2018.07.04

生理が1週間早く来る原因とは。生理周期と出血から判断する方法

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普段の生理よりも1週間早く来る状態が何か月も続くと不安になります。なぜ生理が早く来るのかについての原因を知りましょう。正しい生理周期を知ることで、周期が乱れる原因や出血の仕方で体の状態を理解できます。出血が起きる原因を見ていきましょう。

生理が1週間早い場合に考えられる原因

毎月くる生理が突然、予定日よりも1週間早くきたら不思議に感じますね。1度くらいであれば気にすることはありません。しかし、何度も続くようであれば何か原因があると考えられます。その原因をしっかりみきわめましょう。

生理周期の平均的な範囲

正常な生理周期の範囲は、平均25~38日間といわれています。生理予定日の2~5日ほどの誤差であれば、誰にでもよくあることなので特に心配いりません。このズレはストレスや疲れからくる場合が多いので、しっかり休養を行うことで生理周期は安定します。

生理が1週間早い場合に考えられる原因

生理が予定日よりも1週間早くる場合は、心身の疲労やホルモンバランスの乱れ、または何らかの病気の可能性もあります。

ストレスが溜まっている

生理が遅れる要因の一つは、精神的なストレスです。精神的ストレスが多くなることでホルモンバランスが乱れ生理周期に影響を与える可能性があります。これは、ストレスによってホルモンコルチゾールの量が体内で増加してしまいます。

その影響で、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの量が低下し生理周期の乱れを出すことになります。女性ホルモンの乱れは、体に与える影響が大きいのでストレスをなるべく軽減しましょう。

体重の急激な変化

ダイエットして急激に体重が落ちた場合も、生理不順になったり生理が予定日よりも早く来る可能性があります。体重を減らしすぎると、生理が止まる可能性もあるので過度なダイエットには注意が必要です。

体重が急激に増えることも生理不順になる原因の一つです。暴飲暴食は、体に負担をかけてしまいます。適度な食事を心がけ急激な体重増加に気を付けましょう。

生理周期が安定していない

初潮を迎え、生理が始まったばかりの10代は生理周期が安定しないことがあります。これは、女性ホルモンのバランスが整っていないためです。成長することで女性ホルモンが安定していくので生理周期も安定します。

年齢が40代以降の場合、閉経が近づいているために生理が早く来ることがあります。閉経が近づくと、生理周期が突然短くなり次第に周期が長くなりゆっくりと閉経します。女性ホルモンの減少により生理周期が乱れます。そのため生理周期が安定しなくなります。

生理ではなく不正出血かも

生理予定日前の出血には、不正出血の可能性もあります。ホルモンの異常や病気などにより出血することがあります。不正出血には大量の鮮血が出ることからおりものに少量の出血が見られること、どちらも不正出血となります。

排卵が関係する出血

不正出血の一つに、無排卵出血があります。生理痛が少なく、血の色が赤黒いまたは茶色です。期間は比較的長く、1週間以上続くこともあります。無排卵でも、子宮内では妊娠の準備をしているため女性ホルモンの分泌で必要なくなった子宮内膜が体外に排出されます。これは、生理予定日に関係なく排出されます。

排卵により出血することもあります。生理予定日の2週間前の不正出血の場合が排卵出血であると考えられます。排卵による出血の特徴は、出血量が少なく色は茶色または薄い赤色です。期間は1日と短いです。ストレスなどにより女性ホルモンの分泌が増減することで出血が起きます。

妊娠が関係する着床出血

着床出血による出血の可能性もあります。子宮に精子が受精し着床したときに出血します。生理予定日の1週間から数日前に出血するので生理と勘違いしてしまいます。この場合の出血は少量で2~3日程度で終わることが多いです。

病気が関係する出血

病気が原因の器質性出血があります。膣や子宮、卵巣などに病気があるために出血します。子宮頸がん、子宮体がん、子宮筋腫、子宮内膜症、膣炎などがあります。膣炎や子宮膣部びらん、子宮頸管ポリープなどがあると性交時に出血することが多いです。

生理周期を整えるためにできること

生理周期は、ストレスや生活習慣の乱れで不安定になります。ストレスや生活習慣の乱れはホルモンバランスも大きく乱します。ホルモンバランスが乱れることで生理周期も乱れてしまいます。自分で乱れを整えるためにできることをご紹介します。

基礎体温や生理周期を記録する

自分の基礎体温や生理周期を記録し理解することで、普段と違う変化に気付きやすくなります。基礎体温表があると、医療機関を受診した際役に立ちます。基礎体温で排卵の起こる時期を把握できていると、排卵による出血の場合判断しやすくなります。

食事と睡眠をきちんと取る

食事と睡眠を改善することも生理周期を安定させます。食事のバランスが偏っていたり、睡眠時間が不足するとホルモンバランスを崩してしまう可能性があります。バランスの良い食事をとり十分の睡眠と休養が大切です。ホルモンバランスが安定して生理周期も整います。

運動などでストレスを発散する

食事や睡眠とともにストレスを発散することもホルモンのバランスをとるために大切です。適度な運動をすることで血流もよくなります。汗を流すことで自律神経も整いホルモンのバランスもよくなります。運動以外にもおしゃべりをすることでストレス発散につながります。自分にあったストレス解消法を見つけましょう。

生理周期の正しい数え方

生理周期の正しい数え方は、以外に知らない人も多いかもしれません。正しい生理周期は、最後の生理が始まった日から次の生理が始まる日の前日までが生理周期になります。この範囲が一般的に25~38日間となります。そして、一般的な生理期間が3~7日間くらいです。この期間よりも極端に短かったり長かったりする場合、何らかの原因が隠れているので早めに対処しましょう。

心配な場合は病院を受診しよう

いつもの生理よりも出血が多い場合など心配なときは病院を受診しましょう。子宮からの出血が病気に関する唯一のサインとなります。自覚症状がほとんどない場合が多いのが女性器の病気の特徴です。いつもの生理の出血と少しでも違うと感じた場合は、早めの受診をしましょう。

生理不順などで受診する場合には、基礎体温表を持参するといいでしょう。基礎体温表があることで自分の体の状態をいち早く病院側に知らせることができます。自分の体の変化をきちんと記録し病気などの発見に役立てましょう。

生理が1週間早くなる原因は不正出血の可能性もある

生理が1週間早くなる原因で、特に注意しておきたいことは「不正出血」です。不正出血の中には、病気が隠れている場合があるからです。いつもより生理が早く来た、出血量が普段より多い、下腹部痛など気なる点があったら早めの受診をしてください。

女性特有の病気は、子宮からの出血での判断になります。普段から自分の体の変化に耳を向け健康に過ごしましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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