2018.07.05

生理4日目の身体の状態とは?過ごし方やNG行動を徹底チェック

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「生理4日目の過ごし方がわからない」という方も多いのではないでしょうか。今回は、生理4日目の体の状態や過ごし方について詳しくチェックしていきます。生理中は体が不安定でデリケートな時期。体に配慮しながら、ゆっくり快適に過ごしましょう。

生理4日目の行動制限は

生理4日目になると、生理痛も和らぎ経血量も少なくなります。ただし、4日目であっても生理中であることに変わりはありません。「生理4日目の体はどんな状態なんだろう」「どんな行動制限をすべきなんだろう」と疑問を感じている方も多いでしょう。

本記事では、生理4日目の体の状態や、生理4日目ごろからOKな行動・避けたほうがよい行動について詳しく解説していきます。

生理4日目の体の調子

まずは、生理4日目の体の調子を確認していきましょう。

経血量は少なめになる

一般的には生理初日から2~3日後に経血量がピークに達します。生理2~3日目が「一番つらい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

経血量がピークに達したあとは、どんどん量が少なくなっていきます。4日目になる頃には出血量は少なめに。ふつうの日用のナプキンでも十分対応できます。「4日目にはうっすら血がつく程度まで経血量が減少する」という方も多いようです。また、経血量が少なくなるにつれ、生理痛も徐々に和らいでいきます。

痛みが続く時は注意

生理の終わりかけに腰痛や頭痛、腹痛などの痛みが増してくる場合は月経困難症の可能性があります。月経困難症とは、生理痛の痛みがひどい状態を指します。人によっては嘔吐をしたり、寝込んでしまったりと日常生活に支障をきたす場合も。

また、月経困難症が起こる要因として、別の病気が潜んでいる可能性もあります。子宮内膜症や子宮筋腫を患うと生理痛がひどくなる傾向があるため、強い痛みが何日も続く場合は婦人科を受診することをおすすめします。生理4日目を過ぎてもまったく痛みが和らぐ気配がなければ、一度医師に相談してみましょう。

短い人は生理が終わる

生理4日目は、出血期間が短い人であれば生理が終了していることもあります。正常とされている生理の日数は3日~7日。そのため、4日目にすでに出血がストップしている人もいらっしゃるのです。

4日目に生理が終了する場合は、正常の範囲内なので心配する必要はありません。ただし、1~2日で出血が止まってしまう場合は注意が必要です。あまりにも短期間で出血が止まってしまう場合は、生理ではなく不正出血の可能性があります。毎回出血が短期間でストップしてしまう人や、いつもより極端に出血期間が短くなった場合は一度婦人科を受診しましょう。

生理4日目からOKな行動

次に、生理4日目ごろからOKな行動をチェックしていきましょう。

自宅での入浴

基本的には生理のときも入浴は可能です。ですが、経血量が多い1~3日目の間に湯船に入ることに抵抗がある方はシャワーのみで済ませてもよいですね。経血量が少なくなった4日目であれば気にせずにゆっくりと入浴を楽しめるのではないでしょうか。お湯の温度は熱すぎないよう、温度や入浴時間を体の状態に合わせて調整してください。

また、自宅での入浴はOKですが銭湯や温泉など公共の場で入浴するのは避けましょう。水圧で経血が出てしまう可能性もあり、衛生的に好ましくありません。温泉や銭湯などに入る場合は、出血が完全にストップしてからにしましょう。

ウォーキングなどの軽い運動

「生理中は運動してはいけない」というイメージをお持ちの方も多いですが、生理4日目になればウォーキングなどの軽い運動をしてもOK。体に負担がかからない程度の軽い運動であれば、気持ちのリフレッシュにもつながります。

また、運動をすることで膣内に残っている経血を排出させ、生理を早く終わらせる効果にも期待できます。

ただし、あまりにも激しい運動は避けたほうがよいでしょう。生理痛が完全におさまっていない場合も運動は控えてください。体の状態と相談しながら「気持ちがよい」と感じる程度に軽めの運動を行いましょう。

リンパマッサージをする

生理の終わりかけにはリンパマッサージを行うこともおすすめ。リンパの流れに沿ってゆっくりマッサージすることで、血液の流れがスムーズになります。また、生理のストレスで疲れきった体をリラックスさせることができるでしょう。

リンパマッサージの方法はたくさんありますが、激しいものでなければどんな方法でも可能。丁寧に体をほぐしながら、ゆっくりとマッサージをしましょう。リラックス感を高めるために、お気に入りのマッサージクリームやアロマオイルを使用してもOKです。

生理4日目では避けたほうがよい行動

最後に、生理4日目では避けたほうがよい行動を確認していきます。

避妊あるなしにかかわらない性行為

避妊あるなしにかかわらず、出血が完全におさまっていない場合は性行為を避けたほうがよいです。生理中の体はとてもデリケートなため、感染症にかかるリスクがあります。

また、避妊なしで性行為を行った場合は妊娠の可能性も。排卵が起こるのは前回の生理初日から14日後あたりですが、ホルモンバランスが乱れて排卵が早まってしまうことがあるのです。精子が5日程度生き残り、排卵が早まった場合は受精する確率も0ではありません。

このようなことからも、生理中の性行為は4日目であっても避けることをおすすめします。

プールや温泉へ行くこと

生理4日目は経血量も少なくなっていますが、不特定多数の人がいるプールや温泉へ行くことは避けましょう。経血が出てきてしまっては、衛生的な問題もありますし、気になりますよね。

また温泉は体が温まって出血が多くなる可能性があり、プールでは体が冷えて生理痛を起こしてしまう可能性があります。感染症などの心配もありますので、プールや温泉は、生理が完全に終了してから利用するといいですね。

激しいダイエット

生理中はとても体が不安定な時期。激しいダイエットは避けてください。また、生理中は激しいダイエットを行っても効果があまり出ない可能性が高いです。

というのも生理前から生理中にかけては、黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌が増加し、脂肪や水分を溜め込みやすくなってしまうのです。そのためどんなに激しいダイエットをしても、水分量が多くなるため体重に変動が見られないことが多いもの。

生理前から生理中にかけて体重が増加してしまうのはホルモンの関係上仕方がないこと。ダイエットはいったん休憩し、体を休ませてくださいね。

体の調子に合わせて行動を決めよう

生理4日目は経血量も少なくなってきますが、まだまだ不安定な時期。体に負担がかかる無理な行動は避け、体調と相談しながら行動を考えましょう。

また、生理が極端に短かったり、あまりにも長引く場合はなんらかの疾患が隠れている可能性があります。生理に違和感を感じた場合は、早めに医師の診察を受けることをおすすめします。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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