赤ちゃんがほしい、なかなか妊娠ができない、そんな理由から妊活を考えてはいませんか。
しかしながら、いざ妊活をしようと思っても何からするべきかわからないことも多いでしょう。
妊活の方法や注意点、必要な心がまえを確認して妊活をスタートさせましょう。
妊活という言葉を聞いたことがあっても、まだ身近には感じられないという人もいるのではないでしょうか。
また、妊活といっても何から始めたらよいかわからないという人も多いでしょう。
まずは、身近な妊活事情を知ることからはじめてみましょう。
身近に妊活をしている人がいる場合はよいですが、なかなかいないという人もあるでしょう。
そんな人は、テレビや雑誌でよく見かける芸能人の妊活を見てみるといいでしょう。
元モーニング娘。の保田圭さんは約4年もの妊活を経て、37歳のときに妊娠しました。
また、川崎希さん、アレクサンダーさん夫妻も妊活中であることをブログで公開していましたね。
妊活といってもその方法は様々です。
例えば、元モーニング娘。の安田圭さんの場合は妊娠しやすい身体作りを中心に妊活を進めています。
妊娠に効果があるとされる葉酸のサプリメントを取り入れているとブログで書かれていましたよ。
川崎希さん、アレクサンダーさん夫妻も妊活中であることをブログで公開した後、病院で採血を行ったことも公開していました。
まずは、知人や芸能人など身近な妊活情報を集めてみると妊活へのイメージが掴みやすくなるでしょう。
特に妊活をせずに妊娠することを自然妊娠といいます。
では、自然妊娠をする確率とはどの程度なのでしょうか。
自然妊娠の確率は年齢によって変化しますが、基本的には20~30%といわれています。
しかし、この自然妊娠の確率は年齢が上がるにつれて、低くなっていきます。
20代では25~30%である自然妊娠率は35歳までに18%、40代では5%まで下がります。
そのため、自然妊娠を希望する場合は、できるだけ早い年齢で妊活に取り組むとよいでしょう。
特に、30代を超えてからは自然妊娠の確率が急激に下がっていくため、注意が必要です。
赤ちゃんがほしいと思っている場合は、自然妊娠のみに任せず、妊活をすることで、妊娠の確率を上げることができます。
自然妊娠を望むあまりに、本格的な妊活を始めるのが遅くなってしまっては、なかなか妊娠まで繋げにくくなるもの。
長期間、妊娠できないことを悩む前に、妊活を始めるとよいでしょう。
不妊治療というとどんなことをイメージするでしょうか。
不妊治療には、手軽に個人で取り組むことができるものから、病院にかかって取り組む必要のあるとこまでいくつもの種類があります。
なかなか自然妊娠ができない不妊の場合、不妊症の可能性もあるため、まずは一度病院で相談してみることをおすすめします。
最も手軽に取り組める妊活としてはタイミング法があります。
タイミング法は排卵のタイミングを基礎体温をつけることで予測し、それに合わせて妊娠を試みるものです。
排卵のタイミングを予想することで、妊娠の可能性を高めながら、自然妊娠を目指します。
排卵がない場合には、排卵誘発剤を使用することもあります。
その他にも体外受精、顕微授精といった治療法も不妊症治療に含まれます。
これらの治療は、タイミング法を比較してもより医療的な不妊治療となります。
これらの不妊治療を行うことを考えている場合には、できるだけ早めに病院で相談するとよいでしょう。
妊活をいつ始めればよいのかということも多くの方にとって疑問なのでないでしょうか。
赤ちゃんが欲しい、妊娠したいと思っている人の中にも、妊活に踏み切れない人も多いでしょう。
そもそも妊活とは、通院をすることだけではありません。
自分自身で妊娠がしやすいような身体づくりをすること、生活習慣を見直すことも妊活といえます。
そのため、妊娠したいと思ったそのときから妊活をはじめるのがベストでしょう。
また、まだすぐに赤ちゃんがほしいというわけではないという方は、いつごろから妊活をはじめたらよいか迷うこともあるでしょう。
妊活をスタートする平均は35歳前後と言われています。
しかし、平均だからとこの時期を目安とするとリスクも当然考える必要があります。
そもそも35歳を境に出産率は減っていく傾向にあるため、できるかぎり余裕を持って早めに妊活を意識する方がよいでしょう。
また、妊活を始めてすぐに妊娠できるというわけではないため、妊活にかかる期間も考慮して妊活を始める時期を考えることが大切です。
いざ妊活をすると決めた時に気になるのは妊活の費用ではないでしょうか。
特に、通院しながら妊活をする場合や、体外受精など自然妊娠以外の妊娠方法を選択することになった場合は、自然妊娠と比較して高額な費用が必要です。
しかし、妊活には利用できる助成金制度もあるため、上手く活用して治療を進めていきましょう。
妊活の助成金は都道府県、または市町村によって異なります。
一度、自分の住んでいる地域の不妊治療助成金情報を調べてみましょう。
また、公的な助成金のみではなく、民間の保険を活用することも可能です。
不妊の原因は、女性特有の病気の場合もあります。
その際に、女性特約のある保険に加入していることで費用がまかなえる場合があります。
保険に入っていないと、不妊治療中におきた病気や入院の際に、自費で払わなければならなくなる場合もあります。
不妊治療は、健康な妊娠を希望して行っていきますが、妊娠する前にしておいたほうがよい検査があります。
妊娠してからだと、胎児に悪影響がでてしまうことがあるからです。
まず、病院で健康診断やブライダルチェックを受けておきましょう。
これらは、胎児を健康に育てていくことができるか、妊娠中、または妊娠後にトラブルとなる点はないかを調べることができます。
特に、ブライダルチェックは妊娠を前提に、妊娠後にトラブルになる原因はないかを調べる検査なので、妊活中に限らず、妊娠したいという思いがある人は事前に受けておくとよいでしょう。
予防接種も妊娠前に済ませておくとよいでしょう。
予防接種を妊娠前にしておくことで、妊娠中に体調を崩し、胎児に影響が出ることを避けることができます。
歯の治療も妊娠前にしておくことをおすすめします。
特に、歯の治療の場合、抗生物質のような薬を必要とすることがあります。
薬は胎児に影響を与える可能性があるため、妊娠前に済ませておきましょう。
妊活の準備として、基礎体温をつける習慣をつけましょう。
基礎体温は女性の身体の変化を知る上で非常に重要なものとなります。
基礎体温を知ることは妊活においてのベースとなります。
病院で治療を受ける場合にも、基礎体温を把握しながら治療を進めていくからです。
基礎体温は婦人体温計という体温をより正確に測ることができる体温計と、基礎体温表を準備して測ります。
基礎体温は非常にデリケートなので、毎朝同じ時間に、身体を動かす前に測ることが重要です。
基礎体温からは、排卵の有無、妊娠しやすい日、体調の変化などが分かります。
妊娠をすぐには望んでいない場合も、自分の身体の状態を把握しておくために基礎体温をつけておくとよいでしょう。
直接、妊娠や出産に関係がなくとも、ぜひ妊娠前にやっておいた方がよいことが旅行です。
妊娠中は体調の変化が激しくなかなか旅行に行けなかったり、出産後も赤ちゃんが生まれると気軽に旅行に行くことが難しくなります。
また、子どものいる旅行といない旅行では、旅行の目的や過ごし方も大きく変わってくることでしょう。
そのため、妊娠前に時間を作って思い切って旅行にいっておきましょう。
そのほか、時間がかかること、赤ちゃんがいるとなかなか行きにくい場所などは、妊娠前に満喫しておき、心おき無く赤ちゃんを迎え入れる準備をしておきましょう。
妊活中には、妊娠しやすい身体をつくるためにやってはいけないこともあります。
その一つがカフェインを過剰に摂取することです。
カフェインは身体を冷やす原因となります。
身体が冷えてしまうと、血行不良がおこり、生理不順や生理痛の悪化などを引き起こしてしまうことも。
そのほか、睡眠の質の低下など健康面にも悪影響を及ぼします。
カフェインはコーヒーだけでなく、緑茶やウーロン茶にも多く含まれています。
カフェインを摂取してはいけないというわけではありませんが、極力取らないようにするとよいでしょう。
カフェインには、身体を冷やす以外にも、鉄分の吸収を抑える、睡眠を妨げるといった影響があります。
日ごろから女性は鉄分不足になりがちです。
カフェインを多量に摂取することでさらに鉄分不足を加速してしまわないよう、気を付けましょう。
アルコールは妊娠中に飲んではいけないということは知っている方が多いでしょう。
妊活中もアルコールはできるかぎり避けましょう。
アルコールを飲むことで、不妊の確立が増えるといったデータもあるようです。
アルコールの分解過程で体内で大量の活性酸素が発生します。
その活性酸素が大量に発生してしまうと、健康な細胞が攻撃され酸化ストレスを起こしてしまいます。
酸化ストレスが卵子に影響を及ぼし、卵子の質を低下させてしまうといわれているのです。
妊活中は必ずしもお酒を飲んでいけないわけではありません。
しかし、より妊娠しやすい身体をつくるため、赤ちゃんを育てることに適した身体を作っていくために、できるかぎりアルコールを控えることがよいでしょう。
妊活中の喫煙はタブーです。
もちろん、妊活中だけでなく、妊娠中も喫煙は控えましょう。
喫煙は女性の身体に多くの悪影響を与えます。
まず、喫煙によって血流が妨げられ、女性ホルモンの代謝を低下させます。
そのことが、生理不順や月経痛の悪化の原因となることもあります。
また、喫煙する女性の方が喫煙しない女性に比べ、閉経が早いともいわれています。
さらに、喫煙は卵子の質を低下させます。
それは、血流が悪くなることが原因となり、卵子に十分な栄養が届かなくなり、卵子の発育が妨げられて卵子の質が低下するのです。
また、妊活中だけでなく、妊娠中も流産、早産、低体重児出産の原因になることがあるため、妊娠、出産を望んでいる人は、喫煙はやめましょう。
妊活中は体を冷えから守り、冷やさないようにすることが大切です。
体を温めることは妊活の基本ともいえます。
まずは体を温める食べ物を積極的に摂ることで、冷えにくい身体づくりをすることが重要です。
体を冷やす食べ物と、体と温める食べ物を認識して、食生活から見直していきましょう。
例えば、野菜の中にも体を冷やす野菜と体を温める野菜があります。
トマト、なす、ほうれん草などの野菜は体を冷やし、かぼちゃ、ゴボウ、ニンニクといった野菜は体を温めてくれます。
野菜の場合は、大まかに、夏野菜は体を冷やし、冬野菜は体をあたためる効果があるともいわれていますので、意識して摂るようにしましょう。
そのほか、料理の仕方によって体を温めるか、冷やすか変わるものもあります。
塩漬け、発酵食品などは体を温めます。
生野菜は体を冷やすため、野菜は火を通したものを食べるようにしましょう。
妊活というと、食事やサプリメントでの体調管理のイメージが強いかもしれません。
しかし、妊娠しやすい身体づくりのためには、適度な運動をすることも必要です。
運動することにより、自律神経やホルモンのバランスをコントロールすることができます。
激しい運動や体に負荷がかかる運動をする必要はありません。
ゆったりと自分のペースで始められるものから、生活に取り入れていきましょう。
簡単にできておすすめなものとしては、ヨガ、ウォーキング、ストレッチなどがあります。
夜寝る前に軽くストレッチするだけでも効果があるため、リフレッシュもかねて取り入れてみることをおすすめします。
ストレスも妊活にはタブーなので、ストレスがっからない程度に、自分自身の体と相談しながら適度な運動を行いましょう。
妊活には良質な睡眠をとることも重要です。
睡眠はホルモンとも深く結びついており、妊娠しやすい身体をつくるためには欠かせません。
規則正しい生活をすること、十分な睡眠をとることを意識しましょう。
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があることはよく知られています。
深い眠りであるとされるノンレム睡眠は妊娠にとって特に重要です。
それは、ノンレム睡眠のときに成長ホルモンが分泌されるためです。
この成長ホルモンは、他のホルモンをサポートする役目があり、妊娠にとって重要な女性ホルモンもこの成長ホルモンに影響を受けます。
女性ホルモンのバランスを整え、妊娠しやすい身体を作っていきましょう。
ストレスは妊活にとって最大のタブーです。
妊活中はストレスが溜まりやすいですが、妊娠しやすい身体づくりのためには、ストレスは避ける工夫をしましょう。
特に、妊活中はなかなか妊娠しないという焦りや周囲からのプレッシャーなど、さまざまな制限からストレスを受けやすいといわれています。
妊活中の約9割がストレスを感じたことがあるという調査もあります。
ストレスは周囲の影響もあるため、自分ひとりでストレスのない環境を作ることは難しいといえます。
そのため、自分なりのストレス解消法を見つけ、日々の生活に取り入れることがよいでしょう。
妊活中のストレス解消法としては、食事を楽しむこと、運動をすること、夫とのスキンシップなどがあります。
そのほか、趣味に没頭したり、友人と話をしたりするのもよいでしょう。
ストレスを溜めないこと、それが妊活には一番大事だといえます。
妊娠しやすい身体づくりには、体に必要な栄養素を取り入れることが大切です。
妊娠によいとされる数ある栄養素の中でも、葉酸は特に重要といわれています。
葉酸は、妊娠中に必要な栄養として知られていますが、妊娠中だけではなく、妊活を始めたら葉酸を積極的に取り入れましょう。
葉酸には、胎児の先天性異常のリスクを下げる効果があるといわれています。
また、この葉酸は少なくとも妊娠の1カ月以上前からの摂取が推奨されています。
つまり、妊娠したとわかってから葉酸を取り入れるのでは、十分でないというわけです。
葉酸はサプリメントとして簡単に摂取することができますので早めに準備しておきましょう。
女性は鉄分不足になりがちです。
特に、不妊症の人は鉄分不足の可能性が高いといわれているため、妊活中は意識して鉄分を摂取するとよいでしょう。
そもそも女性が鉄分不足になりがちなのは、月経による出血などの影響があるためです。
また、妊娠中には、赤ちゃんに栄養素をあげるために鉄分不足になってしまいます。
鉄分が不足してしまうと貧血になり、それ以外にも、肌荒れ、シミといった体調悪化の原因がみられます。
鉄分不足のまま妊娠してしまうと、赤ちゃんに十分な栄養を届けることができず、低体重や未熟児で生まれる可能性を高めてしまいます。
妊活中は赤ちゃんを迎え入れる環境を作る大事な時期です。
健康な妊娠に向けて鉄分を補うようにしましょう。
マカという言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
マカには、妊活中におすすめな成分がたくさん含まれています。
ぜひ、女性のみではなく、パートナーと一緒にマカを妊活に取り入れてみましょう。
マカとはそもそも南米ぺルー原産の野菜で、かぶのような見た目をしています。
現地では、マカは完全食といわれるほど栄養たっぷりの野菜なのです。
特に、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
妊活にぜひ取り入れたい栄養素なのですが、野菜としての状態でマカを見かけることは日本ではあまりありません。
マカはサプリメントで手軽に取りいれるとよいでしょう。
亜鉛はホルモンを正常にし、妊娠率を高める効果があるといわれています。
亜鉛は妊娠に欠かせない、黄体形成ホルモンや卵胞刺激ホルモンの働きを促す効果があります。
そのため、女性の卵巣に良い働きをしてくれる成分として知られています。
黄体ホルモンは排卵を促す物質であるエストロゲンや子宮内膜に働きかけるプロゲステロンの分泌を促します。
また、卵胞刺激ホルモンは卵胞の成長に働きかけ、生理を正常にするといった効果があります。
そのため、亜鉛を摂ると妊娠しやすくなるといわれています。
その他にも、精神安定や免疫力アップにも亜鉛は効果があるため、日常的に意識して摂取するとよいでしょう。
妊娠しやすい身体をつくるためには、女性ホルモンや卵巣に働きかける効果があるものや身体を整える作用がある栄養素を取っていく必要があります。
これらの栄養素を毎日の食事から摂ることができるのが本来の理想でしょう。
しかし、これらたくさんの種類の栄養素を毎日の食事で意識して食べていくことはかなり難しいといえます。
マカのように、野菜としては手に入りにくいものや、葉酸のように、食べ物とサプリメントの両方から摂り入れた方がよいものもあります。
食事からこれらの栄養素を取ることを心掛けることはもちろん大切ですが、無理をしない範囲で続けられるようにサプリメントを上手に活用していくことが大切です。
栄養にこだわることがストレスになってしまっては、逆に妊活に悪影響を与えることになってしまう場合もあります。
できる範囲で取り組んでいくことが重要でしょう。
妊活をする上で、夫婦のコミュニケ―ションはとても大切です。
妊活というと女性側がするものという印象が強く、女性ばかりがストレスや不安を抱えてしまうことも多いものです。
しかし、妊娠は、夫婦そろって関わるものです。
どういうやり方で妊活するのか、どのように進めていくのか、妊娠したらどうするか、日ごろからコミュニケーションをとっておくことでストレスの少ない妊活をすることができるでしょう。
妊娠するためには、よいタイミングでセックスすることが必要です。
ただ、排卵日を考えてセックスをすることは大切ですが、それに固執しすぎるのはよいことではありません。
セックスは夫婦の大事な気持ちを確認し合う行為でもあります。
義務的なセックスはストレスになってしまうため、妊活のためにと無理することなく、自然に行うようにするとよいでしょう。
妊活は必ずしも順調にいくとは限らず、妊活中に不安を感じたり、焦りを感じたりする方も多いでしょう。
しかし、妊活で一番よくないことはそのような不安や焦りからストレスを溜めてしまうことです。
ストレスは妊娠によくないということだけではなく、夫婦の日常生活を悪化させてしまう原因にもなりかねません。
まずは、気持ちにゆとりをもつことを忘れずに、夫婦でコミュニケーションを取りながら妊活に取り組んでいきましょう。