2018.04.10

不妊で原因不明な現状に不安を感じたら?明るい妊活方法はコレ!

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不妊で検査をしても原因がわからず不安を抱えているあなた。

どのような治療に取り組めばいいか悩んでいませんか?

治療方法や検査方法はたくさんあります。

原因不明でも妊娠する可能性はあります。

身体の状態にあった方法で明るい妊活ライフに役立ててください。

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原因不明な不妊症の割合と妊娠できた割合は?

不妊というのは、避妊せずに性行為を行なっているのに、1年以上妊娠しない状態をいいます。

その中でも基本的不妊検査を受けても、不妊の原因が見つからない場合を「機能性不妊」といい、不妊症カップルの10~15%がこれにあたります。

機能性不妊のカップルが無治療で自然に妊娠する確率は3%程度です。

しかし、ほとんどの不妊症カップルは「妊娠できない」のではなく、何らかの原因により「妊娠しにくい」だけのことが多いといわれています。

妊娠を妨げている原因を改善し、「妊娠しやすい」身体づくりはどうすればいいのか、治療法はあるのかなど不妊治療を諦める前に、ほかの方法を探してみませんか?

原因が不明な不妊症の治療方法とは?

排卵誘発剤やタイミング法で自然妊娠を計る

不妊症治療ではまず、タイミング法で排卵日に合わせて性行為を行うことから始めます。

タイミング法で一番重要なのは、排卵日を予測することです。

排卵日の予測を行う方法には、基礎体温の計測や尿中のホルモを測定する排卵検査薬の使用、卵胞の大きさを超音波で測定するなどの方法があります。

タイミング法で妊娠しない場合のステップアップとして、排卵誘発剤の投与があります。

ホルモン剤を投与することで排卵を誘発し、排卵のタイミングで性行為を行い妊娠の可能性を高めます。

どちらも自然妊娠の可能性を高める治療法になります。

精子を膣に直接注入する人工授精

タイミング法や排卵誘発剤で妊娠できなかった場合には、直接精子を子宮内に注入する「人工授精」が行われます。

人工授精は、男性から採取した精子を排卵の2日前から排卵日までの妊娠しやすい時期に、細いチューブで直接子宮内に注入する方法です。

子宮内に直接精子を送り込むことで、精子と卵子が出会える確率を高め、自然妊娠を目指します。

精液を採取して元気な精子だけを子宮に注入するので、勃起不全や射精機能障害など男性不妊の場合にも有効な治療方法です。

子宮内への精子の注入は、痛みもほとんどなく数分間安静にすると、普段通りの生活に戻れます。

受精卵を培養させて戻す体外受精

人工授精でも妊娠しなかった場合のステップアップとして、体外受精があります。

体外受精は、卵巣から取り出した卵子と採取した精子を体外で受精させ、数日培養した受精卵を子宮に戻り入れることで妊娠確率を上げる方法です。

卵子は全身麻酔または局部麻酔をしたあと、経膣超音波エコーで位置を確認しながら採卵針を卵胞に刺して卵子を取り出します。

男性から採精した精子は、運動性のいいものだけを選んで、採卵後2~4時間培養した卵子とシャーレーという容器の中で混ぜ合わせ、受精卵を育てていき子宮へ移植します。

培養した受精卵を直接子宮内に戻すことで妊娠確率を上げるので、ほとんどの方の不妊原因にたいして有効な治療法として知られています。

費用は高額で20万~100万円かかり、培養する期間によって金額は変動します。

精子を卵子に直接注入する顕微授精

体外受精でも精子の運動性が悪く、なかなか受精卵ができないときに行われるのが顕微受精です。

体外受精では精子と卵子が自然に受精するのを見守りますが、精子の状態が悪いと自然に受精するのは難しいため、1つの精子を細いガラス針に入れ、顕微鏡で確認しながら卵子の中に直接注入し、人工的に受精させます。

その受精卵を培養したのち、子宮に戻し入れる方法です。

射出精液の中に精子の見られない、無精子症の人なども精巣から直接精子を採取し、顕微受精を行うことで妊娠できる可能性がある方法になります。

費用は体外受精と同様高額で30万~100万円くらいかかります。

原因不明な不妊症の精密検査とは?

排卵前に行う子宮卵管造影検査

子宮卵管造影検査は、膣から子宮にカテーテルを入れ、造影剤を注入し、卵管へ流れていく様子をレントゲンで見る検査です。

子宮の奇形や筋腫の有無、卵管の閉塞状態や組織の癒着など子宮から卵管にかけての状態を見る検査になります。

造影剤が卵管を通る際に少し痛むことがありますが、病院によっては麻酔や痛み止めを使って無痛で行えるところもあるので、事前によく相談しておくといいでしょう。

直接子宮や卵巣が確認できる腹腔鏡検査

腹腔鏡検査は、簡単な手術になるため一般の検査には含まれません。

この検査は基本的な不妊検査では原因が見つからない場合、卵管閉塞や子宮内膜症などが疑われる場合に行われる精密検査です。

全身麻酔下でへその下に小さな孔あけ、そこから内視鏡を挿し入れ卵管の通過性や癒着などの異常がないか確認します。

腹腔鏡では検査・診断を行い、簡単な手術で改善できる異常であればそのまま治療も行うこともできます。

血液検査で判定できる抗精子抗体検査

原因不明の不妊の場合、女性の側が抗精子抗体を持っている可能性があります。

血液検査によって抗精子抗体を持っているかどうかを判定することができます。

抗精子抗体は抗体に触れた精子の動きを封じてしまうので、精子が卵子のもとまでたどり着けなかったり、受精できなかったりする可能性があります。

原因不明の不妊女性の13%に精子の動きを封じる、抗体が見つかるといわれています。

着床可能か調べる子宮内膜受容能検査

良好な胚を移植しているのに、着床不成功を繰り返している場合に行われる検査です。

子宮内膜が着床可能な状態にあるかどうかを遺伝子レベルで調べる検査になります。

子宮内膜はいつでも着床可能な状態にあるわけではなく、黄体ホルモンが分泌されて着床の窓が開き着床可能な状態になります。

検査は黄体ホルモンを投与して5日目に子宮内組織を採取します。

組織を採取する検査なので、採取時に少し痛みがあります。

検査結果は2~3週間ほどで出ます。

この検査によって着床の最適な時期を調べ、その時期に移植を行うことで妊娠の確率を上げます。

原因不明不妊の治療成功率を高めるポイントは?

生活習慣を見直す

妊娠しやすい身体をつくるためには、健康な身体づくりを意識することが重要です。

健康な身体をつくるには、栄養がしっかりありバランスの取れた食事と、十分な睡眠が必要です。

身体をしっかり休めて、栄養を摂ることで機能の修繕・回復ができ健康な身体へと導きます。

またストレスにも注意が必要です。

海外の研究により、ストレスが妊娠率の低下に影響することがわかっています。

親しい人との会話でリラックスしたり、大きな声を出すことでストレスを発散させたりして、ストレスを溜めないようにしましょう。

良質な卵子を作るサプリメントの服用

妊娠しやすい健康な身体をつくるための補助食品として、サプリの服用も効果的です。

女性に不足しがちで特に摂りたい栄養は、葉酸とビタミンEです。

葉酸は妊娠初期に不足すると死産や流産のリスクが高くなります。

また、赤ちゃんの成長を助ける働きもあるので、妊娠1カ月前から妊娠後3カ月の間はしっかり摂って欲しい栄養です。

ビタミンEは黄体ホルモンの元となり、子宮内膜を厚くして着床しやすくし、着床の維持にも必要な栄養素です。

葉酸同様妊娠前からしっかり摂取しておきたい栄養のひとつといえるでしょう。

ほかにも、鉄分やタンパク質、亜鉛、ビタミンB群など摂りたい栄養素はたくさんあります。

食事だけでは補いきれない栄養はサプリを服用して上手に摂取しましょう。

妊娠しやすい体作りの助けになる漢方薬の使用

人工授精や体外受精など不妊治療を行って妊娠に成功しても、妊娠を継続していける健康な身体がなければ、流産や死産といった悲しい結果になってしまうことがあります。

健康な身体を作るためには、身体の状態を整える助けをしてくれる漢方薬を使用する方法があります。

例えば「当帰芍薬散」は、血液の巡りが悪く貧血やめまい、立ちくらみなどの症状のある人におすすめです。

この漢方は血液の巡りをよくし、女性ホルモンのバランスを整え、排卵などの生殖機能を改善が期待でき、女性には欠かせない漢方ではないでしょうか。

漢方薬は不調の原因に直接働きかけるというよりは、体質を改善し崩れたバランスを整えるためのものです。

上手に漢方を取り入れることで、健康な身体づくりに役立てて欲しいです。

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検査で問題がないことをポジティブに考えよう

なかなか妊娠ができず、検査をしても目立った原因が見つからないときには、不安や焦りが生まれると思います。

しかし大きな問題がないということは、自然に妊娠する可能性が高いのではないでしょうか。

妊娠の成功率を上げるには、健康な身体が必要不可欠になります。

不安な気持ちを切り替えるのは簡単なことではないとは思いますが、普段の生活に気を配って、良質な睡眠と十分な栄養、適度にストレスを発散させながら、妊活に取り組んでみてください。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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