2018.08.08

生理が2週間遅れる理由。妊娠の可能性とその他の要因をチェック

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女性の体はとてもデリケート。2週間生理が遅れてしまうことも少なくありません。では、生理はどうして遅れてしまうのでしょうか。今回は生理が遅れたときに考えられる原因を徹底調査しました。原因をチェックして不安を解消しましょう。

生理が遅れる理由とは何か

生理が2週間も遅れると「体に異常があるのでは…」「もしかして妊娠?」と心配になってしまう方が多いでしょう。実は、生理が遅れる原因は複数存在します。本記事では、生理が2週間遅れたときに考えられる原因について詳しくチェックしていきます。

生理が遅れる原因 

まずは、生理が遅れる原因を考えていきましょう。

ホルモンバランスの崩れ

女性はちょっとした環境の変化やストレスでホルモンバランスが崩れてしまうことが多いです。ホルモンバランスが崩れると排卵が遅れる原因に。生理は通常排卵日の14日前後に起こるため、排卵日が遅れると生理も遅れてしまいます。

ホルモンバランスの乱れによる生理遅れはよくあることなので、過剰に心配する必要はありません。また、生理周期は25日~40日であれば問題ないといわれています。生理周期が範囲内に収まっているのであればひとまず様子をみましょう。ただし、生理周期が戻らなかったり、一向に生理がこない場合は産婦人科を受診することをおすすめします。

妊娠の可能性がある場合

生理日はストレスなどで前後することがよくありますが、周期内に一度でも性行為があった場合は妊娠を疑ってください。たとえコンドームをつけていたとしても、妊娠する確率はゼロではありません。

また、生理日が2週間遅れているのであれば、妊娠検査薬で妊娠をチェックすることも可能です。妊娠検査薬は薬局やドラッグストアなどで購入できるので、妊娠の可能性が0でない場合はチェックしてみましょう。

兆候と確定まで

生理が遅れている原因が妊娠の場合、妊娠初期症状を感じることも。妊娠の初期症状としては、胸のハリ・おりものの変化・便秘・眠気・倦怠感などが挙げられます。いつもと違う症状が現れた場合は、妊娠の可能性を考えてみてください。

ただし、妊娠初期症状は生理前の症状とよく似ているので注意が必要。症状だけで妊娠の有無を判別することはとても難しいため、確実に妊娠をチェックしたい場合は妊娠検査薬を使用しましょう。

妊娠以外で考えられる原因

次は、妊娠以外で生理が遅れる原因をチェックしていきましょう。

必ずしも「遅れ=妊娠」とは限らない

生理が遅れると「妊娠しているのでは…」と考える方が多いですが、必ずしも「生理遅れ=妊娠」ではありません。先ほどもご説明したように、生理はさまざまな要因で遅れることがあるのです。

たとえば、ストレスや過度なダイエット、激しいスポーツなどがホルモンバランスを崩す要因として考えられます。妊娠の可能性がない場合は「ホルモンバランスを崩す原因がなかったか」普段の生活を見直してみましょう。

生理不順による遅れ

「生理が毎回不規則」「生理がこない月もある」という場合は注意が必要。生理不順が考えられます。生理不順とは、その言葉通り生理が不順な状態。25~40日の範囲内に生理が起こらない場合は、生理不順である可能性が高いようです。

生理不順はストレスなどによる女性ホルモンの乱れが原因となっていることが多いですが、子宮内膜症などの疾患が隠れていることも。成人しているのにも関わらず生理周期が安定しない場合は、一度産婦人科を受診しましょう。

その他の理由による遅れ

生理は体の状態によって遅れることも少なくありません。激しいスポーツを頻繁に行ったり、短期間で急激に体重が落ちた場合にも生理が遅れる可能性があります。

激しいスポーツやダイエットなどを行っている場合は、一旦中止して体を休ませましょう。体の状態が元に戻ることで、生理が安定する可能性があります。ただし、一向に生理周期が安定しない場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。

何かしらの原因による無月経の場合

何かしらの原因による無月経によって生理が遅れている可能性もあります。無月経とは、3カ月以上生理が起こらない状態を指します。

無月経になる原因としてはホルモン分泌の低下が考えられ、放置すると体にさまざまな悪影響を及ぼすことも。ホルモンバランスの乱れだけではなく、甲状腺や卵巣の疾患が影響しているケースもあるので、早めに医師の診察を受けましょう。

更年期によるもの

50代の女性が遅れている場合は、更年期に突入した可能性が考えられます。最後に、更年期がどのような状態なのかチェックしていきましょう。

更年期とは

個人差がありますが女性は一般的に50歳前後に閉経されるといわれており、その前後10年間のことを更年期といいます。更年期に入ると、下記のような症状を感じることが多いです。当てはまる症状がないかセルフチェックをしてみましょう。

  • 汗をかきやすい
  • イライラしやすい
  • 息切れ・動機が頻繁に起こる
  • 気分の変化が激しい
  • 倦怠感や頭痛を感じる
  • 寝つきが悪い
  • 体が冷えやすい
  • 肩こりや腰痛を感じる

閉経とは

40歳を過ぎて12カ月以上生理が起こらない場合は閉経と考えます。閉経年齢は50歳前後が平均ではありますが、40代に閉経する女性も少なくありません。

また、40歳未満であっても閉経する可能性があります。「早発卵巣不全」といって早期に卵巣内の卵胞がなくなってしまうのです。40歳未満で生理が起こらなくなった場合は、生理不順と閉経の両方が考えられるため、医師の診察を受けることをおすすめします。

妊娠以外の可能性も考えて産婦人科で受診しよう

「生理が遅れる=妊娠」と考えてしまう方が多いですが、必ずしも妊娠しているとは限りません。妊娠の可能性がある場合は、まず妊娠検査薬で確認。妊娠が原因ではなかった場合、そのほかの要因が生理遅れに影響していると考えられます。

自分自身で原因を特定するのは難しいため、なかなか生理が起こらない場合は産婦人科で受診し、医師の指示に従いながら治療と対策を行うことをおすすめします。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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