妊活中は水分補給が大切。
しかし「どんな飲み物を選べばよいかわからない」という方も多いでしょう。
今回は、妊活中におすすめの飲み物・控えるべき飲み物について解説。
それぞれの効果を意識して、妊活に取り組みましょう。
妊娠しやすい体をつくるためには、体によい飲み物を積極的に取り入れて「体質改善」を行うことが大切です。
たとえば、温かい飲み物を摂取すると、内蔵の温度が上がり代謝がアップします。
基礎代謝がアップすれば、体温も上昇し免疫力が高まります。
妊娠するためには「健康な体」が必要なので、病気を防ぐためには免疫力を高めることも非常に重要なのです。
さらに、代謝がアップすることで「太りにくくなる」という効果も。
肥満は妊娠しにくくなる原因の一つなので、スタイル維持を心がけてくださいね。
また「体によい飲み物」といっても、種類によって効果はさまざま。
「どんな効果を得たいのか」
によって、飲み物を変えることをおすすめします。
体質改善は、妊活の第一歩。
食事や飲み物など摂取するものに気を付けながら、少しずつ妊娠しやすい体をつくっていきましょう。
暑い夏や、運動後は冷たいのみもので爽快感を得るのがおすすめ。
気持ちのリフレッシュにもなるので「気分をリセットしたい」「気持ちを切り替えたい」というときにもおすすめです。
しかし、冷たいのみものは一気にゴクゴクと飲むと体を冷やしてしまう原因に。
妊活中の冷えはNG。
体が冷えてしまうと、卵巣に十分な血液が行き届かなくなってしまうのです。
体を冷やさないためにも一気に飲むのではなく、少しずつゆっくり飲んでください。
よく「妊活中に冷たい飲み物は絶対にNG」といわれますが、飲み方を工夫すれば問題ありません。
もちろん一気に飲んだり、大量に飲むのは厳禁。少量をゆっくりと飲むようにしましょう。
また、普段から冷えが気になる方であれば「常温」で飲むのがベスト。
できるだけ体を冷やさないようにしてくださいね。
ハーブやお茶の香りには、神経を沈めてリラックスさせる作用があります。
好きな香りの飲み物を用意して、気持ちを穏やかにしましょう。
とくに妊活中は「なかなか妊娠しなくて気持ちが落ち込む」「妊活のための基礎体温計測が負担」などいろいろなストレスが溜まりがち。
ストレスが溜まった状態では、体も気持ちも疲れてしまいます。
ストレスは、妊活の大きな敵。
定期的に解消して「ストレスレスな生活」を送ってください。
ストレスの解消法としては「よい香りの飲み物でリラックスする」のもあり。
体を動かしたほうがリフレッシュできるのであれば、「軽い運動やスポーツ」などもよいでしょう。
ご自分が「楽しい」「すっきりする」と感じるもので、ストレス解消を行いましょう。
ストレスがなくなれば、気持ちも体もすっと軽くなるはずです。
妊活中は「カフェイン」や「アルコール」が含まれている飲み物は控えるべきです。
これらは体に負担をかけてしまう可能性があるのです。
コーヒーや緑茶に含まれる「カフェイン」は、神経を高ぶらせてしまう可能性があります。
場合によっては貧血を引き起こしてしまう可能性も。
また、お酒に含まれる「アルコール」は、体内に入ると肝臓で「解毒」されます。
肝臓に大きな負担がかかってしまうため、できるだけ控えたほうがよいでしょう。
もちろん、これらの飲み物も「絶対にNG」というわけではありません。
中には「仕事中のコーヒーはやめられない」「付き合いでアルコールは避けられない」という方もいらっしゃるでしょう。
大切なのは「意識して控えること」無理にこれらを断ってストレスが溜まっては意味がありません。
無理のない程度に、制限してくださいね。
女性ホルモンの働きを助けるのが「黒豆茶」です。
大豆に含まれている「イソフラボン」が、女性ホルモンである「エストロゲン」と似た働きをしてくれるのです。
これによって、ホルモンバランスが安定し、妊娠しやすい体づくりをサポートします。
さらに、食物繊維が豊富に含まれているため「便秘解消」「腸内環境を整える」といった効果にも期待できます。
ダイエット効果も高いため、「妊活のために体型を維持したい」という方にもおすすめ。
また黒豆茶はやかんで煮出したり、市販のお茶パックに詰めて電気ポットで沸かすことが可能。
とても簡単に淹れられるのでお手軽ですね。
ノンカフェインとなっているので「コーヒーの代わり」として飲むのもよいでしょう。
家庭でもおなじみの「麦茶」には、豊富なミネラルが含まれています。
さらに、鉄分やカルシウムも豊富なので体質改善に高い効果を発揮するのです。
血流をよくする働きもあるため「冷え性を改善させたい」という方にも適しています。
注意すべき点は「飲み方」通常は冷蔵庫で冷やして飲むことが多いですが、妊活中は冷えを防ぐためにも温かくして飲んだほうがよいでしょう。
やかんで煮出すのも、冷えているものを沸かして飲むのもあり。
温かくして飲みたくない場合は、できるだけ常温に近い状態で飲んでくださいね。
日本の家庭で多く飲まれている麦茶は、低コストで種類も豊富。
スーパーなどでも気軽に購入できるので「どんな種類があるのか」ぜひチェックしてみてください。
美容にもよいと評判の「ルイボスティー」ですが、実は妊活にも効果的。
ルイボスティーには鉄分の吸収をサポートするミネラルが豊富に含まれており「貧血防止」「冷え解消」の作用があります。
さらに、注目なのがルイボスティーが持つ「抗酸化作用」卵巣や子宮は、活性酸素の増加により徐々に老化が進んでしまいます。
しかし、ルイボスティーに含まれている酵素には、酸化を防ぐ作用があるため「さまざまな内蔵の老化を遅らせる」効果に期待できるのです。
ルイボスティーはパックに入ってるものが多いので、そのまま煮出して飲むのがよいでしょう。
また、クセが少ないのでミルクを入れて飲んだり、ジャムを少量入れるのもおすすめです。
自由にアレンジしながら、ルイボスティーを楽しんでくださいね。
たんぽぽ茶には「葉酸」が豊富に含まれています。
葉酸には赤血球を作り出す働きがあり、体の血流改善に効果を発揮。
「冷えが気になる」「貧血になりやすい」という方は、積極的に摂取したい成分です。
子宮内の血液のめぐりがよくなることで卵胞の発達が促進し、効果的な「体質改善」につながります。
徐々に妊娠しやすい体へ近づけることができるでしょう。
さらにたんぽぽ茶には、健康的な肌をつくるビタミン類も豊富に含まれています。
美容効果にも期待ができるので一石二鳥ですね。
たんぽぽ茶は、パックに詰められていることが多いのでそのままお湯で煮出して飲みましょう。
甘さが欲しいときは「ハチミツ」や「黒糖」さわやかさが欲しいときは「レモン果汁」を入れて飲むのがおすすめです。
味に変化を出せば、飽きずに飲み続けられます。
ココアには、子宮内膜をつくるための材料である「亜鉛」が豊富に含まれています。
食事では十分な量を摂取するのが難しいので、ココアを飲むのは有効な手段。
また、ココアに含まれる成分の一つ「カカオポリフェノール」には、血液のめぐりをよくする作用があり「冷え性対策」にも効果的です。
さらにココアを飲むことで「テオブロミン」という物質が作用し、リラックス効果が得られます。
「妊活をしながらリラックスできる」
というのは嬉しいですね。
ただ、ココアには糖分やカフェインが含まれているので飲む頻度はほどほどに。
飲みすぎは肥満の原因になってしまう可能性があります。
「週に1回のお楽しみ」としてココアを飲むくらいがよいでしょう。
飲みすぎに注意しながら、生活に取り入れてくださいね。
妊活には「体質改善」を行うことが大切。
食事だけでなく、飲み物にも気をつかいましょう。
といっても、今回ご紹介した飲み物を必ず毎日飲まなければいけないわけではありません。
大切なのは「ストレスにならない程度に、意識する」ということ。
飲み物を制限するあまり、ストレスを感じてしまっては意味がありません。
ご自分の好きな飲み物を選んでアレンジしながら、楽しく妊活を行っていきましょう。