「妊活中には養命酒がいいの？」期待できる効果と正しい飲み方

養命酒が妊活に役立つ理由

体調の改善が期待できる

現代の20～30代の女性たちは、不規則な生活習慣や、過度のストレスの下で生活している方が多く、ちょっとしたことで、体調を崩しやすいという傾向があります。
妊娠を希望している方にとって、体調が整わないことは致命的となります。

慢性的な身体の不調は、妊娠を遠ざける原因になります。
そんなときにおすすめなのが養命酒です。

養命酒には、14種類の生薬が配合され、ゆるやかに体調を整える作用があります。
養命酒を継続して飲むことにより、改善できる代表的な症状は、肉体疲労や虚弱体質、胃腸の不調、食欲不振、冷え症、病中病後の回復などです。

よく風邪をひきやすい方や疲れやすい方、精神的なストレスから生理不順が生じている方は、ぜひ試してみてください。

生薬で基礎体温を上げる

養命酒が妊活に役立つ理由の一つに、毎日継続的に飲むことで、冷えを解消するということがあげられます。
生薬の薬効成分が、血行を促進して代謝を上げ、結果的に基礎体温を上げることにつながります。

また、体温を上げることで、卵巣や子宮をよりよい状態に改善することも期待できます。

妊活中の女性にとって「低体温」は、最大の敵。

なぜなら、低体温はホルモンバランスの乱れと関係することが多く、低体温が続くことで、無排卵や黄体機能不全になることもあるのです。
無排卵や黄体機能不全は、高温期がなかったり短かったりするために、黄体ホルモンが十分に分泌されず、卵子を育てる卵胞が十分育たなくなる状態です。

そこでおすすめなのが養命酒。

養命酒には、天然由来の14種の生薬が含まれ、身体の冷えを改善し、血液の循環を良くする効果があります。
そうした効果を持つ代表的な成分は、「紅花」「桂皮」「ヤクモソウ」などです。

これらの成分は、婦人科系のトラブルを改善する治療薬として古くから利用されています。

養命酒を摂る上でのポイント

正しい飲み方

1.1回に飲む量は20ml

養命酒を飲む量は、1回につき20mlにとどめてください。

養命酒は、副作用の少ない「第二類医薬品」に分類されてはいますが、医薬品の一種であることには変わりありません。

過度の摂取は、発疹やかゆみ、胃の不快感などの副作用を引き起こす場合があります。

2.食前や食後に1日3回飲む

養命酒を飲む頻度は、1日3回にしてください。

また、食前や食後、就寝前に摂取することがおすすめです。

養命酒は、効果が穏やかな薬品ですので、少しずつ分けて飲むことで、より効果が期待できます。

3.継続して毎日飲む

養命酒を体調改善の目的で飲む場合には、毎日継続して飲むことが大切です。

なぜなら、健康な身体は、1日では手に入れることはできないからです。

健康な身体づくりを意識して、毎日コツコツと摂取していくことで、その効果も期待できます。

養命酒にはアルコールが含まれる

養命酒にはアルコールが含まれているので、正しい分量を守って摂取することが大事です。

養命酒に含まれるアルコールの度数は14％と高く、日本酒やワインに相当する強さです。
定められた分量・用量を守って摂取すれば、特に問題ありませんが、飲み過ぎて車を運転すると、飲酒運転となる場合もあるので、注意してください。

また、アルコールに弱い方や敏感な方が養命酒を飲むと、アルコールに関連した副作用が生じることもあります。
代表的な副作用の症状は、下痢や腹痛、発疹やかゆみ、頭痛や動悸などです。

いずれも、アルコールを飲んだことのある方は、思い当たる症状だと思います。

副作用の報告は非常に少ないので、アルコールに特に問題がないという方は、心配ないでしょう。
アルコールに過敏な体質の方や、ほかの薬を服用している人は、摂取前に医師とよく話し合ってください。

食事や運動もバランスよく

養命酒を飲むうえで大切なことは、バランスの摂れた食事や、適度な運動を取り入れるなど、日々の生活を見直しながら、健康な身体づくりを目指すことです。
なぜなら、養命酒がいくら健康にいい生薬だとしても、毎日のライフスタイルや食生活が乱れていては、意味がないからです。

特に、妊娠しやすい身体づくりを目指している女性にとっては、タンパク質や鉄分、葉酸やビタミンなど、必要な栄養素を、重点的に摂取していくことが大事です。
たとえば、和食は栄養バランスに優れているとされ、妊娠につなげるための身体を作るためには、もってこいの食べ物です。

また、ウォーキングやストレッチなど、無理のない適度な運動を取り入れることで、代謝を高め、血行を良くしたり、体温を上げることもできます。
適度な運動は、ストレスの解消や気分を前向きにするなど、ホルモンバランスを整えるためにも、簡単で効果的な方法なのです。

夫婦で取り入れる

妊娠を望んでいるなら、養命酒を夫婦で飲むことをおすすめします。
養命酒は、女性の冷えを改善して、婦人科系のトラブルに働きかけるだけではありません。

強壮、強精作用のある「インヨウカク」が配合され、男性の精力アップも期待できるのです。

仕事で忙しく、いつも疲れて性欲が湧かないという男性には、特におすすめです。
身体の冷えが、女性の不妊に関係していることはよく知られていますが、男性においても低体温は不妊を引き起こす要因と考えられています。

養命酒を飲むことで、血行を良くするとともに免疫力を高め、男性側も妊娠力を高めていけるのです。

夫婦で養命酒を飲むということは、お互いが「子どもが欲しい」という希望と目標を共有し合い、それに向かって二人で努力している象徴でもあります。
養命酒を飲むことが、身体だけでなく夫婦の仲をも温めるものになれば最高だと思います。

養命酒を取り入れた妊活で生活習慣の改善を図ろう

養命酒は、妊娠しやすい身体づくりをサポートしてくれる、妊活中に取り入れたい飲み物です。

体調不良に悩む方や、冷えがひどく、ホルモンバランスの乱れやすい方は、ぜひ養命酒を取り入れてみてください。

また、養命酒に頼るだけではなく、食生活や運動など生活習慣を見直すことで、よりいっそうの効果を期待することができます。