2018.08.08

「勃起の仕組み」を正しく知ろう。EDについて知識を身につける

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EDという言葉はご存知でしょうか。EDとは、勃起不全のことを指しますが、なんとなくどのような状態かイメージできない方も多いのではないでしょうか。ここでは、勃起不全について、どのような状態なのか、勃起の仕組みなども合わせて詳しくみていきます。

勃起とはそもそもどういう状態なのか

勃起とは、性的興奮により、陰茎が硬くなり勃つことを意味します。単純なことに思えますが、勃起の仕組みには、神経や血液の流れが深く関係しています。

最近ではEDという言葉も知られてきました。実はこのEDは、加齢によっても引き起こされますが、若い人にも増えているのです。男性であれば誰しもEDになる可能性があるそうですが、なぜEDになってしまうのでしょうか。まずは、正常な勃起の仕組みについて知り、EDになる原因について正しく理解していきましょう。

勃起をする仕組み

男性の生殖器は、外生殖器と内生殖器に分かれます。勃起に関連するのは、陰茎や陰嚢などの外生殖器です。

勃起とは神経や血管が正常に働く事によって起きる

陰茎には、尿道を包む尿道海綿体と、1対の陰茎海綿体があります。このうち勃起に関係があるのは、陰茎海綿体です。海綿体には毛細血管がたくさんあり、その周りを分厚い膜が覆っています。スポンジを想像すると、わかりやすいでしょう。勃起をしていない時には、海綿体はギュッと縮まった状態です。血液の流れはありますが、海綿体の組織に酸素や栄養を運ぶにとどまります。

男性が陰茎に刺激を受けると、神経を介して脳へ刺激が伝わります。すると、体内で一酸化窒素が作られ、これが勃起の合図となります。この合図を期に、陰茎の海綿体に血液が大量に流れ込みます。海綿体の周りには膜がありますので、パンパンに膨れることになるでしょう。また、血液の圧力により、硬くなります。これが、勃起の仕組みです。

勃起は主に性的興奮によって引き起こされる

勃起は、性的な興奮を感じることにより起こります。では、性的な興奮はどこで感じるのでしょうか。

脳には、視床下部という、代謝や体温調整、内分泌や心臓血管などの機能をつかさどる、非常に重要な部分があります。視床下部は、性欲や勃起の中枢でもあります。また、性器に触れることにより体感として刺激を感じるのは、仙髄の勃起神経です。このように、勃起には神経の働きも関連しています。

朝立ちの理由はまだはっきりと解明されてはいない

性的な刺激以外でも、勃起することもあります。朝立ちも、そのひとつでしょう。

朝立ちは、レム睡眠とノンレム睡眠の内、レム睡眠の時に起きます。理由ははっきりまだわかっていませんが、勃起力のメンテナンスという説が有力だそうです。

勃起を維持させる方法

勃起を維持させる方法はあるのでしょうか。勃起には体力面だけでなく、メンタル面も関連しています。

勃起持続力の低下はメンタル面と体力面どちらからも起きる

勃起はするけれど持続力がないという場合の原因の多くは、メンタル面にあるといわれているそうです。例えば、過去にうまくいかなかった経験がある場合、自身ではそれほどに感じていなくても、心の中ではトラウマや不安になっていることもあり得るでしょう。また、仕事へのストレスも影響があるようです。20代~30代の男性のEDの原因は、9割がメンタル面と関連しているともいわれています。

また、加齢による体力の低下も、持続力に影響します。性的な興奮よりも疲れが上回ると、途中で萎えてしまう場合もあります。勃起を持続させるためには、体力の維持も重要といえるでしょう。

勃起持続力の為には生活習慣の見直しが大切

まずは、ストレスを軽減することが大切です。勃起にはメンタル面が深く関係していますので、自分なりのストレス解消法をみつけましょう。とくにおすすめは、からだを動かす方法です。からだを動かすことにより、男性ホルモンであるテストステロンが分泌されます。テストステロンは、男性の心や体の調子を左右する重要なホルモンです。その効果は、筋力増加、バイタリティを高める作用、性欲の向上などがあるそうです。

また、食習慣を整えることも大切です。鰻や牡蠣、山芋など、精力アップに効果的な食材を取り入れるとよいでしょう。仕事が多忙で、食事まで配慮が難しいこともあると思います。そんな時には、補助としてサプリメントを飲むとよいそうです。亜鉛やアルギニン酸は精力アップに効果的ですので、試してみるとよいかもしれません。

勃起不全(ED)について

EDとは、英語の「Erectile Dysfunction」の略であり、勃起不全のことを指します。男性であれば、だれでもEDになる可能性があります。

EDとは勃起が正常に維持できない状態

専門的には、「十分な勃起やその維持ができず、満足のいく性交ができない状態」と定義されているそうです。勃起不全と聞くと、全く勃たない状態を想像してしまいますが、実はそうではないのです。勃起に時間がかかる場合や、途中で萎えて勃たなくなってしまう場合など、性交渉が上手くいかないと感じるときにはEDの可能性があります。

EDが起こる原因は様々

ある調査では、日本人の4人に1人はEDだそうです。年齢に関係なく、EDになる可能性があります。

ストレスによる原因

心因性EDとよばれるタイプです。このタイプは、さらに2つのタイプに分かれます。

現実心因EDとは、現実の日常生活でのストレスが原因となるタイプです。例えば、パートナーに「気持ちよくない」といわれると傷ついてしまいますよね。こういった、相手にとって何気ない一言が、本人にとっては敏感に反応してしまい、EDの原因になる可能性があります。また、仕事の疲れや、パートナーとの不仲、経済的なストレスなど、自分自身で何がストレスになっているか検討がつく場合は、現実心因が疑われます。こちらのタイプは、カウンセリングや内服などの治療を行うことにより改善する場合があります。

もうひとつは、深層心因というタイプです。こちらは、心の奥深いところでの心理的なストレスが原因となります。そのため、自分では何が原因かわからず、治療に時間を要することが多いです。

病気による原因

海綿体にある細い血管に血液が流れこむことにより、勃起は成立します。勃起するためには、血管は非常に重要といえるでしょう。

動脈硬化などで血管が硬くしなりがなくなると、血液をうまく送ることができません。このため動脈硬化があると、勃起がうまくいかなかったり、維持することが難しくなります。また、糖尿病により自律神経失調が起こると、触られている感覚が低下したり、神経の伝達が上手くいかなくなることがあります。このように動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病は、EDになる可能性を高めるので注意が必要です。

勃起不全(ED)の改善

EDの原因によって、対処方法はさまざまあります。

生活習慣によってEDを改善

まずは、ストレスを取り除くことが重要です。また、EDになる原因の病気がある場合、そちらの治療を優先させましょう。動脈硬化や糖尿病は、高血圧や脂質異常症が原因となることもあります。普段から食生活に気を付け、適度な運動を心がけましょう。

ED治療薬を使う

国が医薬品として認めているED薬はバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類あります。

なかでもバイアグラは、1999年に発売開始以降、長い間EDの治療薬として知られてきました。もともとは狭心症の治療薬だったそうです。血管を広げることで血液の流れをよくするため、勃起の効果がみられます。最近では水なしで飲めるフィルムタイプなどもありますし、非常に便利です。

それぞれに特徴や注意点がありますが、体質と合うかどうかも重要ですので、泌尿器科やED専門のクリニックなどを受診し、医師と相談しましょう。

正しい知識が勃起を導く

誰にでもなる可能性があるED。自分のこころと向き合い、ストレスを対処することが大切です。忙しい日常生活の中では難しいこともあるかもしれませんが、自分自身を大切にしてあげて下さい。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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