2018.08.08

【20代で妊娠出来ないのはどうして?】考えられる理由と対策

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近年、20代で子どもが欲しいのに、なかなか妊娠できずに悩んでいる人が増えています。自然に妊娠できると思っていたのにできなければ、不安な気持ちでいっぱいになりますね。いったいなぜなのか、またどうすればいいのかを検証していきましょう。

自然と妊娠できると思っていたのに妊娠できない不安

避妊せずに成功すれば、自然に妊娠すると思っていたのに、なかなか妊娠できない20代の女性が増えています。いつまでも20代が続くわけではないので、不安な気持ちになってしまうでしょう。

しかし、このまま妊娠できなかったらどうしようと悩まずに、原因を知って不妊についての知識を身につけましょう。

なぜ20代で妊娠ができないのか

日本は先進国の中でも、「不妊大国」トップといわれています。結婚したカップルの6組に1組が、不妊に悩んでいるというのです。しかもその中には、20代という若さで悩んでいる人も大勢います。食事や貧困の問題を抱える人は少ないのに、いったいなぜ、こんなにも不妊率が高いのかを見ていきます。

妊娠ができにくくなっている原因はさまざま

妊娠ができにくくなっている原因は人それぞれで、さまざな原因が考えられます。しかし、大きくまとめると、栄養不足・運動不足・睡眠不足など、女性の健康状態があまりよくないからということがいえるでしょう。

働く女性は妊娠しにくい

仕事が忙しくて食事を抜いてしまう、コンビニやファーストフードなどで、簡単に食事を済ませてしまうなどによって、痩せたり栄養不足になったりする女性が増えています。妊娠しやすい体に必要な、ビタミンやミネラルなどの栄養不足は、納得できる人も多いでしょう。しかし、「痩せすぎ」も不妊の大きな原因のひとつなのです。

アメリカのハーバード大学の調査によると、BMIが19未満の女性は、標準体型の女性の4倍妊娠しにくいというデータが報告されています。実際、日本の女性約350人(20~30代)の体を調べてみると、およそ3人に1人がBMIが19未満でした。この結果を見ると、20代女性が不妊に悩まされていることもうなずけます。

反対に、太りすぎても不妊のリスクが高まります。BMIが適正でも、体脂肪が多いと妊娠しにくいので、気をつけましょう。また、睡眠や運動不足も不妊の原因になるので、十分な睡眠と適度な運動を心がけるとよいですね。 

排卵日付近だけでなく週2~3回の夫婦生活を目標に

普段、夫婦生活がないのに、排卵日だけ夫婦生活を送るというカップルも、増えているのかもしれません。そうなると、男性の気持ちを盛り下げ、プレッシャーにもなりかねません。

排卵日だから夫婦生活を行うのではなく、週に2~3回、自然な流れで愛のある夫婦生活を行うと、パートナーだけでなく、自分の気持ちも楽になるのではないでしょうか。  

20代後半で下がる妊娠率

「20代ならいつでも妊娠しやすい」というイメージを持っている方も多いでしょう。しかし20代後半で、すでに妊娠率は低下しています。

卵子の数が減る、質が悪くなるという老化現象は、20代後半ですでに始まっているのです。そのため、20代でも後半になると、妊娠しにくくなっているのです。

不妊治療への不安

不妊治療にはどれくらいの費用がかかるのか、何歳から始めればよいのか、治療する病院の選び方などを見ていきましょう。

不妊治療はお金も時間もかかりそう

「不妊治療には興味があるけど、お金も時間もかかりそう」「20代だし、まだいいかな」などと考えている夫婦も多いことでしょう。不妊の治療費は、全額自費払いというわけではありません。

問診や内診、子宮頸がん検査、超音波検査(エコー検査)、採血は保険の適用になります。また、若いうちに治療したほうが、効果も早くみられるでしょう。

不妊治療は20代でも必要か

不妊だけの治療なら、20代でなくても40代から始めても悪くはありません。しかし、年齢が上がると糖尿病など、不妊以外の病気にかかる確率も上がります。いざ、不妊治療を始めようと思っても、何かしらの病気になったら、そちらの治療を優先させるので、実際に不妊治療を始める期間が遅くなってしまいます。よって、20代での不妊治療も、必要といえるのではないでしょうか。

検査費用が高いということは、収入が少ない20代では大きな問題でしょう。そんな方におすすめなのが「ブライダルチェック」というものです。この検査で、自分が出産を望める身体なのかどうかがわかります。産婦人科によって費用は違ってきますが、本来20,000~50,000円かかります。しかし、最近では10,000円ほどに料金を抑えてくれているところも増えています。

また、すべての検査を産婦人科でする必要はありません。HIV検査や梅毒・C型肝炎のチェックは、保健所で無料でしてもらえるので、そちらを利用してから、産婦人科で受診することも費用を抑えるコツです。

不妊検査の結果が怖い

不妊検査を受けていない女性に理由を聞いてみると、「必要性を感じていない」の次に多かったのが、「結果を知ることが怖いから」という理由でした。しかし、卵子は日々老化しています。

生理がきても年を重ねるごとに、排卵しても妊娠する確率が下がっていくのです。現実を受け止め、自分の体と向き合うことで、より早く赤ちゃんに会えるかもしれません。  

病院を選ぶときの注意

妊娠を妨げる原因がなければ、避妊しない性生活を送っていると、20代の夫婦の80~90%が、1年以内に自然妊娠するといわれています。この期間を過ぎても妊娠しないようであれば、病院での受診を検討してもよいかもしれません。

病院を選ぶときの注意点として、「通院がしやすいか」・「評判はどうか」・「一人の医師と複数の医師に担当してもらうのはどちらがいいのか」・「不妊専門」かなどをチェックするとよいでしょう。

妊娠をするために

妊娠をするためには、タイミングを考えることが大切です。また、卵子についても見ていきましょう。

妊娠のタイミングを考える

妊娠をするためには、タイミングを考えることが重要になります。どのタイミングがよいのかを知るためには、排卵日を把握する必要があります。

最近の「排卵日チェッカー」は感度がよく、ほぼ正確に排卵日がわかるため、妊娠できる確率が高くなります。ドラッグストアなどで手軽に買えることもあり、利用する人がたくさんいます。

妊娠ができる卵子とできない卵子がある

妊娠は、卵子と精子が受精して起こるものですが、卵子と精子が出会ったからといって、毎回受精できるわけではありません。卵子は卵子でも、妊娠できない卵子もあるのです。妊娠できる卵子の排卵は、4回に1回といわれています。

つまり、年間で考えると、年に3回しか妊娠のチャンスはありません。しかし、20代なら1年間妊活をすれば、8割は妊娠できます。

一人で抱え込まずパートナーと充分に話し合おう

妊娠はパートナーあってこそできるものです。「妊娠できない、どうしよう」と一人で悩まずに、まずは二人で話し合ってみましょう。

話し合いをすれば気も楽になりますし、新たな解決法も出てくることでしょう。心を開いて、十分に話し合うことが大切です。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。