大体決まった周期でくる生理。生理周期が1週間遅れたり、早まったりすると不安になりませんか。s生理周期が乱れる理由は何なのでしょうか。ここでは生理が乱れる理由や対処法を紹介します。いざというときのために、知っておきましょう。
女性にとって生理は健康のバロメーターです。生理が1週間遅れたり、早まったりすると何か病気ではないかと心配になりますよね。そのようなときにインターネットで調べたり、友人や親に相談したりする人は多いと思います。
婦人科系の病気を疑っても、なかなか病院に行くのも勇気が必要です。ここでは生理が1週間遅れたり、早まったりする原因について調べていきたいと思います。
一般的に、月経周期は25~38日の間におとずれます。これ以外に、24日以内の短い周期で月経がおとずれることを「頻発月経」、39日以上の長い周期だと「稀発月経」といいます。月経周期はひとそれぞれ。毎月、同じような周期だと、問題はありません。また、一時的に生理が乱れても、次の周期でもとに戻れば問題ありません。
生理周期はホルモンバランスが乱れることにより、早まったり遅くなったりします。その原因には妊娠や病気が隠されている場合もあります。
生理が早まる理由の多くは「ホルモンバランスの乱れ」のようです。そのほかの原因としては、機能性出血や無排卵があります。生理の不順が続くようなら、早めに婦人科を受診しましょう。
生理が早まる原因の一つとして、「ホルモンバランスの乱れ」があります。ホルモンバランスの乱れは、日頃の生活が影響していて、食事のバランスが悪かったり、睡眠や休養を十分にとれていなかったりすると起こります。また、運動不足であったり、ストレスをためているときにもホルモンバランスに影響を与えます。
卵巣で卵胞を育てる時期に分泌され、排卵日になると減少する、エストロゲン。排卵後に分泌が増える、プロゲステロン。これらのホルモンが乱れると、生理が早まる可能性があります。
生理が早まる原因に、「機能性出血」があります。生理のリズムが整っていない10代の女性や、40代の閉経前の女性に多くみられる出血です。この出血は、排卵日から生理開始日までに見られる出血です。また、無排卵の場合は生理がこない月があったり、生理予定日に関係なく出血したり、と生理不順になりがちです。
生理が遅れることは、誰もが経験のあることだと思います。女性の体はデリケート。ストレスや疲れを感じるだけで、生理の周期に影響します。また、生理が遅れることは妊娠の可能性もあります。ほかにも、婦人科系の病気の可能性もあるので注意が必要です。
生理が1週間くらい遅れることは、よくあることです。必要以上に心配する必要はありません。ストレスや過度のダイエット、運動不足などにより、ホルモンバランスが乱れることで生理が遅れることがあります。
もちろん、妊娠している可能性もあるので、生理が1週間遅れて心当たりがあるなら妊娠検査薬でチェックしたほうがよいでしょう。この時期には妊娠4週目に入るため、初期症状も出始める時期です。
妊娠の可能性がないのなら、ホルモンバランスの乱れによる生理の遅れだと考えられます。これは食生活の乱れやストレス、運動不足や睡眠不足からエストロゲンとプロゲステロンの分泌のバランスが崩れて生理に遅れが見られます。過度なダイエットやストレスなどから、卵巣機能の低下を招きホルモンの分泌が減少して早期に閉経してしまうこともあります。
体調不良から生理が遅れたり早まったりすることはよくあること。しかし、多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)や子宮内膜症などの婦人病も、生理が遅れることが特徴です。女性なら誰もがかかる可能性がある病気です。少しでも生理に違和感を感じたら、婦人科を受診しましょう。
乱れた生理周期を戻すには、規則正しい生活をおくることが早道。食事の栄養バランスや適度な運動、十分な睡眠でホルモンバランスを整えられます。
生活の中にウォーキングなどの運動を取り入れたり、毎日の睡眠時間を十分にとれるようにしましょう。
空いた時間にウォーキングや、ストレッチ、ヨガをして、適度に体を動かすようにしましょう。適度な運動はホルモンバランスを整える働きをします。心身ともにストレスのない生活をおくることが大切です。
規則正しい生活も、ホルモンバランスを整えるのに役立ちます。日頃の疲れをとるためにも夜更かしはせずに、十分な睡眠をとるようにしましょう。
女性ホルモンのもとになるのは、タンパク質。タンパク質は牛肉や豚肉、鶏肉、卵、魚などに含まれています。また、良質な脂質も必要です。脂質は青魚やナッツ類、えごま油、アマニ油、などに含まれています。
ホルモンバランスを整えてくれるタンパク質。成人女性の1日のタンパク質の摂取量は、50グラムです。卵巣細胞を作るタンパク質を摂ることで、女性ホルモンがきちんと分泌されるようになり、ホルモンバランスを整えられます。
またビタミンEには、ホルモンの分泌をサポートする役割があり、プロゲステロンの材料にもなります。ビタミンEはカボチャやブロッコリー、ホウレン草に多く含まれています。脂溶性ビタミンなので、油で炒めて食べることで、効率よくビタミンEを摂取できます。
ホルモンバランスを整えるためには、タンパク質をしっかりと摂取することが大事です。ダイエットをしているときには脂質やタンパク質を多く含む肉類などを控えがちですが、女性ホルモンにとってタンパク質はとても重要です。
生理の出血が早まって真っ赤な鮮血がでたり、量が多かったり、レバー状の塊が出てきたら注意が必要です。子宮頸がんや子宮がん、子宮筋腫や子宮内膜症の可能性も。また、強い腹痛を感じることもあります。これらの症状が現れたら、念のため婦人科を受診しましょう。
生理の周期は、ストレスやちょっとした体調不良で、すぐに乱れてしまいます。しかし、食事バランスを考えたり、運動をしたり、睡眠の質を上げることで、整えられることがわかりました。
生理周期が乱れることは、体からの注意喚起かもしれません。生活習慣を見直し、生理の乱れも整えましょう。