2017.12.06

「妊活につかれたとき」ストレス解消をしながら無理なく取り組もう!

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妊活に疲れてしまうと、プレッシャーなどの焦りによるストレスの度合いが高くなり、場合によっては不妊の原因につながります。

ストレスは溜め込まず、疲れを感じたら休憩し、ストレス発散法を取り入れて、気持ちを明るく保ちながら取り組んでいきましょう。

妊活中に疲れやストレスを感じるタイミング

夫婦間での温度差

妊活中の女性は、排卵日に合わせて性交を行えるように、体や気持ちを調整していきます。しかし、男性の方は、排卵日とは関係なく夫婦の営みを求めてくるので、夫婦間での温度差を感じる方は多いです。特に不妊の悩みを抱えている方は、排卵日以外の性交は行いたくないと感じてしまうので、夫婦仲も自然と悪くなりがちです。

妊活中は、女性は何かと神経質になり、気持ちに余裕がなくなってしまうときもあります。したがって、男性の方は、女性の体や心を支えていくことが大切です。普段からのコミュニケーションを大切にしていると、悩みやストレスに感じることを話し合うことができます。

夫婦で話し合うことはとても大切なことで、この時間をきちんと持たないと、夫婦間のトラブルに発展しやすくなります。妊活中は、夫婦間で温度差を感じる場面が増えるかもしれませんが、自分に正直になり、乗り越えていきましょう。

病院通いそのもの

妊活中は、病院通いそのものにストレスを感じやすくなります。スケジュール調整することも、ストレスに感じてしまい、モチベーションが下がってしまう方も。

体調を崩してしまった場合も、基本的に薬を飲むことに抵抗を感じてしまいます。市販の風邪薬は、副作用があるものもあるので、万が一妊娠していた場合、赤ちゃんに悪影響を及ぼすかもしれないと考えると、容易に飲むことはできません。

体調管理や栄養管理なども、心がけないといけないので、やらなければならないことが結構あり、気持ちが疲れてしまう方も多いです。冷静に考えて、一つ一つ取り組んでいくことが大切です。体調が悪ければ、出産を考えている産婦人科で受診し、医師や助産師さんに相談していきましょう。

なかなか赤ちゃんができない焦り

排卵日にタイミングを合わせているのに、なかなか赤ちゃんができないと、気持ちに余裕がなくなり、焦る気持ちが大きくなっていきます。どうすれば赤ちゃんができるのかを深く考えすぎて、自分を責める方も多いです。

赤ちゃんができない理由は、自分一人の責任ではありません。男性の方にも原因がある場合があります。もう1度、妊活中の生活や栄養バランスを見直し、排卵日にタイミングを合わせられるよう、夫婦間の体調管理を徹底していくことが大切です。

何度もチャレンジしているのに、結果が伴わないと、大きなストレスを感じてしまいます。反省する気持ちも大切ですが、気持ちを前向きに切り替えることの方が大切です。自分があきらめない限り、妊娠の可能性はあるので、夫婦で支え合って取り組んでいきましょう。

身内からのプレッシャー

妊活中は、家族や親戚からのプレッシャーを感じやすい時期です。自分の家族なら、協力し合って妊活を進めていくことができ、上手くいかないときでも支え合い、次へのステップとして考えることができます。しかし、親戚からのプレッシャーが強くなると、よい報告をしたいのに、なかなか結果につながらず、ストレスを感じてしまって、不妊になる方も。

妊活中に精神的なストレスを受けると、ホルモンバランスが乱れやすくなり、妊娠につなげにくくなります。自分自身、深く考えすぎないようにすることも大切ですが、夫のサポートで、親戚関係とのやり取りや付き合いを上手にこなしてもらいましょう。

何気ない一言でも気にしてしまい、プレッシャーに感じてしまう場合もありますが、くよくよせずに前向きに妊活を進めていくことが大切です。

女性が妊活中のストレスで受ける影響

生理不順になる

妊活中のストレスで受ける影響は、いろいろなトラブルの原因になります。免疫力の低下もありますが、女性ホルモンの分泌が乱れやすくなり、リズム周期が崩れて生理不順の原因になります。生理不順になると、不妊で悩むことになり、ストレスで受ける影響は、心だけではなく体にも反映されてしまうのです。

妊活中だけではなく、普段からストレスを受けることを、回避することが大切です。また、回避する方法だけではなく、ストレス発散法を知っておくと、上手に気持ちをリフレッシュさせることができます。妊活中にも取り入れて、ストレスを解消していきましょう。ストレスは、自分を苦しめることにもなりかねないので、気晴らしを行い、工夫しながら生活することを心がけ、がんばりすぎないようにしましょう。

子宮や卵巣機能の低下

妊活中のストレスは、子宮や卵巣機能の低下を引き起こし、不妊の原因になる場合もあります。排卵障害、着床障害など、卵巣機能が低下して、上手く機能しないというトラブルも起きかねません。ストレスの悪影響でホルモンバランスが乱れ、女性機能を低下させてしまうのです。

したがって、ストレスは溜め込まず、発散できる方法や、気分転換できる方法などを取り入れて、爽やかな気持ちで妊活に取り組めるよう、心がけることが大切です。

多少のがまんは必要ですが、がまんしすぎない、無理をしすぎない、がんばりすぎないことを意識して、気持ちを楽に保つようにしましょう。一人で悩まずに、夫と相談をするなどして、ストレスを分散させる方法を取り入れていきましょう。

妊活でストレスを感じた時にできること

しっかりとした睡眠をとる

妊活中は、特に睡眠をとることが大切です。しっかりとした睡眠をとることで、体を休ませることができ、気持ちの整理を行うことができます。体や心を休ませることで、免疫力を高め、気持ちを安定させる効果があります。

寝不足状態が続くと、気持ちに余裕がなくなり、ストレスを感じやすくなります。また、体に受ける疲労も大きくなるので、肉体的にも精神的にも余裕がなくなってしまい、上手な妊活を行うことが難しくなります。

睡眠をしっかりとるだけでも、身体機能がしっかり働くようになり、ホルモンが正常に分泌することにつながります。健康や美容にも欠かせないことなので、睡眠はしっかりとるように心がけましょう。

泣きたい時にはおもいっきり泣く

ストレスを感じ、精神的に疲れてしまったときは、気持ちを表に出して、おもいっきり泣くこともよい方法です。泣くことで、自律神経の交感神経が優位な状態から、副交感神経が優位な状態へと切り替わり、ストレスが解消されるのです。

また、思い切り泣いた後は、鎮静作用の強い脳内ホルモンの「エンドルフィン」が増えます。エンドルフィンは、モルヒネと似た働きをする物質で、増えることですっきりとした気分へと導いてくれます。

ストレス発散法は人それぞれ違いますが、感情を爆発させるという方法も、気持ちを落ち着かせる作用があるのでおすすめです。ストレスを溜め込むと、攻撃的になってしまう方もいるので、溜め込みすぎないように注意をしながら、上手に発散させていくことが大切です。

湯船につかる

湯船にゆっくりと浸かることも、ストレス解消につながります。体を温めることで、自律神経の機能をよくさせ、リラックスした状態になることができます。血行もよくなり、脳に血液をしっかり送ることができるので、イライラした気持ちを落ち着かせる効果も高くなります。

湯船に浸かり、マッサージや深呼吸を行う方法でも、気持ちを落ち着かせることができます。香りのよいアロマや、入浴剤などの活用もおすすめです。ストレスを溜め込むと、脳に酸素が行きにくくなり、正しい判断ができなくなる場合もあります。湯船に浸かり深呼吸をすることで、脳へ酸素を届けることができ、ストレス解消につながります。

毎日行っている方は、深い呼吸を意識するようにして、よいことや楽しいイメージをしながら、湯船に浸かると効果的です。

適度に体を動かす

適度に体を動かすことで血行が促進され、体の滞りが改善されて、スッキリとした気持ちになります。運動が苦手な方でも、ヨガやストレッチ、ウォーキングなら気軽に取り組むことができます。

ウォーキングが負担に感じる方は、散歩でもよいので、じっとしているのではなく、外の空気に触れるとよいでしょう。ヨガやストレッチは、家の中でできることなので、いつでも気が向いたときに取り組みましょう。

体を温めてから行うと、血行促進効果を高めることができるので、入浴後や就寝前に行うとリラックスすることができ、よい睡眠へとつなげることができます。気持ちをスッキリとさせるだけでなく、体にとってもよいことなので、無理に感じる運動ではなく、自分ができる範囲で適度な運動に取り組んでいきましょう。

大きな声で笑う

大きな声で笑うという方法も、ストレス解消に効果的です。ある研究では、「落語を鑑賞したあとに、唾液中に存在するストレスと関係の深いホルモンの分泌量が減少した」という結果が出ているのです。

単に笑うのではなく、バラエティ番組や面白動画を見るなどして、大きな声を出して笑ってみましょう。楽しくストレスを解消させることができ、楽しい時間を過ごすことができます。夫婦でバラエティ番組を見ながら、一緒に笑い合えば、夫婦間の仲を明るく保つことができ、一緒にストレスを解消することができます。

大きな声が出せない場合は、口をタオルで抑えながら思いっきり笑うという方法もよいでしょう。おもいっきり泣くという方法もよいですが、おもいっきり笑うという方法も、スッキリとした気持ちになれます。

自分のためにお金を使う

自分のためにお金を使うということも、ストレス解消法になります。がんばっている自分にご褒美をあげて、疲れを癒しながら、気分転換をすることも大切なことです。人それぞれご褒美の内容は異なり、エステに行く方、おいしい料理を食べることでストレスが発散できる方など、さまざまでしょう。こうして、自分にお金をかけることで、気持ちをリフレッシュさせることができます。

ストレスを溜め込んでしまうと、体にも心にもよくないので、ときにはしっかりと自分をケアすることも考えましょう。妊活中はストレスを抱えやすく、神経質になりがちです。上手に自分にもお金を費やし、気持ちを明るく保てるように維持していきましょう。

妊活で疲れた時に考え方を変えてみる方法

夫婦の営みをただ楽しんでみる

妊活で疲れたときは、計画的な性交ではなく、夫婦の営みをただ楽しんでみるということも大切です。妊活に疲れてしまい、それ以上は前向きに考えられなくなることもあります。神経質になりやすいので、リラックスした気持ちになることを心がけましょう。

ただ楽しむ営みもよいですが、いつもとは違った雰囲気で行ってみるという方法もよいでしょう。雰囲気を変えるだけでもよい刺激になり、リフレッシュすることができます。妊活中のセックスという意識ではなく、夫婦間の営みとして行うと、気持ちを楽に保つことができます。妊活に疲れを感じてしまった場合は、このように、ただ営みを楽しむことを意識してみましょう。

妊活から少し離れてみる

妊活生活に疲れを感じてしまったら、妊活から少し離れてみると、よい気分転換を行うことができ、疲れた気持ちをリフレッシュさせることができます。しかし、タバコや大量の飲酒は控えましょう。栄養バランスを気にしなければならない時期ですが、栄養バランスも忘れて、自分が好きなものを食べることもよい方法です。

長い期間、妊活を離れるのではなく、少しの期間だけでも解放されることで、気持ちを新たに切り替えることができ、再び明るい気持ちで妊活生活を過ごせることにつながります。一旦妊活から離れることで、気持ちをリセットすることができ、冷静な自分を取り戻すことができるのです。

妊活生活に疲れてしまったら、少し離れて自由に生活をしてみるとよいでしょう。深く考えすぎず、無理なく取り組むようにしていき、自分を追い詰めないようにしましょう。

夫婦で話し合ってみる

妊活に疲れてしまったら、自分一人で考え込まずに、夫に相談しましょう。疲れたので息抜きをしたいことを、上手に伝えてみましょう。また、妊活生活で悩みが出た場合も、一人で抱え込まずに、相談し話し合う機会を作ることが大切です。悩みを話すだけでも気持ちが楽になり、気持ちを分け合うことができます。

夫にも話すことで、自分を理解してもらえるので、気持ちを楽に保つことにつながります。夫婦で話し合う時間をきちんと作り、お互いに支え合える関係をしっかりと確立していきましょう。また、夫もストレスを抱えている場合もあるので、自分だけではなく、夫の話も聞くなどして、お互いに聞き合うことも大切です。

元気な赤ちゃんを想像する

妊活に疲れてしまったときは、気持ちが沈みやすくモチベーションも下がってしまいます。そのようなときは、気持ちを明るく保てる方法を探しましょう。たとえば、元気な赤ちゃんを想像することで、自分の目標を映像化することができ、妊活への気持ちを高めて、軌道修正を行うことができます。

赤ちゃんが欲しいという焦りの気持ちも出てきますが、冷静な気持ちで妊活期間を過ごし、自分の生活を見直してみることも大切です。目標を掲げると、自分が取り組まないといけないことが、明確になってきます。

前向きな気持ちになれると、自分自身も意欲的に取組めるようになるので、ストレスを溜め込まないことが前提です。自分の気持ちをしっかりと持ち、妊活を成功へと導いていきましょう。

妊活中のストレスをうまく解消して楽しい妊活生活を

妊活中はストレスを抱えやすく、心も体も疲れてしまう方は多いです。上手くいかないと、気持ちが焦ってしまい、自分を責めてしまいます。焦りはよい結果につなげることができないので、気持ちをリフレッシュさせる方法を見つけることが大切です。

そして、がんばりすぎないように、意識しましょう。ストレスは体の機能を低下させ、不妊の原因になってしまうので、ストレス解消法をしっかりと取り入れるようにしたいです。上手くストレスを解消させ、楽しく明るい気持ちで、妊活生活を過ごせるようにしましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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