2018.05.05

【不妊リスク】が高い人の特徴とは?妊活前に知っておくべき不妊要因

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皆さんは不妊について考えたことはありますか?

妊活を始める前には、必ずと言っていいほど不妊について気になってしまいますよね。

では、不妊と言われる人にはどのような特徴があるのでしょうか。

妊活を始める前から「不妊症になりやすい特徴」を知り、そのリスクを事前に払拭していきましょう。

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通常は検査によって原因が判明する「不妊症」

「妊活を始めようと思っているけど、私は妊娠できるのかしら?」

「自分が不妊症だったらどうしよう?」

あなたが不妊症であるかは、実際に検査をしてみないと分かりません。

ですが、妊活を初める前から「不妊症になりにくい体作り」をすることは出来ます。

妊活を始める前に知っておきたい、不妊症のリスクを高めてしまう人の特徴とは一体どのような事なのでしょうか。

不妊症になりやすい女性の特徴

年齢が35歳以上

年齢が増加するとともに、妊娠出来る可能性が低下していきます。

なかでも、出産数は30歳から徐々に減少し、35歳を過ぎると顕著にあらわれ、40歳には急速に減っていきます。

年齢が増加し、年々妊孕性が低下していくことにより必然的に不妊症を増加させていきます。

また、35歳以上は不妊治療の一つ、人工授精の妊娠率も低下させてしまうのです。

月経の間隔が不規則

過度なダイエットで痩せすぎたり、ストレスやバランスの悪い食事で太りすぎてしまうと、ホルモンバランスが乱れて生理不順になってしまうことがあります。

生理不順になることで、卵胞が育たない排卵障害や、子宮内膜が増殖しないことにより、受精卵が着床障害を起こしてしまう「黄体機能不全」になりやすくなります。

月経の量が多かったり少なかったりする

毎月決まってやってくる月経の出血量が異常に多い状態を「過多月経」といいます。

この過多月経には、ホルモンバランスの乱れや子宮筋腫、子宮内膜増殖、子宮内膜ポリープなどの病気の可能性があります。

また、「過少月経」という出血量が少ないときは、子宮の発育が悪く子宮内膜が薄いために、受精卵が着床しにくくなる可能性があります。

月経時の痛みが激しい

子宮内膜症を患っている場合、月経の際に激しい痛みを伴います。

子宮のなかにある「内膜」が本来あるべき場所以外の異なる場所にできることにより、内膜が剥がれ落ち月経時に痛みを感じてしまいます。

子宮内膜症を起こしてしまうと、炎症しやすくなり、炎症を起こした場所は癒着しやすくなります。

卵管が癒着してしまうことによって受精卵を子宮に送れなくなり、不妊となってしまう可能性があります。

性感染症の既往歴がある

性交渉により、性器に細菌が感染することにより、不妊に繋がることがあります。

例えば、クラミジアは感染すると卵管に入り、卵管炎を起こして卵管閉塞の原因となります。

炎症が進むと、卵管の周囲が癒着し、卵管閉塞とともに不妊の原因となってしまいます。

また、淋菌は進行すると腹腔内に炎症を起こして、下腹部の痛みや発熱を伴います。

その結果、子宮内膜症の原因や卵管を詰まらせてしまい、不妊症の原因となります。

不妊症になりやすい男性の特徴

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ヘルニアや停留睾丸の手術を受けたことがある

停留睾丸は、胎児期になんらかの理由で精巣が途中で止まってしまうことをいいます。

生後半年くらいで自然になることもありますが、1歳頃までに治らない場合は小児期に手術をおこなうことがあります。

停留睾丸により、ヘルニアを併発さることもあり、早めに手術をしないと、大人になってから不妊の原因となってしまう可能性があります。

おたふく風邪の既往歴がある

大人になってから発症するおたふく風邪は、子供に比べて症状が重く、男性は生殖機能に関わる合併症を引き起こす可能性があります。

おたふく風邪を発症した場合、男性の約10~30%は睾丸炎になります。

睾丸で、腫れや炎症が起きると、睾丸のなかの精子をつくる細胞が死んでしまい、不妊の原因となってしまう可能性があります。

糖尿病の既往歴がある

糖尿病を発症すると、勃起障害や射精障害など生殖機能の合併症を引き起こす可能性があります。

男性の生殖機能が低下することで、不妊の原因となることがあります。

現在、この生殖機能障害については、薬物療法や服薬、生活習慣をよくすることで改善する可能性があるため、早めに医師に相談してみましょう。

精液の量が極端に少ない

「射出障害」の場合、射出される精液の量が極端に少ないことがあります。

この生殖機能障害は、生活習慣病や糖尿病の合併症として引き起こされることがあります。

射出障害の人は、逆行性射精という精液が尿道に送られずに膀胱に逆行してしまい、陰茎から精液が射出されなかったり、量が減ってしまうことがあげられます。

日常的に喫煙している

年齢があがるにつれてEDという勃起障害になる割合は増えますが、それ以外にもストレスやうつなどの心理的な要因や、不規則な食事や運動不足、喫煙や過度な飲酒によりEDになるリスクは高まります。

EDを発症することで、性交時に十分な勃起が得られない、また十分な勃起が維持できないことで満足な性交がおこなえない状態となり、不妊症に繋がってしまいます。

不妊体質を自分で改善する方法

下半身を冷えから守る

不妊症のなかでもこれといって原因のない人が全体の約30%、そのうちの10~20%が機能性不妊といわれる原因の分からないものです。

このような場合のほとんどが、冷え性が不妊症の原因といわれています。

体の冷えを取り除くことで、妊娠できる可能性が高まります。

そのためには、半身浴で体の芯から温めることや、腹巻きや靴下で下半身を温めることを心がけましょう。

ストレスを溜めないように心がける

ストレスを感じると、卵胞の育成などに関する生殖ホルモンの分泌を促す視床下部がうまく機能しなくなり、生殖ホルモンの分泌があとまわしにされて、排卵の機能障害や生理不順を引き起こす原因となります。

ストレスを溜めないことで、タイミング法などが成功しやすくなり、妊娠の可能性を高めることができるため、妊活中はなるべくストレスを溜めないようにしましょう。

妊娠に必要な栄養素を摂る

妊娠中には、増やすことを推奨される栄養素があります。

例えば、葉酸は、胎児の脊髄・脳に関わる先天性の障害を防ぐ効果が期待できます。

そして、亜鉛は、生殖機能を維持して、胎児の奇形や発育不良のリスクを軽減します。

また、子宝ビタミンといわれるビタミンEは、内膜の質を高めて着床率を高くすることができます。

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夫婦で協力し合って不妊解消を目指しましょう

不妊症は、夫婦二人の問題です。

どちらかに原因があったとしたら、二人で話し合い不妊治療についてや今後の生活習慣などを改める努力をしていきましょう。

相手のせいでなかなか妊娠ができない、と思うのではなく、どうしたら相手の不妊が解消できるのか、どうしたら妊娠ができるのかを前向きに、医師と一緒に相談していきましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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