2018.01.14

妊活中の【ホットヨガ】は効果あり?継続的に行って体質を改善!

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「妊活中のホットヨガが体質改善に効果あり」

という噂を耳にしたことはありませんか?

たくさん汗をかけるホットヨガですが、はたして本当に体質改善効果が期待できるのでしょうか?

ホットヨガがもたらす効果や注意点について調査し、まとめました。

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体質改善に期待の持てる「ホットヨガ」

「体質改善に効果がある」といわれているホットヨガ。

「やってみたい」と考えている方も多いでしょう。

ホットヨガと常温ヨガとの大きな違いが、ヨガをする場所の温度です。

ホットヨガを行うのは、室温39~40度・湿度60%程度のあたたかい空間。岩盤浴やホットヨガ専用スタジオなどで行います。

では、ホットヨガは本当に体質改善に効果があるのでしょうか。

常温ヨガとの違いなどをチェックしながら、検証していきましょう。

「ホットヨガを行いながら妊活をしたい」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ホットヨガが妊活中の女性の体にもたらす効果

・体を動かすことでストレスの解消になる

ホットヨガでは、ゆっくりと体を動かします。なかなか体を動かす機会がない方であれば、体を動かすだけでストレス解消になることも。

ヨガがよいリフレッシュとなり、ストレス解消に効果を発揮するのです。

ヨガには激しい動きがないので、運動不足の方でも気軽にチャレンジ可能。ぜひ試してみてください。

また、ヨガの腹式呼吸は副交感神経を優位にするといわれています。

副交感神経が優位になると体はリラックス状態となり、緊張をほぐすことができます。

「いつも緊張している」「ストレスがたまってイライラしやすい」という方は、交感神経が優位になっている可能性があります。

ゆったりとヨガを行い、副交感神経を優位にさせましょう。

・余計な水分が抜けてむくみがとれる

ホットヨガでは、常温ヨガとは比較にならないほどの大量の汗をかきます。

体にある水分が、大量の汗として体外に放出。その結果、余分な水分がなくなり、むくみが改善します。

また、むくみは血液や水分のめぐりが悪くなり、細胞と細胞の隙間に余計な水分が停滞している状態。

根本的なむくみ対策を行うためには、血液や水分のめぐりを改善する必要があります。

ホットヨガでは、ポーズをとることで血流をスムーズすることが可能。

「むくみの根本的な原因を解消したい」という方は、週に1度など、定期的にホットヨガを行いましょう。

・腰回りの冷えが改善される

腰回りの冷えは、妊活の大敵。

卵巣や子宮が冷えることで、臓器の働きが鈍くなってしまうのです。

働きが鈍くなり、機能が低下すると妊娠の確率は低下。受精をした場合にも着床しにくくなってしまいます。

そのため、妊娠しやすい体へと改善させるためには、冷えの改善が必須となります。

先ほどもお伝えした通り、ヨガではポーズをとることで血行を促すことが可能です。

また、深い呼吸を繰り返すことで横隔膜が上下に動き、内臓器官の働きや血流が活性化されます。

冷えの原因の多くは血行不良。血流改善に効果的なヨガを行うことで、冷え解消に期待できます。

・骨盤の歪みが正しい場所に戻る

実は、ホットヨガは骨盤矯正にも効果的。というのも、ヨガのポーズには体のバランスを整える効果があるのです。正しい骨盤の位置でポーズをとるため、徐々に骨盤が体本来の位置へと矯正されていきます。

骨盤が歪んでいると、血行不良や内臓機能の低下など、さまざまな悪影響があります。

ときに妊娠に影響を及ぼすこともあるので、しっかりと矯正を行っていきましょう。ホットヨガであれば、ポーズをとるだけなので激しい動きもありません。

「できるだけ体に負担なく骨盤を矯正したい」という方にもおすすめです。

・脂肪燃焼効果で肥満の予防になる

ホットヨガ自体は、決して消費カロリーが多い運動ではありません。

体重・年齢などによって個人差はありますが、ホットヨガを行って1時間に消費できるカロリーは250~350kcal程度。それほど消費が多いとはいえませんね。

しかし、ゆっくりと深い呼吸をしながら行うホットヨガは、体に負担がかからない有酸素運動。

あたたかい場所でゆっくりと運動を行うことで、脂肪燃焼効果に期待できます。

消費カロリー自体は少ないので、ホットヨガだけで何キロも脂肪を落とすのは難しいですが、肥満を予防することは可能です。

肥満は卵子の生成やホルモンバランスに大きな影響を与えます。

定期的なホットヨガで、きちんと肥満を予防しましょう。

妊活中のホットヨガの注意点

・頻繁に通いすぎない

ホットヨガを行う際は、頻繁に行わないように注意が必要です。

というのも、ホットヨガは常温ヨガと比較して、心臓や肺に負担がかかりやすいのです。

これは、高い温度で体を動かすことが原因。

どうしても常温ヨガと比較すると、体への負担が大きくなりがちです。

ホットヨガを行う頻度として適切なのは、週1回程度。週3~4回など高頻度でホットヨガを行うと、体が疲労してしてしまう可能性があります。

スタジオに通う場合も、基本的には週1回。多くても週2回に留めておきましょう。

週1回でも継続的に通うことで、ゆっくり体質を改善できます。

・最低でも3カ月間継続する

ホットヨガは、はじめてすぐに体質改善できるものではありません。

もちろん1回だけでも「ストレス解消」「むくみ解消」のような効果を得ることは可能です。

しかし、これらはあくまでも一時的な効果。

根本的な体質改善を行うためには、継続的にホットヨガを行う必要があります。

目安としては3カ月以上。週に1回の頻度で3カ月以上継続すると、だんだんと「むくみにくくなった」「冷えが改善された」などの効果がみられるはずです。

ホットヨガをはじめる場合は、短期的ではなく長期的な視点でトライしましょう。

・排卵期や高温期は通うのを避ける

女性の体には「低温期」「排卵期」「高温期」と、大きくわけて3つの周期があります。

低温期は生理中から排卵期にかけての期間を指し、この期間は基礎体温が低くなります。

対して高温期は排卵が起こってから生理がはじまるまでの期間を指し、この期間は基礎体温が高くなります。

実は、排卵期と高温期は体に不調が出やすい期間。

生理1~2週間前に「体がだるい」「眠気がひどい」などと不調を感じたことがある方も多いでしょう。

体に負担をかけないためにも、この期間のホットヨガは避けましょう。

また、高温期は妊娠のために体を整える準備期間。精子や卵子は熱に強くないため、体を過剰に温めることは控えてください。

合わないと思ったら継続を検討すること

体質改善への効果が期待できるホットヨガですが、中には高温で行うヨガが合わない方もいらっしゃいます。

ホットヨガをはじめて体調が悪くなったり、なんらかの不調が出た場合は、決して無理をしてはいけません。

「合わないかも…」と感じたときは、中断を検討しましょう。

また、ホットヨガが体に合わない場合は、常温ヨガを行うのも一つの手段。

常温ヨガであっても、ヨガのポーズをとることで、体質改善への効果に期待できます。

体に負担をかけない範囲で、無理なくヨガを行っていきましょう。

ホットヨガとの相性を考えながらチャレンジしてみよう

さまざまな効果があるホットヨガ。

「チャレンジしてみたい」と感じた方も多いのではないでしょうか。

ホットヨガは、無理なく自分が「気持ちいい」「リフレッシュできる」と思える範囲で行うことが大切です。

人によって合う・合わないがありますが、まずは一度「ホットヨガがどんなものなのか」「自分に合うのか」試してみることをおすすめします。

体験コースが設けられているスタジオも多いので、ぜひチャレンジしてみましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。