子どもは欲しいけれど、妊活は何をしたらいいのか分からないという人は多いのではないでしょうか。妊活はストレスを伴うことも多いですが、そのストレスは妊娠の大敵です。妊活は自分たち夫婦に合うことが大切。さまざまな妊活方法を知っておくといいでしょう。
妊活は、妊娠しやすくなるための夫婦の活動です。
何をしなくても妊娠するときはするものですが、妊娠を望んでいる夫婦には妊娠は待ち遠しいものですね。
そこで、妊娠しやすくなる知識を身につけて妊娠しやすい体作りをしていくことを妊活といいます。
妊娠するには、実に多くの要素が必要です。
ただむやみに妊娠をめざしても、そうそう妊娠できるものではありません。
しかし夫婦が共に健康で、妻が妊娠しやすい体となれば、妊娠の可能性を高めることができるのです。
また間違った妊活をしていると、なかなか妊娠には至らないことも。
すると、妊活が辛くなるとストレスが溜まる一方となってしまいます。
そうならないためにも、正しい妊活の知識が大切となってきます。
なかなか妊娠できないことには、何か理由があるはず。
夫婦のお互いの理解を深めて、正しい妊活の知識を取り入れていきましょう。
妊活を考えたとき、一体いつから始めたらいいのか迷う人もいるでしょう。
基本的に、妊活は子どもが欲しいと思ったらすぐに始めていきましょう。
妊活を始めるのに、早すぎるということはありません。
妊活をしようと思ったときこそ、妊活を始めるタイミングなのです。
また、すぐに結果が出る場合もあれば、結果が出るまでにある程度の時間がかかることもあります。
妊娠のチャンスは、基本的に一年に12回しかありません。
このチャンスを逃さないためには、なるべく早く妊活を始めていくとよいでしょう。
また、加齢とともにどんどんと妊娠しにくくなってしまうので、妊活はできるだけ早く始める方がいいといえます。
妊活を始めるとき、まず始めに思い浮かぶのは基礎体温ではないでしょうか。
基礎体温を測ると、自分の排卵周期を知ることができます。
女性は月に一回排卵し、その排卵のタイミングでしか妊娠することができません。
しかしこの排卵は、目で見て分かるものではないのが難点です。
そこで基礎体温を測ることによって排卵周期を知って、妊娠しやすいタイミングを知るということが大切です。
基礎体温の正しい測り方は、朝目覚めたら横になった状態のままで測ります。
そして毎朝必ず計測してグラフにし、排卵周期を確認しましょう。
最近ではアプリもたくさん出ているので活用するといいですね。
また体温計は小数点以下2桁ほど詳しく測れる、婦人用の体温計の使用をおすすめします。
細かく体温を測ることで、体温の変化を細かく知ることができるのです・。
妊娠をすると、体が大きく変化します。
そのため、常日頃から健康であることが妊活においては非常に重要です。
健康な体であってこそ、妊娠の可能性は高められるのです。
そんな健康体を手に入れるには、適度な運動とバランスの取れた食事が欠かせません。
過度な運動は避けて、ウォーキングやストレッチなどで軽く体を動かすのもいいですね。
運動により活性酸素を取り除除き、体内を健康に保つことができます。
またバランスの取れた食事は、健康維持に欠かせない要素です。
食事制限のあるダイエットなどは、妊活にはNGです。
栄養をバランス良く摂取できる食事を、一日三食、適量を食べていく必要があるのです。
食べたもので体は作られていくので、栄養バランスを考えた食事はとても重要な妊活の一つです。
普段の生活においても不足しがちとされている、葉酸。
葉酸は、妊娠初期に重要な栄養素として摂取を推奨されている成分です。
この葉酸、実は妊娠前の妊活段階でも非常に重要なものといわれています。
しかし葉酸は熱に弱く、食材からはなかなか多く摂取できない成分なので、サプリメントなどを上手に活用することをおすすめします。
また、妊娠を考えている場合は、通常よりも多くの葉酸が必要となりますので、妊活や妊娠時専用の葉酸サプリメントを使用していくとよいでしょう。
妊娠するためには、ストレスは大敵です。
ストレスを溜めていると、ホルモンバランスが崩れて妊娠しにくい状態となってしまいます。
またストレスは排卵周期を乱す原因でもあります。
排卵周期が乱れると妊娠しやすいタイミングもどんどんずれて、自分では予測できない状態となり妊娠の可能性も低くなるのです。
そんなストレスは、こまめに発散していく必要があります。
毎日少しずつでもいいので、自分だけの時間を作ってストレスを発散していきましょう。
また、ストレス発散には睡眠が非常に効果的です。
睡眠をとると、脳も体もゆっくり癒すことができます。
これによって、ストレスを大幅に軽減されるでしょう。
睡眠不足が続いていると、ストレスはどんどんとたまってしまいます。
だからこそ睡眠はしっかりとって、焦らず自分のペースでストレスを解消していきましょう。
妊娠するには、女性の排卵日を正確に知ってタイミングを狙うことになります。
排卵された卵子は寿命が短く、12~24時間ほどしか生きられません。
その間に受精できなければ、妊娠に至ることはできないのです。
これは病院でも実施されるタイミング法で、妊活には欠かせないポイントです。
排卵周期を知るには、基礎体温を測る他に排卵検査薬を使うという方法があります。
排卵検査薬はドラッグストアなどで手に入るので、ぜひ購入して使ってみましょう。
また病院でも排卵周期を調べてくれるので、可能であれば病院での受診もおすすめします。
基礎体温を測ったり排卵日検査薬を使用して、排卵日をしっかりと把握していきましょう。
妊活をしていくのならば、一度病院の産婦人科での検診を受けて相談するのもよいでしょう。
もしかしたら、何かしらの病気を抱えている可能性もあるからです。
病気が原因で妊娠できない場合もあり、そうなるといくら妊活をしても妊娠には至らないこともあります。
妊活は、人によっては時間がかかるものですし、すぐに成果が出るとは限りません。
時間を無駄にしないためにも、まずは産婦人科で妊娠が出来る状態かどうかを確認しておくとよいでしょう。
もし何か病気があるのであれば、まずはそれを克服してから妊活を行っていくことも考えられます。
妊活は女性がするものと思っている人が多いですが、実際はそうではありません。
妊活は、夫婦が二人で協力して行っていかなければ効果は期待できないでしょう。
そのため、男性にも妊活は大切なものだといえます。
男性の乱れた食生活や多量の飲酒は、妊娠しにくい状態を作り出してしまう要因です。
また、喫煙は正常な精子の数を減少させてしまうことにつながるといわれています。
精子の数が減少してしまうと、当然、妊娠の確率も下がります。
妊娠の可能性を上げるためには、健康で正常な精子の数を保っていくことが大切です。
最近では男性妊活専用のサプリメントもあるので、こうした商品を活用していくのもいい方法ですね。
意外と多いのが、二人目以降の妊活です。
二人目以降の場合、一人目の出産から1年~1年半開けた方がよいという産婦人科が多くなっています。
これは母親の体の回復のことも考えてのことで、出産から次の妊娠までは一定期間空いていた方が安心と考えられているのです。
しかし出産後は、しばらく排卵されない期間があります。
これはホルモンによるもので、自然と排卵されるようになります。
ただし排卵が戻るまでの期間は人それぞれで大きく違い、出産後1カ月で排卵を迎える人もいれば出産後2年かかる人もいます。
基本的に授乳していると排卵はしにくいとされているので、妊活を考えているのであれば一人目の子どもの授乳が終わってからがいいかもしれません。
また授乳中に妊娠すると、妊娠を継続させるために授乳を辞めなければなりません。
そうした面からも、卒乳してから妊活をする方が安心かもしれませんね。
妊活は、夫婦が健康で妊娠しやすい体を作ることから始まります。
特にストレスは大敵なので、夫婦それぞれがこまめにストレスを発散していくように心がけていきましょう。
そして排卵周期を把握して、タイミングを狙っていくことも大切です。
1カ月に一度しかない、妊娠のチャンス。
そんな妊娠のチャンスをものにするための妊活は、根気がいるもの。
夫婦が協力していかなければ、妊活は成功しないのです。
また妊活は女性だけのものではありません。
男性も健康な体を心がけて、積極的に妊活を行っていかなければ成功には至りません。
夫婦がそろって健康で無事に元気な赤ちゃんが授かるように、日々の生活習慣を見直して、妊活をしていけるといいですね。