【妊活の性交後の過ごし方】受精・着床へつなげるためのポイントとは？

妊活の性交後のポイントを抑えておくことで、妊活を成功させる確率を高めることができます。

妊活中の生活も大切ですが、性交後の過ごし方も大切なのです。

成功につながらなくても、少しでも確率を高められるように、前向きに取り組むことが大切です。

妊活を成功させるための射精後のポイント

挿入したままの状態で5分待つ

確実な妊娠へとつなげるためには、性交後の行動も慎重に。

排卵日に性交をしても、妊娠できない方も多く、妊娠ができない体になったのではと、心配される方も多いです。

しかし、射精後のポイントを知っておくことで、さらに妊娠への確率を高めることにつながります。

ポイントは、射精後すぐに抜くのではなく、挿入したままの状態で、5分程動かさずに待ちましょう。

そうすることで、精子が卵子に接触し、受精卵になる確率が高くなる可能性も。

男性によっては、精子の数が少なく、上手く受精卵を作ることができないという場合もあります。

そこで、射精後はすぐ抜かずに、挿入したままにすることで、より多くの精子を卵子に届けることができ、受精の確率を高めることにつながるとされています。

10分程度動かず安静を保つ

射精後、挿入したまま5分待ち、ゆっくりと抜いたら、女性はその後も安静を保つとよいともいわれています。

10分程度、体を動かさず、精液が流れ落ちないようにするためです。

起き上がると、自然に精液が流れ出てしまいますし、お腹に力が加わると子宮が圧迫され、精液がさらに流れ出てしまいます。

射精後に精液が流れ出ることは自然のことですが、なんとなく精子が流れ出てしまうイメージがあり、10分間安静にしたほうがいいという意見は根強いのです。

実は、医師の間でも、射精後に安静を保ったほうがよいという意見と、関係がないという意見とにわかれるようですが、妊娠につなげる可能性を高める方法の一つとして、実践してみることもありではないでしょうか。

お尻を高くして精液が流れ出るのを防ぐ

射精後、安静にすることも大切ですが、お尻を高くして精液が流れ出ることを防ぐという方法もよいでしょう。

また、タオルで高さ調整を行う方法もおすすめです。

体を動かさずに、安静にしているだけでは、少しずつ精液が流れ出ている可能性があります。

お尻を高くすることで、精液を確実に子宮に留めておくことができるので、受精の確率をより高めることに。

お尻を高くした状態を維持していると疲れてしまうので、汚れないように、タオルを巻いたクッションをお尻の下に敷くという方法もよいので、お尻を高くした姿勢が保てるように工夫しましょう。

クッションやタオルを使用し、無理のない体制で受精につなげられるように取り組んでいきましょう。

こうすることで、医学的に妊娠の確率が上がると証明されている訳ではありませんが、掲示板やブログを見ると、このような方法で妊娠できたという声が多く寄せられています。

半逆立ちで精子が子宮に入りやすくする

半逆立ちをして、精子が子宮に入りやすくするという方法もありますが、これは医学的に妊娠への確率を高くすることには至りません。

逆立ちの状態になることで、子宮に入りやすくなるイメージがあるかもしれません。

しかし、この体勢によって血圧の上昇や、血流が脳に集中するということが起こり、ホルモンバランスが乱れ、かえって妊娠する確率を下げてしまう可能性の方が高くなるのです。

したがって、性交後は少し腰を高くする程度にして、逆立ちや半逆立ちのようなことはせず、5～10分程度、布団の中で安静にするぐらいが精神的にもよく、体への負担もかかりません。

逆立ちをすることで、しっかりと子宮に精子を送ることができると思いがちですが、体への負担が大きいので控えましょう。

体が冷えないように毛布をかぶる

女性にとって、冷えは大敵です。

体が冷えてしまうと子宮も冷えてしまい、子宮機能が低下する原因となります。

性交時や性交後は、体を冷やさないように毛布をかぶり、冷えを予防しましょう。

性交後は、体を動かさないように腰を高く保ち、体を冷やさないように、タオルや毛布をかけておくとよいでしょう。

そのまま寝てしまってもよいように、あらかじめタオルやクッションを用意しておいた方が、射精後の姿勢を崩さず、受精の確率を高めて妊娠へつなげやすくなります。

体をできるだけ冷やさないようにすることが大切ですが、熱すぎて毛布を避けようと、体勢が崩れてしまうことも考えられます。

体を冷やさず、温めすぎない適温を保てるようにして、射精後のポイントを抑えて受精につなげていきましょう。

体の冷えは、子宮機能の低下につながり、上手く受精へつなげることができない場合もあります。

冷えには十分に注意して、温かい場所で性交するようにしましょう。

性交後当日の行動の注意点

すぐに激しい運動は行わない

妊活生活を卒業して、妊娠につなげるためには、性交後当日の行動には、十分に注意する必要があります。

性交後に激しい運動をして、精液や受精卵が飛び出すということはありません。

しかし、安静にしておいた方が、妊娠への確率を高めることができますし、気持ちの面でも落ち着いた時間を設けるとよいでしょう。

性交後当日は、激しい運動を行わず、安静に過ごした方がよさそうです。

そのため、安静に過ごせる夜に行うことが理想的なので、日中はゆっくりと過ごせる日を選んで性交するとよいでしょう。

性交した後は、なるべく長く、精液を子宮に留めておけるような状態を作り、安静にしておくことが大切です。

少し体を動かす程度なら大丈夫ですが、激しい運動や重い荷物を運ぶなど、いつもより体を動かす場合も注意が必要です。

腹痛がある時はしばらく休む

性交後、腹痛がある場合はしばらく休みましょう。

体を動かさないようにし、冷やさないように心がけることが大切です。

男性にも、女性の体を気遣ってもらい、大事に過ごすことが大切です。

性交後の腹痛は、一時的な痛みなら大丈夫ですが、長く痛みが続き収まらないようであれば、病院で受診しましょう。

一時的な痛みの場合は、臓器同士が振動して圧迫を受けやすいので、腹痛を感じる方は少なくありません。

この場合は、一時的な痛みである場合が多いので、休めば回復し心配に至ることはありません。

妊活中の性行為は、慎重になるので、お互いに不満に感じることがあれば、話しあっておいた方がよいでしょう。

痛みがあるということは、体に負担がかかっている証拠です。

体位を考えながら、体に負担がかからないように行うようにしましょう。

トイレを必要以上に我慢しない

トイレを、必要以上に我慢する必要はありません。

性交後にトイレで用を足しても、妊娠するかしないかには、大きな影響を及ぼしません。

トイレに行くと、精液が一緒に流れ出るような感じがしますが、尿の出口と精液が流れ出る出口は違います。

また、全ての精子が着床に至るわけではなく、選ばれた一つの精子のみが受精するので、流れ出た場合でも問題はありません。

性交後直後を、安静にしておくことの方が大切なので、このポイントをクリアしていれば、トイレは何度行っても問題ありません。

むしろ、我慢することの方が問題で、体内に老廃物を溜めておくことになり、むくみの原因にもつながるので、トイレの我慢はしないようにしましょう。

余分な精液はしっかりシャワーで流す

余分な精液は、しっかりシャワーで流し、体を清潔に保つことが大切です。

精液が流れ出ると、妊娠率を下げてしまうのではと、心配してしまう方もいるかもしれません。

しかし、性交後を安静にしておくことで、その後のトイレやシャワーなどが原因で、妊娠率を下げることはありません。

大切なことは、体を清潔にして、膣口から入る菌の侵入を防ぐことです。

シャワーでしっかりと洗い流し、清潔な状態をキープできるように心がけましょう。

もちろん、冷たい水ではなく、温かい温度のシャワーで洗い流し、体を冷やさないように注意しましょう。

湯船に浸かれない環境の方は、シャワーでしっかりと体を温めることが大切です。

体やお腹や腰回りを冷やさないようにして、清潔な体を維持しましょう。

シャワーは体が冷えやすいので、シャワーの温度を調節して、温かめにして使用するとよいでしょう。

お腹だけではなく、足元もきちんと温め、シャワー後の体温低下に注意しながら過ごしましょう。

シャワーだけでなく湯船に浸かる

湯船に入ることができる方は、シャワーだけではなく、湯船に浸かるようにしましょう。

体の汚れを洗い流したら、体全体を冷やさないようにするために、湯船に浸かることをおすすめします。

湯船に浸かることで、お腹や腰回りの血行を促進させ、子宮機能を活性化させることができます。

40℃～42℃が適温で、体が程よく温まる温度なので、ぬるすぎず熱すぎない温度で入りましょう。

自分自身もリラックスした気持ちになることができ、体のめぐりをよくさせ、受精、妊娠につなげる環境を維持することができます。

性交後にできることは、体を冷やさないこと、ストレスを溜め込まないことです。

女性の体はとてもデリケートなので、お風呂で温まることも大切ですが、入浴後に着る服装も温かいものを選んで着用するように心がけましょう。

下着が汚れないようにナプキンをつける

性交後当日は、膣口から精液が流れ出やすくなり、おりものの量も増えます。

体内に異物が侵入し、感染症を防ぐために、おりものは分泌し続けます。

そのため、下着が汚れやすくなるので、ナプキンやおりものシートを活用して、汚れることを防ぎましょう。

ナプキンは小まめに取り換えて、膣口が清潔な状態になるように、キープすることが大切です。

立ち上がるときは、下半身に力が加わるので、おりものが出やすくなります。

気持ち悪く感じてしまいますが、小まめに交換することで、ストレスを感じにくくできます。

小まめにトイレに行くことで、体を冷やしてしまう場合があります。

お腹まわりを冷えにくくするインナーや、下着を身につけることで、体が冷えることを予防できます。

ナプキンの使用も心がけ、体を冷やさない下着の着用もおすすめです。

着床しやすくなる妊活後の過ごし方

飲み物をホットにする

性交をしても、妊娠が確定するまで時間がありますので、引き続き妊活を進めていきましょう。

性交後なので、妊娠している可能性があるという意識を高く持つことが大切です。

体を冷やさないように、飲み物はホットにして、お腹を温めるように心がけましょう。

体を温めることで、体の機能を高め、子宮機能も高める作用があります。

抵抗力も付くので、体調を崩しにくくなり、感染症に負けにくい体を維持することができます。

冷たい飲みものにしただけでも、体を冷やしてしまい、機能を低下させる原因となってしまいます。

また、体を冷やしてしまうと、冷え性や卵巣機能低下を招きやすくなります。

ときには、冷たい飲みものを飲みたいときもあるので、基本的にはホットにして、冷たいものを飲みすぎないようにすることを意識していきましょう。

体によい、温かい飲みものを選んで飲むようにすることをおすすめします。

カフェインの摂取を控える

コーヒーや紅茶、栄養ドリンクに多く含まれるカフェインですが、利尿作用が強く、水分を排出する作用があります。

このため、体温を低下させる働きがあるので、飲みすぎてしまうと体温が低くなり、身体機能や子宮の機能を低下させる原因となり、不妊の原因に発展させてしまうのです。

多少の摂取は問題ありませんが、飲みすぎることで体を冷やす原因になり、妊娠へつなげることができない場合もあるので、注意が必要です。

気になる方は、カフェインゼロのコーヒーも販売されており、同時に妊活中に必要な栄養が配合されているものもあります。

体を冷やしにくい、栄養のある飲みものを取り入れていくように心がけましょう。

妊活中は禁煙を心がける

妊活中の飲酒は、胎児にほとんど影響がありませんが、禁煙はそうはいきません。

喫煙は、低体重、奇形を引き起こす原因になるので、妊活中から控えることを心がけましょう。

タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させ、子宮の血行が悪くなり、本来の機能を果たすことが難しくなります。

自分がタバコを吸っていなくても、副流煙で胎児に影響が出る場合も多いです。

そのため、家族に喫煙者がいる場合は、禁煙をお願いするか、別の場所で吸ってもらうなど、対策を取ることが大切です。

タバコは、子宮機能だけではなく、体の抵抗力を低下させる原因にもなるので、妊活を意識して妊娠へとつなげるために、タバコは止めることをおすすめします。

自分はもちろんのこと、周りで喫煙されている方がいる環境で過ごす場合は、煙を吸わないように心がけ、空気清浄機を使用するなど、対策を取っていくとよいでしょう。

葉酸サプリを利用する

葉酸サプリメントを活用することもよい方法です。

毎日の食生活だけではなく、サプリメントを活用することで、妊活や妊娠初期に大切な栄養をしっかりと補うことができます。

着床すると妊娠初期症状が表われて、つわりが始まります。

着床から妊娠初期にかけて、最も葉酸が必要とされる時期になり、不足すると、先天性の障害や奇形児のリスクを高めることになります。

葉酸サプリメントを活用することで、着床しやすい子宮環境を保つことができ、その後の経過も順調に進めていくことができるので、食事にプラスさせて利用することをおすすめします。

厚生労働省でも、妊娠初期の葉酸摂取を推奨しているので、葉酸サプリの摂取を心がけましょう。

葉酸サプリだけに頼るのではなく、普段の食事も大事にして、栄養を摂取することが大切です。

しかし、サプリメントの過剰摂取はよくないので、摂取量や1日の摂取量を守って飲むようにしましょう。

性交後から着床までは性行為を控える

性交から着床までの期間は、性行為を控えたほうがよいといわれています。

着床時期は、受精後5～10日間の間で、この期間に性交することで、自然妊娠の確率が低下する可能性があるのです。

性行為により、女性から分泌されるホルモン「オキシトシン」、精液中に含まれる「プロスタグランジン」があり、このプロスタグランジンには子宮収縮作用があります。

夫婦の仲を深める性交ですが、着床時期だけは控えた方が無難かもしれません。

どうしても行いたい場合は、コンドームを付けてソフトに行うことを心がけましょう。

この時期は、性行為を控えたほうがよいため、男性の理解を得ることも大切です。

一方的に拒否するのではなく、理由を伝えて理解を得ることが大切です。

夫婦の仲を壊さないように、着床の時期を過ごしていきましょう。

ゴールデンタイムの睡眠を大事にする

睡眠時間が短い人ほど、着床率が悪いというデータがあるので、睡眠時間をしっかり確保できる生活を維持することが大切です。

ゴールデンタイムの睡眠を大事にすることで、ホルモンバランスを安定させることができます。

睡眠は、ホルモンの分泌に大きく関わっており、バランスが乱れてしまうと、生理不順や排卵されないなどのトラブルの原因につながります。

22時～2時が成長ホルモンの分泌が高まる「ゴールデンタイム」といわれる時間です。

したがって、この時間には、しっかり睡眠ができているように心がけましょう。

成長ホルモンは、卵子の老化を予防する働きもあります。

したがって、妊活中は寝不足にならないように注意をして、深い睡眠を取れるように心がけていきましょう。

着床につなげやすくできるだけでなく、自分の体にとってもよいことです。

疲れを取ることができ、身体機能を高めることができるので、ゴールデンタイムにはしっかり体を休め、睡眠を取りましょう。

夫婦のスキンシップを欠かさない

着床する時期は、性行為を控えないといけないので、スキンシップを大切にすることを心がけましょう。

スキンシップも大切ですが、普段からのコミュニケーションも大切にしましょう。

妊活中は何かと神経質になり、ストレスを感じやすい時期です。

仕事の関係で、普段ゆっくり話し合うことができない方も、少しの時間を大切にして、コミュニケーションやスキンシップを大切にする意識を高めましょう。

普段からのスキンシップを大切にすることで、安心感が生まれ、ストレスを抱えにくい夫婦関係を保つことができます。

スキンシップでも、夫婦の仲を明るい雰囲気に保つことができるので、普段から意識することで、子どもができても明るい家庭を築き上げることができます。

何気ない話でも、楽しく明るく聞くことを意識するだけでも、夫婦の仲を明るく保つことができ、妊活時期を楽しく過ごすことができます。

ダイエットや食事制限は行わない

着床時期は、無理なダイエットや、食事制限は行わないように注意しましょう。

普段から痩せやすい体作りを心がけている方も、この時期は休憩して、栄養摂取を意識して取り組むことが大切です。

栄養バランスを心がけ、充分な栄養を満たせる食事を摂りましょう。

ダイエットや食事制限は、人によっては行うだけでストレスになってしまう方も多く、着床の時期はストレスを感じやすくなります。

特に栄養を摂らないといけない時期なので、いつも以上に規則正しい生活や、食事を心がけることが大切です。

無理なダイエットは、栄養不足になります。

単に食べるだけではなく、妊活中に必要な栄養摂取を心がけ、着床、妊娠へとつなげられるようにしましょう。

適度な運動でストレスを解消

着床の時期は、あまり体を動かさないようにしたいと思う方は多いのですが、激しい運動は控えたほうが無難ですが、日常生活で動く分には何の問題もありません。

ストレス解消に、ヨガやストレッチをすると、血行がよくなり、体のめぐりを整え気持ちをスッキリさせることができます。

特にヨガは、ゆっくり深く呼吸を行うことができるので、気持ちを安定させ、リラックス効果を高めることができます。

体の滞りを改善させ、むくみや冷えの解消にもつながり、着床しやすい体内環境へと導いてくれます。

ヨガやストレッチを行うときは、体が冷えないように注意をして行いましょう。

体が温まると、冷たいものを摂りたくなりますが、できるだけ温かい飲みものを摂取するように心がけ、引き続き妊活を続けていきましょう。

適度に体を動かすことで、ストレスを解消し、気持ちを楽に保つことができます。

性交後のポイントをおさえて妊活の成功率を高めよう

性交後のポイントをしっかり抑えることで、受精、着床につなげやすくさせ、妊娠しやすい環境を作り、妊活の成功率を高めることにつながります。

不妊で悩みを抱えている方は、性交後に気を付けたいポイントが、疎かになっている方も多いので、ぜひ意識してみましょう。

妊活中の食生活も大切にして、普段から夫婦のコミュニケーションを大切にし、ストレスを感じにくい環境を維持していきましょう。

体の冷えは、体の機能や子宮機能の低下につながり、上手く妊娠につなげる確率を低くさせてしまいます。

できるだけ、体を冷やさない生活や食事を心がけ、成功率を高めましょう。