妊活で大事なのは、男性も女性もお互いに理解しあい、協力しながら進めていくことです。
しかしながら、女性にとっては妊活中の男性の気持ちが想像しにくいもの。
男性にとっての妊活を考えながら、理想の妊活に向けて夫婦で一緒に向き合っていきましょう。
妊活において健康な身体を維持することは欠かせません。
健康な食事をとることは、男性にとっても、女性にとっても共に重要なことです。
男性も妊活をする際には、健康的な食事をとることからまずは意識しましょう。
妊娠するには、精子の活動が活発である状態を保つ必要があります。
食事の栄養バランスが偏っていると、精子の活動が悪くなってしまい、妊娠率の低下につながってしまいます。
とくに、ジャンクフードやコンビニ弁当などの加工食ばかりを食べている場合は注意が必要です。
特に、重要な栄養素としては亜鉛が挙げられます。
亜鉛はセックスミネラルと呼ばれるほど、丈夫な精子を作るといわれており、亜鉛が豊富に含まれる牡蠣や牛肉を意識的に食べるようにするとよいでしょう。
また、亜鉛はサプリメントで補うこともできます。
アルコールは妊活には悪影響となるため、飲酒を控えるようにしましょう。
飲酒が直接的に精子活動に悪影響を及ぼすといわれているわけではありません。
しかし、過度のアルコール摂取は内臓の活動に影響を及ぼします。
その結果としてホルモンにも影響を与える可能性があるのです。
さらに、過度な飲酒は、奇形精子の増加、勃起能力の低下といった現象を引き起こす可能性があります。
妊活中には、身体の調子を整え、健康な精子をつくることや、性行為を円滑に進めることが重要です。
そのため、妊活において、過度な飲酒は厳禁であるといえます。
また、男性に限らず女性の場合は、過度な飲酒が原因で生理不順になることもあります。
さらに、女性の場合は妊活が成功して妊娠した場合、飲酒ができなくなります。
そのため、妊活、妊娠中の女性を支えるという点でも、妊活中の男性も飲酒を控えるようにしましょう。
日々の体調管理のために欠かせない睡眠ですが、妊活においても十分な睡眠をとることが非常に重要です。
睡眠は体の調子を整えるために必要な要素で、特に、自律神経のバランスを整える効果があります。
また、身体の酸化を防いでくれるのは睡眠の嬉しい効果でもあります。
さらに、妊活においては、睡眠不足からのストレスが精子の質を落とす原因となります。
睡眠は身体を休め、リラックスさせる効果があります。
一方、睡眠が不足している、睡眠の質が悪いといった場合、ストレスから活性化酸素を作り出してしまうのです。
この活性化酸素が精子の質を落としてしまう原因となります。
妊活では、健康で質のよい精子をつくるということが男性にとっては特に必要。
そのため、身体のリズムを整えることもはもちろん、精子の質の観点からも、睡眠をしっかりととることを心がけましょう。
妊活においては適度な運動を取ることが大切です。
日ごろ運動不足だと感じている人は、ウォーキングやランニングなどの軽い運動から取り入れてみるとよいでしょう。
また、軽いストレッチを生活の中に取り入れ、運動不足解消とリラックス効果を得ることもおすすめです。
運動をすることで、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンが消費されます。
その活動により筋肉量が増加することになります。
テストステロンが運動により減少することで、男性ホルモンの分泌を促す信号が送られます。
男性ホルモンの分泌が増えると生殖機能の向上に効果があるため、男性の妊活には運動が欠かせないといえます。
適度な運動を生活に取り入れることは、規則正しく健康な身体をつくる上でとても大切なこと。
妊活が終了してからも、健康な身体を維持するために非常に効果的であるため、適度な運動を生活に取り入れるようにしましょう。
妊活をしていく上で、不妊の原因を見つけることはとても重要なポイントです。
そのために病院で一度しっかりと精液検査をしてもらいましょう。
不妊の原因は女性にある場合もあれば、男性にある場合もあります。
まさか自分が、とは思わずに一度検査をしてみることをおすすめします。
女性側に不妊の原因があると決めつけ精液検査をしないと、女性、男性どちらにとっても妊活がストレスになってしまいます。
また、不妊の原因にそぐわない妊活をしていても、効果はなかなか現れません。
不妊の原因をはっきりと把握することで、妊活の方向性が見えやすくなるでしょう。
精液検査は、産婦人科や泌尿器科で受けることが可能です。
その後、不妊治療でかかることになる病院での検査や、パートナーと同じ病院で行うほうがよいでしょう。
ビタミンは身体の調子を整えるために必要な栄養素です。
特に、妊活においてはビタミンCとEが重要です。
ビタミンCとEを摂取することで血行がよくなる効果が期待できます。
さらに、ビタミンCは細胞の健康を守る働きがあります。
そのほかにも、ビタミンCを摂取することで、悪玉コレステロールをおさえることができ、血行がよくなり動脈硬化の改善がみられるでしょう。
ビタミンEは子宝ビタミンともいわれ、妊活サプリの重要成分の中でも、特に重要度の高い成分となります。
また、強い抗酸化作用をもち自律神経のバランスを整える力もあります。
ビタミンCとEは数あるビタミンの中でも、特に妊活中に意識して摂取してほしい成分です。
ビタミンCとビタミンEを適切に摂取することで、血流を改善しホルモンバランスを整えることができます。
オメガ3脂肪酸も妊活に大切な成分です。
ビタミンCやビタミンEと比較して、オメガ3脂肪酸は日常生活ではあまり耳にすることもないでしょう。
また、オメガ3脂肪酸を聞いたことがなくとも、DHAやEPAという言葉を耳にしたことがある人もいるかもしれません。
DHAもEPAもオメガ3脂肪酸に含まれる物質です。
脂肪というとよくない成分のように感じてしまうかもしれません。
しかし、脂肪は血糖値をコントロールする、血栓をふさぐ、性ホルモンをつくるといった効果があります。
オメガ3脂肪酸はコレステロールを綺麗にしてくれるため、血栓を防ぎ血流をよくする効果があります。
さらに、脂肪の性ホルモンをつくるという作用は妊活にも直結します。
脂肪は取りすぎはよくありませんが、オメガ3脂肪酸をサプリで適切にとるのは妊活にとって大切です。
サプリメントを利用しオメガ3脂肪酸を積極的に摂取するようにしましょう。
マカは妊活に効果的であるとして知名度の高い、南米ぺルー産のアブラナ科の野菜で、かぶのような形をしています。
妊活においては有名な野菜ですが、マカって何?と思った人も多いのではないでしょうか。
また、名前は知っていても、どんな効果があるか知らないという人も多いでしょう。
マカはホルモンバランスを整える効果があります。
マカは現地で完全食と呼ばれるほど栄養価が高い野菜ですが、特に、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていることで有名です。
これらの成分がバランスよく含まれていることで、体内のバランスを調節してくれる効果があるのです。
そんなマカですが、日本で野菜として手に入れることはなかなか難しいものです。
そのため、マカはサプリとして摂取するのが一般的です。
なかなか手に入れることが難しいマカであっても、サプリであれば手軽にその栄養素を摂取できます。
ぜひ、毎日の食生活の中に取り入れてきましょう。
亜鉛は必須ミネラルのひとつです。
亜鉛は精子の働きをよくする効果があるため、妊活のためには男性にとって特に欠かせない成分です。
亜鉛はたんぱく質の合成に関わっており、骨の発育にも影響を与えています。
そのため、亜鉛を摂取すると新陳代謝がよくなったり、免疫力が上がったりといった効果が得られるといわれています。
特に、妊活におていは、精子の働きをよくする作用があります。
そのほかにも、亜鉛の効果としては有害物質の毒性をおさえること、そしてその毒素を体外へ排出する効果も。
そのため、亜鉛はデトックス効果が期待できるといわれています。
インスタント食品やファーストフードに頼った食生活を送っていると、亜鉛が不足しがちになるため注意が必要です。
亜鉛は、牡蠣など魚介類や牛肉などに特に豊富に含まれています。
このような食材を意識して摂るほか、サプリメントで補助することも必要でしょう。
葉酸は精子の染色体異常を抑制する働きがあるため、精子機能を高めてくれる成分です。
妊活中の男性には、特に欠かせない効果といえます。
葉酸にはそもそも、細胞分裂や細胞増殖を正常に行わせるはたらきがあります。
そのため、葉酸が不足していると正常な細胞分裂が行われなくなったり、異常な細胞増殖が行われたりします。
葉酸が不足していると、染色体異常を持った精子の割合が多くなってしまい、不妊の原因になります。
また、妊娠したとしても、胎児の先天性障害の原因となる場合があるため、不足ないように葉酸をサプリで摂取するとよいでしょう。
妊活には、ザクロがよいと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
それはザクロに含まれるポリフェノールが強い抗酸化作用を持っているからです。
そのため、ザクロは妊活だけでなく、美容や健康にも効果があるといわれています。
ザクロはポリフェノールの他にも植物エストロゲンが含まれており、妊活で注目されています。
加えて、タンニン、アントシアニン、エラグ酸が含まれているため、ポリフェノールの量も高くなっています。
そのほかにも、クエン酸やグルタミン酸などのアミノ酸が含まれているため、身体の疲労回復にも効果があります。
新しい命を授かるための妊活は喜びに満ちたものであってほしいものですが、必ずしもそうなるとは限りません。
なかなか想定通りに妊活が進まず、イライラしてしまう場合もあるでしょう。
特に、妊活中は妊娠に繋がらないことが焦りとなり、プレッシャーを感じてしまう場合もあります。
妊活にプレッシャーを感じてしまうと、そのプレッシャーがストレスとなり、身体のリズムを悪くしてしまいます。
身体のリズムが悪くなると妊活にも悪影響が出るため、負のスパイラルに陥りかねません。
妊娠は個人の努力だけでなく、タイミングや運という要素が必要と考えましょう。
過度にプレッシャーを感じず、リラックスして妊活をしてくように気をつけることです。
また、女性側にも同じようにプレッシャーがかかっていることを忘れず、お互いにプレッシャーをかけないということが大切です。
妊活をしていると、妊活のことばかりに注意が向いてしまい、夫婦間での気持ちにすれ違いが生じてくる場合があります。
そのため、子どもを授かりたいという思いで始めた妊活が、かえって夫婦間をぎくしゃくさせてしまう原因になってしまうことも。
夫婦間がぎくしゃくしてしまうと、前向きに妊活に向かうことができなくなり、お互いをプレッシャーに感じてしまうことになる可能性があります。
妊活は夫婦がお互いに思い合って取り組んでいくことがベストです。
夫婦が同じ思いで妊活に向かっていけるよう、気持ちのすれ違いがないように気をつけましょう。
特に、妊活についての考え方や重きの置き方の違いによって気持ちにすれ違いが生まれる場合もあるので、事前に十分に話し合っておくとよいでしょう。
妊活が上手くいかないと、なかなか妊娠できないことに対して、奥さんが焦りを感じてしまうことがあるかもしれません。
その際、男性はどのように声をかけるべきなのかわからなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。
まずは、男性側も、妊活に励んでいる奥さんを認め、なかなか妊娠できないという事実をちゃんと理解しましょう。
その上で、奥さんにプレッシャーをかけないよう、注意して声をかけてあげるとよいでしょう。
奥さんが焦りを感じていると気づいたら、日ごろからこまめにコミュニケーションをとるように意識することが大切です。
お互いに支え合える状況にあるということを伝え合いましょう。
妊活というと女性が一人で頑張りすぎてしまうことが多いかもしれません。
しかし、妊活は男性、女性がともに協力しあって行っていく必要があります。
男性が妊活をする上で、男性が注意すべきことがあるように、女性も男性もそれぞれが意識して行うべきことがあります。
また、夫婦ならではこそ、ライフスタイルを一緒に見直したり、精神面で支え合っていくことができます。
妊活に関しては、女性が一人で頑張っても必ずしもよい結果が出るというものではありません。
ひとりで不安を抱えることなく、男性と十分に話し合った上でお互いに理解しながら協力しあって進めていくことが大切です。
いろいろと山あり谷ありで苦労もあるかもしれませんが、かわいい赤ちゃんが授かるように夫婦で乗り越えていきましょう。