2018.08.07

【生理5日目】月経の正しい知識と出血がある期間中の性交渉の安全性

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生理が長くなりがちだと、自分の生理は正常なのか、何かの病気なのではと不安になりますよね。さらに生理中の性交渉は、問題ないのか気になる人も多いでしょう。そこで今回は、生理に関する正しい知識と、生理中の性交渉の安全性について見ていきましょう。

生理5日目でパートナーとの仲良しで妊娠することだってある

生理期間が長い人は、自分の生理周期や日数は正常なのか、気になって不安になるときもありますよね。さらに生理が長い人の中には、生理5~6日目の性交渉には、問題ないのか気になる人も多いでしょう。

実は生理中の性交渉でも、妊娠の可能性はあるので、妊娠を望まない場合は、生理中の性交渉は控えたほうがよいとされているのです。そこで今回は主に生理に関する正しい知識と、生理後半での性交渉の問題について、確認しましょう。

知っておくべき正しい生理の知識

自分の生理期間が正常かどうか確認するためには、まず生理のメカニズムについて、しっかり把握しておく必要があります。しかし生理のメカニズムが、いまいち分からないという人も、多いのではないでしょうか?

そこで生理や、生理と深い関わりのある排卵のメカニズムについて、確認しましょう。

?生理とは子宮の中に作られた内膜がはがれている

生理とは、子宮内で受精卵の着床に備えて、成長していた内膜という組織が、受精卵の着床に至らなかったときに、剥がれ落ちて排出される現象のことを指します。

生理は、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロ)という2種類の女性ホルモンが、バランスよく分泌されることによって、一定の周期で毎月起こるとされています。

量や生理期間には個人差がある

生理で排出される血液の量やその期間は、人によって異なります。また同じ人でも、毎月の生理の周期や量は、2種類の女性ホルモンの分泌量のバランスによって、異なっているのです。

女性ホルモンの分泌量は、生活習慣やストレスの大きさによって大きく変動するので、正常な生理を維持するためには、生活習慣やストレスをうまく管理しなくてはなりません。

生理があまりに長い状態は「過長月経」と呼ばれ、出血量が少量である場合は「無排卵出血」、大量である場合は子宮筋腫などの病気が疑われます。

生理5日目は終わりかけ

一般的に、5日目には生理は終わりかけており、大きな出血はなく、ナプキンがなくても問題ないことがほとんどです。平均的な生理期間は、3~8日間程度とされていて、1日目と2日目は出血量が多く、3日目からだんだん出血量が減っていくことが多いとされています。

さらに、平均的な生理周期は25~40日、生理中の平均的な出血量は、コップ一杯分くらいの120?140mlとされています。ちなみに、生理周期は生理開始日から次回の生理開始日の前日なので、自分で数えるときには注意しましょう。

長引く生理を早めに終わらせるためには、ストレスや生活習慣の乱れで冷えがちな、膣と子宮を普段から暖かく保つということが重要です。たとえば、下腹部の冷えを防ぐ布ナプキンを使用したり、姿勢を正して、下腹部の血流をよくしたりするとよいでしょう。

妊活において知るべきは排卵日

排卵日付近で性交渉を行うことで、妊娠の確率は高まります。そのため、妊活においては排卵日を予測することは重要です。その排卵日は、基礎体温グラフや生理から、大体予測できるとされています。

実は生理開始日から、妊娠に向けての準備は始まっているのです。生理開始日から、卵巣の中では卵子を排出する卵胞の成熟が始まっています。次の生理開始予定日の14日前には、排卵が起きるとされているので、妊活中の人は、ぜひ覚えておきましょう。

生理直後に排卵している場合もある

通常は、生理直後に排卵が起きることはありません。しかし、生理期間が長かったり、ストレスや生活習慣の乱れにより、女性ホルモンのバランスが崩れていたりすると、排卵のタイミングがずれて、生理直後に排卵が起きることもあるのです。

また、生理中の性交渉は、女性側の負担や健康リスクが大きいですし、排卵日がずれていれば、妊娠の可能性もあるため、できるだけ避けるようにしましょう。

生理5日目で妊娠はありうる

生理中は妊娠しないと思い込んでいる人も多いですが、実は生理5日目の性交渉でも、妊娠の可能性はあります。生理直後に排卵が起きることもありますし、精子は子宮内で1週間程度は、生き続けていることもあるからです。

生き残った精子が、卵子と出会うと受精卵となり、その受精卵が着床することで妊娠が成立します。そのため、排卵が起きる可能性もある生理後半期に、避妊具無しの性交渉を行うと、妊娠する可能性があるのです。

排卵のタイミングは、自分でははっきり分かりませんし、少しの女性ホルモンの乱れでも変化します。女性ホルモンのバランスも簡単に変わるので、生理直後に排卵が絶対に起きないようにするということは、不可能なのです。

また、精子の生存期間も知ることは難しいでですし、体内に残った精子を人工的に不活発化させることも難しいとされています。そのため予想外の妊娠で戸惑わないように、妊娠を望まない場合は、生理中の避妊具無しの性交渉は避けましょう。どうしてもという場合は、必ず避妊具を付けるように注意して下さい。

さらに、生理中は女性の免疫力が下がっているので、出血量が少なくなる5日目だとしても、体調が優れないときは、性交渉は避けましょう。

妊活中でも生理中の仲良しは控えめに

妊活中ならば、生理中の性交渉は大丈夫と思う人もいるでしょう。しかし生理中の性交渉には、妊娠以外のリスクもたくさんあるので、控えたほうがよいとされています。そこで、生理中の性交渉の問題点について、見ていきましょう。

女性でも仲良くしたくなることも

テストステロンという男性ホルモンは、男性にしかないと思われがちですが、実は女性にも存在しているものです。特にテストステロンの分泌が活発化する生理中には、その影響で性欲が高まることも。

テストステロンには、男女ともに性欲を高める働きがあり、不妊治療や性欲障害などの治療に使われることもあります。さらに、その分泌量が多い女性の場合は、男性のように声が低くなったり、体毛が濃くなったりなどの影響が出ることもあります。

生理中は膣内の自浄作用が低下

生理中は、膣の内部の自浄機能を維持している、エストロゲンというホルモンの分泌量が減ります。そのため、膣内部の自浄作用がうまく働かなくなってしまいます。したがって、生理中の性交渉で、雑菌や排出された経血が膣内に入ると、炎症を起こしてしまうことがあります。

さらに女性は、生理中には体全体の免疫力が下がることもあります。そして、それが原因で、子宮内膜症や性感染症などの深刻な病気にかかってしまうこともあるのです。

痛みを感じたら即ストップ

生理中の性交渉によって膣内に炎症が起きると、深刻な病気に至らなくても、生理痛が重くなることがあります。さらに生理中は、子宮内で子宮内膜という組織が剥がれ落ちているので、性交渉で痛みを感じることも多いです。

痛みに耐えて性交渉を行っていると、性的な行為に意欲がわかなくなる性的意欲障害や、生理中以外の性交渉でも、痛みを感じる性交疼痛症など、女性性機能障害を発症する危険性が高くなります。そのため、生理中の性交渉で痛みを感じたら、すぐに中止しましょう。

パートナーの理解を得て

生理中の性交渉を避けたい場合は、パートナーに上手にその意思を伝えることが必要になります。しかし、誰でもパートナーに性交渉を断られると、不安になったり傷ついたりするものです。そのため、そのような場合は、パートナーの気持ちを考えることも大切になります。

生理中は、膣以外でパートナーの射精を促したり、スキンシップの時間を多めにしたりするとよいでしょう。

妊活中でも生理5日目の仲良しはほどほどに

出血量が少ない生理5日目には、性交渉を行いたくなる人も多いでしょう。しかし、生理中の性交渉には妊娠の可能性があります。したがって、妊娠を望まない人は、なるべく避けるようにしましょう。

また、生理中の性交渉には、さまざまな病気のリスクもあるので、妊活中でも生理5日目の性交渉は控えましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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