妊活は、女性だけが背負うイメージが強いものです。
しかし実際には、夫婦二人で取り組まなければ成功しないものです。
妊活は、ときに夫婦の絆に大きな亀裂を生じさせてしまうこともあります。
亀裂を作らないためには、一体どうしたらよいのか考えましょう。
妊活というのは、夫婦二人で協力して取り組むべきでことですが、妻だけが一生懸命に励み、二人の温度差から、いつしかすれ違いが生じてしまう夫婦も少なくありません。
そして妊活に疲れて、離婚の文字が浮かんでしまうことも。
そんなふうに妊活で疲れてしまったときは、どう対処すればよいのかを考えていきましょう。
妊活の大敵は、ストレスです。
ストレスを抱えてしまうと、ホルモンバランスが崩れて妊娠しにくい体となってしまいます。
妊娠するためには、ホルモンバランスがとても重要なのです。
ストレスは、日々どうしてもたまってしまうものです。
そのため、意識的にストレスを対処していく必要があります。
とはいっても、ストレスの対処法はそう簡単なものばかりではありません。
ストレス解消が上手な人もいれば、そうでない人もいるのです。
ストレスの対処法として一番のおすすめは、一人で考えないことです。
一人で考えてしまうと、悶々としてどんどんと悪い方向へと考えてしまいます。
すると、ストレスは倍増して、本来のストレスよりも大きくなってしまうことが多いのです。
そんなとき、誰かに話を聞いてもらえたら、ストレスは小さくなるものです。
心の中に秘めている言葉を吐き出すことは、ストレス解消に大変効果的といえます。
特に妻は、夫や両親、友人などに、どんな些細なことでも話を聞いてもらいましょう。
どうしても誰にも相談できない場合には、思っていることを書き出すだけでも効果的です。
何よりも、一人で考えすぎないことが大切なのです。
ストレスの原因が仕事にある場合には、思いきって仕事をやめることも視野に入れていきましょう。
ストレスの原因がなくなれば、当然ストレスは少なくなります。
こうして、なるべくストレスを作らないことが、妊活にもとても重要となってきます。
また仕事は、どうしても体を疲れさせてしまうものです。
疲れることは体のバランスを乱してしまい、妊活にもよくありません。
そのため、あまりにも重労働の仕事は、避けたほうがいいともいえます。
経済面などで、仕事をやめられないという場合には、転職を考えてみましょう。
仕事の内容や環境が変われば、ストレスのかかり方も大幅に変わってきます。
もちろん、転職もストレスになることもあるかもしれません。
しかし、今よりもストレスが少しでも少なくなるような働き方を考えてみることも、よい方法といえるのです。
家庭でのストレスといえば、夫婦でのけんかではないでしょうか。
けんかが不完全燃焼に終われば、それはストレスとなって残ってしまいます。
そうならないためには、たとえけんかになってしまっても、自分の思いを相手に伝えることが大切です。
けんかになると、どうしても感情的になって、本当の思いを伝えられないことも多くなります。
そうなると、思ってもいないことをいってしまったりするケースも出てきます。
すると悪循環となり、ストレスがどんどんとたまってしまうのです。
けんかになったとしても、できる限り冷静に、自分の思いを伝えることが大切です。
感情的になってしまったとしても、クールダウンしてから伝えていくようにしましょう。
思いを伝えられずにいるよりも、しっかりと伝えてすっきりしたほうが、お互いのためにもいいのです
妊活を円滑に進めるためには、夫婦間で思いを共有していくことが欠かせません。
まずは、お互いの考え方の確認をしてみましょう。
子供への思いを中心に、相手に対する思いなども、正直に話していくことが大切です。
こうしたお互いの思いを確認できないと、妊活は進んでも、夫婦間の仲は悪くなってしまうこともあります。
ちょくちょく、お互いに正直な気持ちを話してみましょう。
妊活に非協力的な夫は、案外多いものです。
そのような場合は、ぜひ一度、一緒に病院へ行ってみましょう。
そして、妊活の大変さを理解してもらうと効果的です。
病院へも行ってくれないようならば、両親の力を借りてみることもよさそうです。
周りの力も借りて、ぜひ協力してもらえる環境を作っていきましょう。
女性は特に、子作りにあせってしまうケースが多くなっています。
しかし、あせればあせるほど、妊活はうまくいかないものです。
そんなときこそ、夫はしっかりと妻を支えてあげましょう。
支えるということは難しいものですが、たとえば気分転換にどこかに連れて行ってあげるのもよし。
また、単に話を聞いてあげるだけでもいいのです。
それだけでも、妻のあせりは軽くなることが多くなっています。
妊活が原因となり離婚にいたる夫婦は、少なくありません。
しかし、離婚が珍しくなくなった現代においては、離婚もよりよい未来への選択肢の一つといえます。
離婚は、決して全てが悪い方向にいくという訳ではありません。
離婚によって、結婚していたときよりも、よい関係になれる夫婦だっています。
だからこそ、離婚もポジティブな考え方の内に入れて、考えていっていいといえるのです。
妊活中は、特に女性にとって孤独なものです。
一人で抱え込んで、どうしても悩んであせり、不安になってしまいます。
そんな妻の気持ちに夫が気付けないと、夫婦間ですれ違いが起きてしまうのです。
こうして起きたすれ違いは、よっぽどのことがない限りは、深まっていく一方です。
すれ違いに気づいたら、早い段階で修復していくように努めていくことが大切です。
孫を楽しみにしている両親など、周りからのプレッシャーも、妊活中の人にとっては大変なストレスになります。
それが義両親ならばなおさら、何も言えずにただストレスがたまってしまう一方となることでしょう。
そんな周りからのプレッシャーによっても、離婚へと発展してしまう可能性が高いものです。
周りからのプレッシャーは気にしないことが一番ですが、何かとそうはいかないものです。
ここは、夫婦で助け合って、プレッシャーをうまく乗り越えていきましょう。
妊活がなかなかうまくいかない理由の一つが、年齢です。
特に女性は、加齢と共に妊娠できる可能性が低くなってしまいます。
高齢出産と呼ばれる35歳を超えると、一気に妊娠できる確率が下がってくるのです。
すると、どんなに頑張っても妊娠にいたらないことも。
年齢の壁はどうにもできないため、ただひたすら妊活に励むしか道がないのです。
しかし、そんな状況だからこそ、夫婦の絆だけが頼りとなってきます。
より絆を深めて、年齢の壁を超えていきましょう。
妊活は、離婚にいたる可能性のある大変大きなものです。
たかが妊活とはいえ、夫婦にとってはとても重要なことです。
そして夫婦の希望は、子供を持つこと。
その夢をかなえるための妊活は、険しい道のりであることが多いものなのです。
そんな妊活を乗り越えるためには、夫婦二人の気持ちを共有して、絆を深めていくことが大切です。
もしそれがかなわない場合には、しっかりとお互いが納得いくまで話し合って、結論を出していきましょう。
離婚は、必ずしも悪い結論ではありません。
二人にとってベストな道を、しっかりと考えて見つけていきましょう。