生理開始を目安にしてもいいでしょう。

排卵日と生理周期のチェック

二人目の妊活をするには、計画的に進めたほうが赤ちゃんができやすいでしょう。計画的に進めるにあたって大切なことは、排卵日をチェックすることです。性交渉は排卵日前後に行うと、妊娠しやすいといわれています。

また、生理周期が28日と30日周期の人では、生理からの排卵日の数え方が異なるので、生理周期のチェックも行うと、より正確な排卵日を計算できます。自分のサイクルを知るために、基礎体温は毎日測り、卵胞期と黄体期のペースを確認することが大切です。

排卵日のチェック

一番妊娠しやすい時期は、排卵日当日といわれています。そのため、排卵日を正確に把握しておくことが大切です。排卵日を調べる方法は、三つあります。一つ目は基礎体温表をつける方法、ニつ目は産婦人科で診てもらう方法、三つ目は排卵検査薬を使う方法です。

基礎体温は、熱が出たときに測る体温とは違います。体を安静にした状態で測ったときの体温を、基礎体温といいます。また体温計も、普段使っている体温計ではなく、専用の婦人体温計で測ります。体温を測る場所はわきの下ではなく、口の中で測ると、より正確な体温がわかります。基礎体温は、朝起き上がる前に測りましょう。

しかし、もっと正確な排卵日を知りたい方は、産婦人科へ行くことをおすすめします。基礎体温計よりも正確に予測してくれます。さらに、手軽に排卵日を知りたい方におすすめなのが、「排卵検査薬」を使うことです。排卵検査薬は、自宅で簡単に自分で検査でき、産婦人科や通販でも購入できます。使用時期は、生理予定日の10日前くらいから使う人が多いようです。

二人目の妊活のために大切なこと

規則正しい生活で健康体を保つこと

妊娠しやすい体を作るために、栄養バランスがとれた食事をすることが大切です。また、1日3食決まった時間に食べる、早寝早起きをするなど、規則正しい生活を送ることも重要です。

さらに、無理なダイエットや過度な運動などもNGです。一人目を出産後に、早く体型を戻したいという方は、骨盤矯正やストレッチなどがおすすめです。

パートナーと排卵日前後の仲良しを計画すること

排卵日前後に性交渉を行うと妊娠の確率を高めますが、産後の育児に追われて、そのチャンスを逃してしまいがちです。また、旦那さんの考えや仕事の都合などもあるでしょう。

よって、自分だけの都合で計画を立ててしまうと、けんかの原因にもなってしまいます。それを防ぐためにも、排卵日を参考にパートナーと話し合い、計画的に営みをすることが大切です。

葉酸摂取の必要性

産後は栄養が不足しがち

出産によって、お母さんの体はたくさんの栄養やエネルギーを消費します。また、妊娠中、お腹の赤ちゃんのために食べ物を我慢してきた分、産後は好きなものばかりを食べてしまい、栄養が偏ることも考えられます。

特にカルシウムや葉酸は必須の栄養素なので、意識して摂るようにしましょう。

産後不足しがちな栄養素の一つ

妊娠前や妊娠初期に葉酸が不足すると、「無脳症」や「二分脊髄」などの先天性異常のリスクが高くなると、厚生労働省から2002年に通知が来て以来、葉酸を積極的に摂取するように呼びかけられています。葉酸はとても大事な栄養素なので、母子手帳にも記載されています。妊娠中に起こりやすい、貧血防止にもよい栄養素です。

葉酸は食べ物から摂取できるものの、水に溶けやすく、熱で破壊されるので、食べ物に含まれている葉酸をすべてそのまま吸収できません。吸収できるのは、食べた量の半分以下といわれています。そのため、サプリなどを活用して葉酸を摂ることをおすすめします。

自分にあったペースで二人目の妊活を

二人目を早く欲しいという気持ちのあまり、焦ってしまうとストレスにもつながります。また、一人で悩みを抱え込むこともよくありません。パートナーとしっかり話し合い、自分の体にも負担をかけないようにして、計画的に妊活を行いましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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