2017.07.03

【男性不妊】軽度・中等度の精液性状低下とは?

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男性不妊の原因は、大きく2つに大別されます。

精子の問題と、性機能不全です。

ここでは、精子の問題、軽度・中等度の精液性状低下についてご紹介します。

◆軽度・中等度の精液性状低下とは?

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精子は精巣の中で作られ、精巣上体という細い管を通り抜ける間に運動能力を蓄え、受精を行うことのできる完全な精子となります。
しかし、精巣での精子形成や、精巣上体での運動能獲得過程に異常があると、精子数の減少や精子運動率低下、奇形率が高くなることで受精する力が低下します。
こうした状態を軽・中度精液性状低下といいます。

この原因として、ホルモン分泌異常や喫煙・過度のアルコール摂取・精索静脈瘤等による精巣内の異常が起こり、症状が出やすくなります。
また、このような病態を造精機能障害といい、精索静脈瘤が関与するとも言われています。この精索静脈瘤は、外科的手術によって造精機能障害が改善できる可能性があります。
軽・中度の精液性状低下の内科的治療法として、3つの方法が推進されています。

◆軽・中度の精液性状低下の内科的治療法

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1.生活習慣等、男性不妊の原因になりうる因子除去法

精子形成や射精を障害する可能性がある喫煙やアルコール過剰摂取等・薬剤等の男性不妊の原因になりうるものがあれば、可能な範囲で中止します。
また、精子は熱に弱いため、長時間の暑い環境にさらされないよう注意を促します。

2.漢方薬やビタミン剤・血流改善薬による非内分泌療法です。

精子数の減少や運動率の低下の症例によって漢方薬やビタミン剤・血流改善薬を投与することがあります。
統計学的に精液所見や妊娠率の改善に対する明確な有効性が示された治療法は少なく、経験的治療が主体となっているのが実情です。

3.hCG・FSH療法による内分泌療法

この療法は、脳の視床下部あるいは下垂体の機能不全が原因でおこる低ゴナドトロピン性性腺機能低下症等の精巣機能不全症に対してのみ行われます。
定期的な注射が必要ですので、患者さん自身に自己注射をしていただく場合が多いです。
低ゴナドトロピン性性腺機能低下症は、治療前の状態が無精子症であっても、薬物療法により著明な精液所見の改善が望める数少ない疾患の一つと言えます。

◆まとめ

その他にも、軽・中度の精液性状低下の場合に人工授精で妊娠させることがあります。

また、精索静脈瘤を有し、将来の精子形成障害が危惧される場合には精索静脈 精子の状態も精神状態や生活習慣によって大きく左右されると言われており、精子の数や活動状態は、体調により大きく変動しますので、ストレスをためない体づくりを行うことも、こうした病気にならない一つの手段だということを覚えておきましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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