2018.02.04

「妊娠したかも」と思ったら!妊娠の初期症状とは?

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妊活中の方にとって、生理前の体調変化は、とても気になるものです。

「ひょっとして妊娠したかも…」と思えるような症状があると、つい期待も大きく膨らんでしまいます。

妊娠すると、妊娠初期症状が表れますが、風邪や生理前の症状にも似ているため、勘違いしてしまうことも多いそうです。

そこで、妊娠初期症状について、まとめてみました。

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◆ 妊娠初期症状が表れるのはいつから?

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妊娠初期症状が表れる時期は個人差があり、早い人だと生理予定日の1週間前くらいから兆候が出始めます。

生理開始予定日の14日ほど前から排卵が起こり、この時期に受精すると受精卵となります。

受精卵が卵管を通って子宮に到達し、子宮内膜に着床すると妊娠が成立します。

妊娠が成立すると、妊娠初期症状が表れ始めます。

その理由は、子宮内膜に着床した後に分泌される「hCGホルモン」、さらに着床が成立すると「プロゲステロン」と「エストロゲン」という2つの女性ホルモンの分泌量が増加することによって、カラダに変化を引き起すとされています。

◆ 妊娠初期症状

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妊娠初期症状には個人差もあり、PMS(月経前症候群)の症状と似ているため判断しづらいものですが、怒りっぽくなる、涙もろくなる、イライラする、落ち込みやすくなるといった傾向のほか、概ね以下のような兆候が表れます。

① 少量の出血

いつもの生理より少量の出血、生理予定日より少し早めの出血は、受精卵が子宮壁に着床したことによる「着床出血」の可能性があります。
色は茶色っぽいものからピンク、鮮血、量も通常の生理くらいからおりもの程度まで、個人差があります。

② 乳房の張りと痛み

生理前の胸の張りは早ければ排卵直後、もしくは生理開始のおよそ2週間前から始まりますが、生理開始予定日を数日~1週間過ぎても続く場合や、より強く張りを感じる場合は妊娠初期症状かもしれません。

③ 眠気・カラダがだるい

日常の家事をするのもつらいほど、いつも以上にカラダのだるさや眠気を感じたら、黄体ホルモンの増加が原因による妊娠初期症状の可能性があります。

④ 吐き気(つわり)

妊娠初期の代表的な症状の一つで、妊娠6週頃から始まり、妊娠中期には落ち着いてきますが、生理開始予定日を過ぎても吐き気が続くようなら、妊娠しているかもしれません。

⑤ 味覚、嗅覚の変化

つわりのピークは妊娠8週~11週ですが、カラダは意外と早くから反応しているもので、妊娠初期には、食べ物の好みが変わったり、においに敏感になることがあります。
食べ物の好みが急に変わるのもつわりの一種で、とくに、コーヒーやお酒など嗜好品に変化が見られるようです。

⑥ おりもの変化

おりものは、健康状態や生理周期に合わせて、色、においなどが変化します。
生理予定日の数日~1週間ほど前から、おりものの量が増える、水っぽくなる、茶色っぽくなる、においがなくなるなど、いつもと違う場合は、妊娠初期症状の可能性があります。

⑦ 腰痛

リラキシンというホルモンには、骨盤の関節や靭帯を緩める働きがあります。
妊娠するとリラキシンが多く分泌されて骨盤が開きやすくなり、出産時には赤ちゃんが産道を通って出てくることができるようになります。
その影響で、腰周りに痛みを感じることがありますが、生理前にもリラキシンが分泌され、同じような症状になる方もいますので、腰痛だけで妊娠を判断することはできません。

⑧ 頭痛

妊娠するとプロゲステロンの分泌量が増えて血管が拡がるため、頭の片側がズキズキと痛む偏頭痛を引き起こしやすくなります。
生理前の頭痛である月経前症候群の人も多いので、頭痛だけでは妊娠初期症状とは断言できませんが、ホルモンバランスの変化によって生ずる妊娠サインのひとつです。

⑨ 頻尿、便秘、下痢

妊娠すると、多くの女性が胃腸に変化をきたし、頻尿になる人、便秘・下痢になる人など、症状はさまざまです。
これはホルモンバランスの変化と、子宮が大きくなることが原因で、妊娠中期を過ぎる頃には子宮がメロンを超えるほどの大きさになり、胃や腸、膀胱などの臓器を圧迫するからです。

⑩ 基礎体温の上昇

基礎体温は、排卵から生理が来る2週間後まで高温期となりますが、月経周期が規則的な方が、2週間を過ぎても高温期なら、妊娠している可能性があります。
体温の高い状態が続きますから、カラダのほてりや寒気を感じることがあり、これらも妊娠初期症状の一つです。

⑪ 肌トラブル

卵胞ホルモンと黄体ホルモンが増えることにより、皮脂の分泌量が増えます。
そのため、普段できないところにニキビや吹き出物ができたりします。
これは生理前にも起こる症状ですが、いつもより多い場合は、妊娠している可能性があります。

⑫ 情緒不安定

女性ホルモンの変化により、体調にも異変が生じ、情緒不安定になることがあります。
精神的にも不安定になり、涙もろくなったり、イライラしたり、落ち着かなくなったりなどの症状が表れることがあります。

⑬ 息切れ

普通に生活しているのに、急に全力疾走したように息切れするようになるのは、赤ちゃんと母体に酸素が必要となるからです。
赤ちゃんが成長すると肺や横隔膜を圧迫するため、妊娠中はずっとこのような症状が続く方もいます。

⑭ めまい・失神

妊娠初期の代表的な兆候の一つで、低血糖や低血圧が原因です。
症状がひどい場合は、早めに医師に相談しましょう。

⑮ 生理の遅れ

妊娠初期の兆候はPMS(月経前症候群)の症状とよく似ていますが、決定的な違いは生理が遅れることです。
生理周期が規則正しい方なのに遅れている場合は、妊娠している可能性があります。

◆ 妊娠初期症状と認められたら注意したいこと

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ひょっとしたら妊娠したかも…という状況になったからといって、特別なことをする必要はありません。

基本的には、普段通りの生活で構いません。

せっかく授かった赤ちゃんですが、そのうち15%は流産となってしまいます。

しかも、その9割が妊娠初期に起こっていますから、必要以上に神経質になってしまうのも無理はありません。

でも、妊娠初期の流産のほとんどが、染色体異常など胎児の側に原因があります。

つまり、安静にしていたからといっても、防ぐことはできません。

ただし、激しい運動やダイエットなど、無理はしないでください。

また、アルコールとタバコは止めることをおすすめします。

飲酒と喫煙は流産のリスクを高めるだけでなく、胎児の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるからです。

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◆ まとめ

妊娠初期に起こるさまざまな症状を、敏感に感じる方もいれば、感じない方もいます。

また、月経前症候群の症状と似ているため、症状の程度だけで、妊娠したかどうかを見極めるのは、きわめて難しいものです。

でも、生理が遅れている、ムカムカする…など、いくつかの妊娠初期症状を自覚すると、本当に妊娠しているか確認したくなります。

妊娠検査薬は、生理開始予定日の1週間以降から判定可能となりますが、早期妊娠検査薬なら、生理開始予定日の3日前頃から使用できますので、まずはチェックしてみましょう。

そして妊娠検査薬で陽性反応が出たら、できるだけ早く産婦人科を受診しましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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