2018.07.04

生理が5日遅れる原因とその対処法。妊娠している可能性は?

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生理予定日になっても生理がこないまま、5日も経過してしまったら、毎月順調に生理がきている方にとっては、とても不安になります。まずは、妊娠の可能性を疑う場合も多いですが、原因はさまざまです。考えられる原因と対処法を落ち着いて考えましょう。

生理が5日遅れた時の妊娠の可能性は

生理が遅れた場合、まずは妊娠を疑う方が多いと思います。遅れる原因は妊娠のほかにもさまざまありますが、とくに赤ちゃんを待ち望んでいる方にとっては、妊娠したのではと期待が膨らむ期間です。生理が5日遅れたとき、妊娠している可能性はどのくらいあるのでしょうか?

そこで今回は、生理が5日遅れた時に考えられる理由や対処法に関して、くわしくみていきたいと思います。まずは、気持ちを一旦落ち着かせ、考えられるそのほかの原因も知っておきましょう。

生理が5日遅れたときに考えられる理由

毎月ほぼ正常に生理がきている方が、生理予定日から5日遅れている場合には、さまざまな原因が考えられます。妊娠のほかにも、その理由はいくつかあります。

妊娠が成立している

生理が遅れて一番に思いつく原因が、妊娠という方も多いと思います。排卵日周辺で性交渉をおこない、時期に心当たりがある場合は、妊娠の可能性は充分に考えられます。

また、早い人では、生理予定を過ぎたあたりから、気分が悪くなったり、つわりなどの妊娠初期症状が現われる方もいます。高体温の期間が続き、妊娠初期症状が見られる場合は、妊娠の可能性も否定できません。もしかしてと思ったら、検査を行うようにしましょう。

ホルモンバランスの乱れ

ストレスや生活習慣の乱れは、自律神経のバランスが崩れて、女性ホルモンにダイレクトに影響を与えます。強いストレスや睡眠不足、または仕事などで体に負担をかけてしまうと、生理周期に大きな乱れを生じさせてしまいます。

ストレスによって、生理が遅れることは意外に多くあります。生理がこないなと思ったら、ここ1カ月間の生活を振り返り、肉体的や精神的にも無理をしていなかったかを思い返してみましょう。

薬の服用による副作用

病気治療のため薬を飲む機会もありますが、一部の薬の副作用として、生理が遅れる場合があります。とくに、高血圧の治療薬や、抗アレルギー剤の服用で生理が遅れてしまうという報告があります。

薬を飲むときは、考えられる副作用を把握しておくとよいでしょう。病院で処方される際には、考えられる副作用について薬剤師の方から説明があることがほとんどです。また、市販の薬などでも生理が遅れる場合もあります。

急激なダイエットや激しい運動のし過ぎ

女性はダイエットをする方も多いですが、あまりに急激なダイエットによって、生理が止まってしまうことがあります。ダイエット時は、無理な食事制限をしている方も多くいます。偏った食事や栄養素不足などで、女性ホルモンの分泌が止まってしまうことがあるため、注意が必要です。

また、適度な運動はおすすめですが、激しい運動も女性ホルモンに影響を与えます。軽めの運動を持続し、食事はバランス良く摂り、一気に体重を落とさないように気をつけましょう。

婦人科系の病気の可能性

生理が遅れる場合、婦人科系の病気の可能性も考えられます。遅れるだけではなく、生理が39日以上になる希発月経や、90日以上の周期となる続発無月経なども、ホルモンに異常のある病気の可能性があります。

排卵日周辺で性交渉があると、妊娠を考える方が多いですが、病気の可能性も否定できません。女性ホルモンの病気だけではなく、子宮や卵巣に病気が隠れていることもあります。周期が頻繁に乱れがちの方は、一度診察を受けるようにしましょう。

閉経による女性ホルモンの減少

40歳を過ぎると、徐々に女性ホルモンは乱れやすくなります。閉経には個人差があり、平均50歳前後といわれていますが、40歳未満で早期閉経する場合もまれにあります。

45歳~55歳は更年期といわれ、体の不調も現れやすい期間です。閉経が近づくと、順調だった生理も不順になる方がほとんどで、周期が長くなったり短くなったりします。40歳を過ぎて生理が遅れる場合は、妊娠よりも女性ホルモンの関係で遅れる場合が多く見られます。

生理が5日遅れたときの対処法

生理が遅れている場合、さまざまな原因があり、気持ちもあせってしまいがちです。まずは落ち着いて、対処法を考えてみましょう。

妊娠検査薬を使用する

性交の時期に心当たりがあり、妊娠を望んでいる場合などは、妊娠検査薬を使用するとすぐに結果がわかります。生理が1週間を過ぎても来ないときには、妊娠検査薬を用いて検査をしてみましょう。ただし、5日目などの段階で検査してしまうと、検査時期が早すぎてしまい、妊娠していたとしても、陰性反応になってしまう可能性があるため注意が必要です。

妊娠検査薬は、ドラッグストアなどで売られており、尿をかけることで、判定マークによってすぐに妊娠の有無がわかります。妊娠反応が出た場合は産婦人科へ行き、陰性でも生理が来ない場合は、再度日を置いて検査をしてみましょう。

基礎体温をチェックする

基礎体温は、小数点まで計れる専用の体温計で、毎日朝起きてすぐの活動前に計ります。日々、グラフ化することで、自分のホルモンバランスや生理周期を知ることができ、3カ月以上続けることが望ましくおすすめです。

生理前には高温期になりますが、その高温期が2週間以上継続している場合は、妊娠している可能性が高いです。体温が低温期と高温期で分かれず、グラフが安定しないときは、ホルモンバランスの乱れが考えられます。基礎体温票を持って、病院に行くことをおすすめします。

産婦人科で受診する

生理が来なくて不安な場合は、病院に行って必要な検査を受けることが、もっとも確実です。事前に検査薬を使い、妊娠反応がでた場合はもちろんですが、陰性でも病気が隠れている場合もあります。

産婦人科では、基礎体温を付けていれば持参し、なくても検査で生理が遅れている原因を、確実に調べてもらえるので安心できます。病気がある場合でも対処してもらえて、ホルモンバランスの乱れであれば、注射や薬で改善できます。

生理が遅れても慌てずに冷静な行動を心がけよう

生理がなかなか来ないと不安になり、気持ちがあせってしまいます。まずは、慌てずに考えられる原因を調べましょう。信頼できる友達や家族、パートナーなどに相談することもおすすめです。ひとりで考えてしまうと、そのストレスでますます生理が遅れる場合もあります。

また、検査薬や基礎体温計などもありますが、少しでもおかしいなと思ったら、専門医に相談することが一番です。産婦人科は、同じ悩みを持った方もたくさん来院します。安心して診察に行ってみましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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