2017.12.18

妊活中の食べ物と飲み物、おすすめのものと避けたほうがいいものとは?

ARTICLE

妊娠するためには、体を温め、若々しい状態に保つことが大切です。

そのためには、日々の食事で、体を温めるもの、細胞の老化を防ぐものを摂り入れる必要があります。

また、体を冷やし、細胞の老化を促進させる食べ物を知り、なるべく控えることも重要です。

妊活中におすすめの食べ物と飲み物

新陳代謝を高める生姜

新陳代謝が悪いと、細胞の生まれ変わりがスムーズに進まないため、肌だけでなく、臓器も老化が起こります。

妊娠に重要な役割を果たす、子宮と卵子が老化し、妊娠しにくい状態に。

また、ホルモン分泌が十分でなくなり、排卵が正常に行われなくなることも。

そこで、新陳代謝を上げ、妊娠しやすい体にすることが大切です。

生姜には、ジンゲロールという成分があり、加熱すると、ショウガオールという成分に変わります。

これが、胃腸を温め、血行促進効果を発揮するため、代謝がUP。

生の生姜は要注意

ただし、生の生姜に含まれるジンゲロールには、解熱作用があるため、生の生姜を食べると体を冷やしてしまいます。

代謝を高める効果を期待するなら、加熱した生姜がおすすめです。

体を温める効果のある根菜類

女性の骨盤の中には、腸、膀胱、尿道、子宮、卵巣と、多くの臓器が詰め込まれている状態。

そのため、体が冷えると下腹部の血流が悪くなりやすく、子宮と卵巣に、栄養が十分に運ばれなくなります。

また、体が冷えると自立神経が乱れ、女性ホルモンが正常に分泌されない場合も。

このように、冷えは妊活にとって大敵です。

体を温めるには、カボチャ、ダイコン、ゴボウなどがおすすめ。

冬の野菜や根菜類は、血行をよくすることで、体を内側から温めてくれます。

また、低カロリーで食物繊維も豊富なので、煮物やお味噌汁など温かい料理にすると、より効果的です。

葉酸の含まれるほうれん草

葉酸は、水溶性ビタミンの一種。

造血作用や細胞分裂を促進する作用があり、妊娠中に不足すると、赤ちゃんに神経系閉鎖障害が起こる確率が上がることが知られています。

また、妊娠中は、胎児の成長に多くの血液が使われるため、貧血になりやすい状態に。

葉酸は、血液の元である赤血球を作る役割があるため、妊娠中に重要な栄養素です。

妊娠初期に推奨されている摂取量は、1日あたり約480μg。

ほうれん草は葉酸が豊富で、貧血防止作用のある鉄分も含まれているため、妊娠を望む場合は積極的に摂取したい野菜です。

過剰摂取は、発熱や蕁麻疹を起こすこともあるため、1日あたりの上限1000μgまでにしましょう。

卵子の老化を防ぐナッツ類

人間の体は、普通に生活していても、吸った酸素の数%を活性酸素に変換します。

大気中には常にさまざまな病原菌が存在し、呼吸したり皮膚の傷口などから侵入。

これらを退治するために、活性酸素が使われます。

ところが、ストレスを感じると、大量の活性酸素が発生し、私たち自身の細胞をも傷つけて老化させることも。

すると、細胞本来の機能を果たせなくなってしまいます。

これは、卵子の細胞にもいえることで、卵子が老化すると、妊娠しにくい状態に。

ビタミンEは、強い抗酸化力をもっているため、細胞の老化を抑えてくれます。

ビタミンEを豊富に含み、手軽に摂取できるのが、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピーナツといったナッツ類。

調理の必要がなく、いつでも手軽に食べられるので、積極的に摂取しましょう。

活性酸素を除去するルイボスティー

妊娠を望むのであれば、子宮や卵子の細胞が、活性酸素により体が老化することをできるだけ食い止めることが大切。

人間の体には、活性酸素を除去するSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)酵素が存在していますが、年齢と共にその機能は低下します。

そのため、年齢を重ねるほど、活性酸素が残りやすく、細胞が老化しやすい状態に。

ルイボスティーには、SOD酵素に似た作用があり、体内に発生した活性酸素を除去してくれます。

もともと、南アフリカで、健康のためのお茶として飲まれてきたルイボスティー。

SOD酵素に似た働きが注目を浴び、さまざまな国でも飲まれるようになりました。

ノンカフェインのため体を冷やさず、癖がないため飲みやすいのも特徴。

子宮や卵子を若々しく保つために、ルイボスティーを積極的に飲んでみてはいかがでしょうか。

手軽に栄養が摂れる酵素ドリンク

毎日の忙しさから、バランスのよい食事を摂るということは難しいもの。

ところが、栄養が十分に摂れていないと、体の臓器が機能を十分に発揮できず、子宮や卵巣も妊娠に十分な状態でなくなる可能性もあります。

また、十分な栄養を摂っていても、消化酵素の働きが不十分で、うまく吸収できていない場合も。

酵素ドリンクは、発酵により、既に栄養素が細かく分解されています。

そのため、体の消化機能に負担をかけず、効率よく栄養を吸収することが可能。

さらに、数多くの野菜などが1つのドリンクに濃縮されているため、手軽にさまざまな栄養素を摂取できます。

食事で栄養を補いにくい場合は、酵素ドリンクを活用するとよいでしょう。

妊活中に食べてはいけない食べ物

体を冷やす夏野菜

夏は、体温が上がり、熱中症になりやすい時期。

スイカ、ナス、キュウリといった夏野菜は、体に溜まった余計な水分や尿を排出してくれる作用があり、体温を下げる効果があるため、夏に食べると最適といわれています。

妊活中は、できるだけ体を温める必要があります。

夏野菜を食べると、体が冷えて血行が悪くなり、妊娠しにくくなる可能性が。

妊活中は、夏野菜は避けたほうがよいでしょう。

もし夏野菜を食べる場合は、温かい料理にするか、体を温める根菜類もメニューに加えたほうが体に負担がかかりません。

冷たいアイスクリーム

アイスクリームは非常に冷たいため、胃腸を一気に冷やします。

腸が冷えると、その近くの子宮も冷えるため、妊娠にはよくありません。

さらに、アイスクリームに含まれる白砂糖は体を冷やす作用があるため、2重の効果で体を冷やすことに。

また、アイスクリームは口当たりがよいため、ついついたくさん食べてしまいがちです。

ところが、意外とカロリーがあり、糖分と脂肪の多い食べ物。

食べ過ぎると血液がドロドロになってしまいます。

妊活中は、なるべくアイスクリームを避け、どうしても食べたい場合は、温かい飲み物と一緒に食べるようにしましょう。

低温殺菌されていないナチュラルチーズ

ナチュラルチーズには、リステリア菌が存在します。

この細菌は、野菜、乳製品、野菜にも確認されており、加熱すれば死滅しますが、加熱されていないナチュラルチーズでは菌が残ります。

大腸菌と同じように食中毒を引き起こしますが、通常それほど重症をもたらすものではありません。

しかし、幼児、お年寄り、妊婦など免疫の低下している人は、通常の20倍感染しやすくなるといわれています。

リステリア菌に感染した場合とは

妊婦が感染した場合、頭痛、吐き気、下痢、高熱の症状となり、ひどい場合は、痙攣や意識障害の可能性もあります。

また、胎盤を通じて胎児にも感染し、初期であれば早産の可能性もあり、そうでなくても、髄膜炎、敗血症となるといわれています。

低温殺菌されていないナチュラルチーズは、妊娠を希望するのであれば、食べないようにしましょう。

生肉

レバ刺し、生ハム、馬刺しなどの生肉には、トキソプラズマという寄生虫がいることがあります。

感染したとしても、通常は風邪のような症状で済むことが多く、まれにリンパが腫れ、筋肉痛、疲労感などが続くことがあっても、治療が必要なほどではありません。

ところが、妊娠時に感染した場合、確率は低いですが、胎児へ伝染する可能性があるため、注意が必要です。

初期の場合は流産、それ以降では、精神運動障害や、消化器系の異常を生じることがあります。

ただ、妊娠前に感染したことがある場合、抗体ができるため、その後感染しても影響はありません。

以前感染したことが明確でない場合は、生肉は避けたほうが無難です。

排卵に悪影響があるマーガリン

マーガリンやショートニングは、植物油に水素を加えて固化したもの。

この固化の過程で、トランス脂肪酸が生成されています。

アメリカのある研究によれば、トランス脂肪酸の摂取が増えると、排卵が正常に行われず、不妊となる結果が得られています。

マーガリンやショートニングを買わなくても、クッキー、ドーナツ、フライドポテトなど、現代ではトランス脂肪酸を含む食べ物は多く存在します。

妊活中はマーガリンや、トランス脂肪酸を含む食べ物は控えましょう。

過剰摂取に注意が必要な大豆食品

通常女性は、卵巣からエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが分泌されています。

エストロゲンは、排卵を促す作用があり、これと似た作用をするのが、大豆に含まれるイソフラボン。

そのため、大豆食品を適量摂取することで、生理不順を改善することができます。

ところが、過剰に摂取すると、逆に月経周期が乱れることもわかっています。

月経周期が乱れると、排卵日の予測が難しく、計画的な妊娠がしずらくなることに。

大豆食品の摂取はほどほどに抑えましょう。

妊活中はなるべく避ける飲み物

カフェインの含まれるコーヒー

コーヒーに含まれるカフェインには、利尿作用があるため、体内に溜まった水分を排出し、体を冷やす作用があります。

体が冷えると血行不良になり、栄養が十分に運ばれず、妊娠には不向きな状態に。

また、カフェインは交感神経を優位にする作用があります。

月経周期における低温期は、副交感神経が優位となってエストロゲンの分泌がされていますが、カフェインの摂りすぎで交感神経が優位になると、排卵が正常にならないことも。

また、寝ている間は、特にホルモン分泌が活発になる時間帯。

寝る前にカフェインを摂ると、女性ホルモンの分泌の妨げになります。

妊活中は、コーヒーは控えめにし、寝る前は飲まないほうがよいでしょう。

肝臓に負担をかけるアルコール

妊活中は、なるべく子宮と卵子を若々しく保ちたいもの。

そのためには、老化を導く活性酸素を、なるべく抑える必要があります。

人間の体では、通常の生活でも、吸い込んだ酸素の一部が活性酸素に変換されており、肝臓は、その活性酸素を除去する機能をもっています。

ところが、アルコールを摂取すると、肝臓で分解される過程で、さらに活性酸素が発生。

肝臓には、活性酸素の除去の他にも、代謝や胆汁の生成などの役割があります。

活性酸素が多いと、肝臓に負担がかかり、除去しきれない可能性も。

少量のアルコールは血行を促進しますが、大量のアルコールは細胞の老化を招きます。

妊活中は、アルコールはほどほどにするか、思い切って絶ってしまうのもよいでしょう。

糖質の多い炭酸飲料

糖質は重要なエネルギー源ですが、摂りすぎると血糖値が大きく上昇。

すると、インスリンというホルモンが分泌され、血糖値が抑えられますが、同時に体の代謝機能が抑制され、血流が悪くなります。

また、摂りすぎた糖質は体脂肪に変換され、それが血液内にも残るため、血液がドロドロに。

このように、糖質の摂りすぎは、体を冷やし、妊娠に不向きな体質を導きます。

炭酸飲料は、特に糖質の多い飲み物。

冷たくても甘さを感じられるよう、大量の砂糖が含まれています。

妊活中に炭酸飲料が飲みたくなったら、無糖のものや、それで物足りない場合は、レモン風味など、ほんのりとフレーバーが付けられたものを選ぶとよいでしょう。

添加物の多い栄養ドリンク

1本で多くのビタミンなどが摂取でき、手軽に栄養補給できるイメージの栄養ドリンク。

しかし、保存料、人工甘味料、カラメル色素、安定剤など、多くの添加物が入った飲み物です。

添加物は、肝臓の解毒機能により処理されますが、添加物が多くなると、肝臓は解毒処理で忙しくなり、代謝などの重要な役割が不十分に。

代謝が不十分になると、血流が滞り、体が冷えてしまいます。

また、人工甘味料のアスパルテームは、長期的に摂取することで、生殖機能を低下させるという報告が。

同じく人工甘味料のサッカリン・サッカリンナトリウムも、不妊を招くといわれています。

できるだけ栄養ドリンクに頼らず、バランスのよい食生活を心がけましょう。

妊活中の食事のポイント

ビタミンAの過剰摂取は控える

ビタミンAには、粘膜を健康に保つ作用、細胞の分化や増殖にかかわる作用などがあります。

つまり、赤ちゃんを授かるために、子宮の粘膜を健康にしたり、胎児を成長させるために大切なビタミンです。

ところが、妊娠初期に過剰摂取すると、胎児が奇形になるリスクが。

女性の場合、1日の推奨摂取量は、2,550~3,000μgといわれており、奇形のリスクが上昇するのは、7,800μg以上といわれています。

ウナギなどに含まれる動物性のビタミンAは、過剰摂取すると蓄積されますが、野菜のβカロチンは、必要な分だけ体内でビタミンAに変換してくれます。

リスクを避けるために、野菜でβカロチンもうまく取り入れるとよいでしょう。

キンメダイ、メカジキなどの大型の魚を食べすぎない

海水には水銀が溶け出しており、全ての魚が海水を体内に蓄積しています。

大型の魚は、水銀を溜め込んだ小さな魚をたくさん食べるため、結果として多くの水銀を蓄積することに。

水銀は、胎児の発育に影響に及ぼす元素。

もし、妊娠しているときに水銀を摂りすぎると、胎児は水銀を排出できないため、血中の水銀濃度は高まり、神経系の発達が正常に行われなくなります。

厚生労働省は、妊婦に対し、1週間あたりに食べて問題のない魚の量を、グラム数で表示しています。

例えば、キダイとミナミマグロであれば、1週間にそれぞれを80gずつ食べるだけなら問題なし。

キンメダイであれば、1週間に80g食べたら、他の大型の魚は控えるべきでしょう。

ストレスを感じるほど制限しない

体を冷やしたり、生殖機能を低下させたりする食べ物は、もちろん避けるにこしたことはありません。

ところが、もともと大好きだった食べ物を完全にやめることで、大きなストレスを感じると、活性酸素の発生を多くし、細胞の老化を招くことに。

子宮と卵子が老化し、妊娠しにくくなる可能性があります。

大切なのは、ストレスを感じるほど制限しないことです。

コーヒーが大好きなら、日中2杯まではOKとするなど、完璧にしすぎず、ほどほどに抑えましょう。

妊活は、人によっては長期に渡ることもあります。

そのためには、途中で断念することがないよう、無理のない範囲で食事に気を付けるとよいでしょう。

朝食抜きは避ける

寝起きは、1日のうちで最も体温が下がっている時間。

それなのに朝食を抜きにすると、体温が上がらず、体は冷え切ったままになってしまいます。

冷えると代謝が落ち、血流が悪くなるため、妊娠しにくい体に。

また、朝は、お通じが一番出やすい時間です。

朝食を食べないと、老廃物を溜め込んだままになり、腸の血流が悪化。

腸のすぐ近くにある子宮の血流も滞りやすくなります。

体を温かい状態にし、妊娠しやすくするために、朝食は食べたほうがよいでしょう。

ただし、パンは血糖値を大きく上昇させ、その結果血流を悪くします。

また、パンを食べる場合、コーヒーや冷たいヨーグルトを一緒に食べることが多いもの。

いずれも体を冷やすため、朝食は、ご飯とお味噌汁がおすすめです。

飲み物はホットで飲む

夏は、汗をかいて体が熱くなりますが、脱水症状になりやすいため、意外と老廃物が溜まりやすい時期。

暑いからといって、冷たい飲み物を飲むと、体内の血液循環が悪くなり、老廃物が滞ります。

冬は体が冷えて血流が悪くなりやすいため、温かい飲み物を飲んで、なるべく体温を下げないようにすることが大切です。

このように、妊娠を意識している場合は、季節を問わず、飲み物はホットにすると効果的。

常に体を温かい状態に保つことで、ホルモンが正常に分泌されます。

月経周期も安定するため、排卵日が定期的になりやすく、妊娠が計画しやすくなるでしょう。

サプリメントはあくまで食事の補助と考える

赤ちゃんの発達にいいから葉酸サプリ、細胞の老化防止作用があるからビタミンEのサプリ、とサプリだけ飲んでも妊娠するわけではありません。

栄養素は、それ単体では吸収されることさえできないため、体内で働かせ、吸収させるためにも、他の栄養素と複合的に関連し合うことが必須です。

サプリメントは、特定の栄養素しか含まれませんが、食べ物は違います。

バランスのよい食事をしていれば、微量ながらも、多くの種類の栄養素を得ることができるため、それらの吸収や働きを十分に行うことが可能です。

バランスのよい食事に加え、あくまで補助的にサプリメントを飲むのであれば、妊娠の助けとなるでしょう。

体に優しい食べ物と飲み物で着床しやすい体を作ろう

妊娠は、健康な体の先にあります。

体を温め、血液の循環をよくして、代謝を活発にすること、活性酸素の発生をなるべく抑えることで、子宮や卵子の老化を防ぐことが大切です。

そのためには、体を冷やしたり、活性酸素の発生を増やす食べ物、飲み物は控えたほうが無難。

どうしても食べたいものは、ストレスのない程度に減らし、なるべく刺激の少ない食べ物を摂り続けることで、次第に妊娠しやすい体へと導くことができるでしょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。