子どもがほしいとそう思って妊活に励んでいてもなかなか子宝に恵まれず、もし不妊だとしたらどのタイミングで病院に行けばいいのかという不安も出てきますよね。今回は不妊の原因や治療方法についてはいつからどんなことに取り組むかに注目してみていきます。
大好きなパートナーと結婚を通して一緒になって、そろそろ自分たちの赤ちゃんがほしい、と思い行動してもなかなか結果につながらないという人は少なくありません。避妊せずにタイミングさえ合えば赤ちゃんを妊娠できると簡単に考えていたという人もいるほど、社会的に不妊という問題が多くなってきています。
実際不妊を疑い出した際に、病院で検査・治療を開始する時期はいつからなのでしょうか。また、どのような方法で進められていくのかみていきましょう。
不妊はいつごろから不妊と呼ばれるのでしょうか。そして実際に病院での診察や治療を始めるそのタイミングについてまずはみていきましょう。
子どもを望んでいて、避妊せずにいるにもかかわらずなかなか結果につながらないというカップルや夫婦が日本では6組に1組ほどの割合でいます。そういった不妊と呼ばれる状態は一定の期間、妊活に取り組んでも効果がでず、1年間ほど続くと考えられるようになるといわれています。
また、年齢によってどうしても妊娠しにくくなってしまい、年齢が高くなるごとに不妊の割合も上がってしまいます。年齢のことも考えたり、一定期間効果が見られない場合には不妊症を疑ってみましょう。
タイミングとしてまず考えれられるのは「不安をもった時点」で相談しに行ってみるというのが大切。不妊の原因の1つとして考えられるのはやはり年齢による精子や卵子の老化によるもの。そのためできるだけ早い段階で気になっているのなら、まずは相談してみるということもかねて受診するとよいでしょう。
思い悩んでストレスを抱えてしまっていても結果もともなわないでしょうし、もしうまくいってもストレスなどから、その後の過程で、もしかしたらハプニングが起きてしまうことも考えられます。悩んでいるときは専門の医者に助言をもらうのは極普通のこと。病院と相談をしながら前向きに治療をスタートしていきましょう。
不妊を疑ったらすぐに病院に行くことはもちろんですが、もし事前に以下にあげるような意識したいポイントに当てはまるようであればなおのこと早めの受診を心がけましょう。
女性の場合は生理の異常や年齢が40歳を超えること、婦人科系の病気にかかったことがあるときはそれだけ不妊のリスクが高まりやすくなります。特に意識したいのが過去にかかったことのある婦人科系の病気。性感染症や骨盤腹膜炎にかかったことがある場合は、卵管に何らかの原因があって不妊になるケースもあります。
他にも子宮筋腫や子宮内膜炎を指摘されとことがある場合には早期治療をしなければ不妊症の可能性を高めてしまうことになりますので、該当している場合には不妊症を疑うだけではなく、今すぐに病院へ相談するのがよいでしょう。
男性に原因があると考えられることは、過去にかかった病気や、現在の病気などの影響も。その場合は早めに医師に相談してください。子どものころの病気でおたふくかぜの後に睾丸炎を起こしている場合には、まれに精子の数が減ってしまっていたり、精子の機能が落ちてしまっている場合があります。
また、がんの治療を受けたことがある・ヘルニアや停留睾丸の手術を受けたことがある場合や、糖尿病を患っていると不妊につながる可能性が極めて高くなりがちに。当てはまることがあればその点についてもしっかり医師に伝えて不妊治療に向き合いましょう。
不妊治療はどのように進められていくのでしょうか。よく耳にするタイミング法やステップアップ方式などの言葉について不妊の治療プランとともに詳しく知っていきましょう。
不妊の検査とカウンセリングから今後のプランを考えていきます。どこに原因があるのか、女性側か男性側かによっても今後の治療のプランが定まりやすくなりますので、時間を合わせられるようであればパートナーと一緒にカウンセリングなどを受けるとよいでしょう。
また治療プランについてもこの治療方法がどんなものなのかわからない、効果はどれくらい期待できるのかなど、わからないことや不安なことはしっかりと相談や質問をして解決していくことが大変重要です。
医師の指導の下で、今現在の段階で1番着床率が高くなるのはいつからかを調べ、受精を試みるというのがタイミング法。まずはできる限り自然妊娠ができる環境であれば、挑戦してみるというもので不妊治療ではどの医師も初めに行うオーソドックスなものです。
タイミング法で治療したり、他の原因があって、改善しないという場合にはステップアップ方式で治療を変えていきます。タイミング法という一般不妊治療から、体外受精といった生殖補助治療へ少しずつ段階を踏んでいくというもの。
順序的には一般不妊治療のタイミング法、人工授精、生殖補助治療の体外受精、顕微授精の順。人工授精以降は保険治療適応外なので、自費での診療・治療となります。医師と相談しながら、一定期間を受けて治療に取り組み、次のステップへ進みますので、人によって期間は異なります。
2人目以降の不妊についてはいつごろから治療を進めていくとよいのでしょうか。1人目の子どもの不妊とは違う、2人目以降の不妊について特徴的なその原因もあわせて探っていきます。
1人目のときの不妊とは原因が異なってきます。まず考えられる2人目の不妊の原因は、夫と妻両者の年齢から来る精子・卵子の老化が考えられます。不妊そのものの原因としても年齢的なものはありますが、1人目のときよりお互いに年齢を重ねていることは揺るがない事実。
そのため1人目のときは妊娠できたのに、2人目を望んでからは中々妊娠できなく悩んでいる人たちが多くいるのです。
次に考えられる原因は社会のあらゆる問題が複雑に絡み合っているということ。子育てをしながら仕事をこなす妻がいる中、なかなか夫が同じような状況にないというのが日本の社会的な風潮です。
イクメンなどといってメディアなどに取り上げられていますが、そのような言葉がなくても育児もされている男性は実はたくさんいらっしゃいます。そういった男性がもっと社会や仕事場で働きやすい、育児をしやすい環境を作ることで、もしかしたらこの原因の一つが改善できるかもしれません。
このような原因を見てわかるように2人目以降の不妊の治療は早期治療が1番よいとされています。早期といっても、子宮の回復のためにも半年から1年くらいは空けてあげるのが望ましいですが、悩んでいるときは、病院で相談して実際に医師と開始のタイミングを決めるのがよいでしょう。
不妊ではないかと悩んでいるときは、できるだけ自分の中だけで悩まずにまずはパートナーに相談し、可能であれば一緒に検査を受けましょう。原因が早期にわかることがあったり、どこに原因があるのかがわかれば改善策も見えてくる場合があります。
どうしても恥ずかしさや、男性の不妊治療専門の病院が少ないということもあり男性側にはかなり抵抗があるかもしれませんが、お互いが向き合ってから初めて結果はともなってくるもの。できるだけ早めに医師に相談してみましょう。