妊活中のコーヒーはカフェインが気になる…
しかし、大好きなコーヒーを全く飲まないのはストレスが溜まりますよね。
今回はそんな問題を解消すべく妊活中のコーヒーの飲み方を調べました。
妊活中でもストレスを溜めずにコーヒーを楽しんで妊活のモチベーションを保ちましょう。
コーヒーにはカフェインがふくまれているため、妊活中は飲まないほうがいいとされています。コーヒー1杯のカフェインの量は50~100ほど。
カフェインの摂取量が毎日150?未満の妊婦に比べ、毎日200?のカフェインを摂取している妊婦は流産のリスクや胎児発育遅延のリスクが高まるといわれていますが、医学的な根拠はないようです。しかし、血流を低下させるはたらきがあるため、胎児の発達に影響を及ぼす可能性は考えられるでしょう。
コーヒー以外にもお茶やコーラなど、カフェインが含まれている飲み物は沢山あります。コーヒー以外の飲み物を大量に飲んだ時はコーヒーの量ではなく、カフェインの摂取量で考えなくてはならず、注意が必要です。
食後すぐにカフェインを摂取すると、カルシウムや鉄分の吸収を妨げてしまうといわれています。そのため、妊活中にコーヒーを飲む場合は、食事をしてから1時間以上空けてからがいいでしょう。
赤ちゃんの体を作るためには鉄分やカルシウムは重要な栄養素です。そもそも女性は月経の出血もあり鉄分が不足しがちなので、積極的に鉄分やカルシウムを摂取する必要があります。
しかし、カフェインと鉄分を一緒に摂取するのも効果がほぼ得られないようです。カフェインで栄養の吸収を妨げないように、コーヒーを飲みたくなったら食後1時間以上経ってからのタイミングで飲むようにするといいでしょう。
コーヒーが好きで普段からよく飲んでいるかたは急に我慢しすぎるとストレスになります。妊活中はストレスを溜めないことが大切です。
1日に1~2杯、食後1時間くらいの感覚を空けてコーヒーを楽しむ分には、そこまで気にしなくてもよいでしょう。ただし、寝る直前のコーヒーはカフェインが交感神経に刺激を与えることで、良質な睡眠に影響を及ぼしてしまう可能性があるので控えたほうが無難です。
コーヒーが好きだけど、カフェインが心配という方は、たまにコーヒーを控えてルイボスティーやオーガニックのハーブティーなど、ノンカフェインの飲み物を試してみるのもいいでしょう。活性酸素を除去する酵素が含まれ、ストレス解消やリラックス効果、気分が変わってリフレッシュ効果が期待できます。
カフェインには、体を冷やす作用があります。ホットコーヒーでも飲みすぎてしまうと実は体を冷やすことになってしまうのです。カフェインの摂取過剰は交感神経を刺激して自律神経のバランスを崩すといわれています。
自律神経のバランスが崩れると血流が悪くなり冷え症の原因に…。また、カフェインには利尿作用があるため体の余分な水分を排出してくれますが、カフェインの摂取しすぎは体の水分を過剰に排出して体の熱を奪うことにつながってしまいます。
体が冷えると子宮への血流も滞ることになるため、妊活に影響を及ぼしリスクを高めてしまう可能性があります。
コーヒーの飲み過ぎは貧血になりやすいといわれています。それはコーヒのカフェインやタンニンが原因。鉄分の吸収を阻害して体外に排出してしまうため、貧血になりやすくなります。
また、鉄分は子宮内膜をの粘膜をつくる栄養素のひとつです。鉄分が不足してしまうと子宮内膜が薄くなってしまい、受精卵が順調に着床できなくなるリスクが懸念されます。
鉄分は、妊娠してからも胎児が成長するための重要な栄養素です。妊活中は特に鉄分が不足しないように気を付ける必要があります。
また、鉄分を摂取する際に注意したいことはカフェインを同時にとらないこと。鉄分とカフェインを同時に摂取すると、鉄分の吸収を妨げてしまいますので注意が必要です。食事中鉄分を摂取した際にコーヒーが飲みたくなった場合は食後30分から1時間空けると鉄分の吸収を妨げを防ぐことができます。
カフェインは眠気を覚ましたり、疲労回復をしてリラックスしたいときなどに効果的といわれていますが、カフェインの過剰摂取はカフェインの覚醒作用により、入眠を妨げたり眠りを浅くするなど、妊活中の大切な睡眠の質を落とすことになります。
妊活中の良質な睡眠は妊娠に必要な女性ホルモンに影響を与え、妊娠しやすい体へとサポートしてくれます。良質な睡眠は活性酸素を抑えてくれる働きも期待できるといわれ、体にいい影響を与えてくれるので、カフェインで睡眠を妨げないように注意しましょう。
また、カフェインは適量であれば末梢血管を広げて血行不良を改善に役立ちますが、寝る前に過剰摂取すると脳の興奮状態を招き、夜中にトイレに行きたくなってしまい、ますます睡眠を妨げてしまいます。コーヒーなどのカフェイン飲料を飲む時間や量にはくれぐれも注意しましょう。
デカフェのコーヒーとは、もともとカフェインが入っているコーヒーからカフェインを取り除いたもの。カフェインを取り除いていることで妊活中でもコーヒーが飲みたくなったときの代用品として人気です。
気になるカフェインの除去方法として、薬品を使用する方法と薬品と水を使用する方法と二酸化炭素でカフェインを抜く方法があります。日本では薬品でカフェインを抜く方法は現在禁止されており、日本製の場合は二酸化炭素での除去方法が採用されていますが、海外へ出かけた際に飲むデカフェには注意が必要です。
デカフェコーヒーは多く出回っているので上手に利用すると妊活中のコーヒータイムを楽しめそうです。また、最近ではデカフェが置いてあるカフェも多く存在するので、出かけてカフェ気分を楽しむのもいいでしょう。
妊活中、コーヒーからカフェインを除去するにはカフェインがほとんど溶け出さない水出しコーヒーも人気です。水出しコーヒーとは、その名の通りお湯ではなく、水でコーヒーエキスを抽出したもの。お湯で抽出するよりもカフェインを大幅に減らすことができると人気です。
味もマイルドかつスッキリとした味わいが楽しめる水出しコーヒーは、水で落として抽出するまでに8時間~12時間ほどかかりますが、専用のポットや水出し専用の豆も販売されているので試してみるのもいいでしょう。低カフェインで安心してコーヒーを楽しむことができます。
カフェでも水出しコーヒーは雑味が無く味わいが深いと人気が高いので、時間がかかって面倒というかたは美味しい水出しコーヒーを求めて出かけてみるといいでしょう。
カフェイン摂取量が気になる妊活中や産後のママにも人気の「タンポポコーヒー」はタンポポの根を原料として作られているノンカフェイン飲料です。使用される西洋タンポポはビタミンミネラルも豊富で、見た目が黒く風味も香ばしくコーヒーに似ていることで妊活中のみならず、多くの女性の間で人気が広がっているようです。
見た目がコーヒーに似ていて風味もコーヒーに近いものが多いのですが、あくまでもノンカフェイン飲料でコーヒーではありませんので、タンポポ茶として販売されている商品もあります。
タンポポコーヒーは冷え症や便秘改善、女性ホルモンのバランスも整えてくれる効果も期待できます。国産品や輸入品、粉末タイプやティーバッグタイプ、インスタントタイプなど、さまざまなタンポポコーヒーが販売されているので使いやすいものを試してみるといいでしょう。
妊活中のコーヒーは、カフェインを気にしつつも全く飲まないというのはコーヒー好きにはストレスが溜まってしまいます。カフェインの影響はその時の体調や、人によっても違いがあります。
自分に合った代用品を探してみたり、飲む量や時間帯を工夫すれば美味しく楽しむことができるはず。ストレス解消にもなるコーヒーは友達とカフェで楽しんだり、頑張った自分へのご褒美にしたり、上手に付き合えば妊活中の味方になることも。自身に合った方法で、コーヒーも妊活の味方につけてしまいましょう。