体を温めることで、赤ちゃんの着床するためのベッドが作られやすくなるため、妊活と温活は密接に関わっています。
体を温めるために栄養のあるものをバランスよく摂取し、外的刺激の緩和を必要であれば加えていくことが大切です。
今回はそんな「温活」について掘り下げていきましょう。
女性の多くが冷えに悩んでいます。
季節を問わず年中足や手が冷えているという人も。
最近は妊活だけではなく「温活」という言葉もよく耳にするようになりましたが、妊活には温活が必要不可欠なのはご存知でしょうか?
妊活のための温活を食事や外部刺激から促せるものを掘り下げ、ポイントごとにピックアップしました。
温活を通して、母体となる自分自身の健康と赤ちゃんとのぬくもりを繋ぐ奇跡を感じるきっかけになればと思います。
野菜の中でも「根菜類」には特に体を温める食材が多く、ショウガやニンジン、サツマイモなどがあげられ、冬が旬となるカボチャも体を温めてくれます。
厳密に考えるのではなく、ショウガをすりおろして、温かい飲み物に加えたり、サラダよりも温野菜やポトフなどのように加熱して食べるというのも温活には重要なことです。
健康診断などではわかりづらい「隠れ貧血」になってしまうと、妊娠が遠ざかってしまいます。
それは子宮粘膜がしっかりと作られていないからです。
子宮粘膜を作るのに大切な栄養分は、女性に特に不足しがちな栄養素でもある「鉄分」。
鉄分が不足してしまうと子宮粘膜がうまく作られず、受精卵が着床しづらくなってしまいます。
ですので鉄分を多く含んだ食材である、肉類やマグロなどの赤身の魚類、レバーなどを摂取して補うとよいでしょう。
卵巣の機能や卵子の質を回復させ、より着床しやすくするためにはビタミンEが必要不可欠です。
またビタミンEには強い抗酸化作用もありますので、老化も防いでくれます。
ビタミンEを多く含む食材としては、アーモンドなどのナッツ類やイワシやサバなどの青魚、野菜ではモロヘイヤ、ブロッコリー、カボチャなど。
これらの食材で血流の改善も見込めますので、血液をサラサラにして体を温めていくためにも、積極的に摂取していくとよいでしょう。
食の陰陽をつけるためにも、必要となってくる調味料を温活向きに変えてみましょう。
食品添加物や保存料は体を冷やしてしまう原因ともなります。
ですので毎日使うものでもある調味料は、そういったものが入っていないものに気をつけていきたいものです。
砂糖の代表といえば、熱帯地方で取れるサトウキビから作られるものが一般的ですが、体を冷やしてしまう傾向があります。
可能であればスーパーでも手に入るようになった、根菜であるてんさいからとられた「てんさい糖(北海道産)」を使うことで、やさしい甘さと体を温めてくれる効果がありますので、積極的に選ぶようにしましょう。
また塩の場合は、精白塩よりも海の塩(羊水に近い組成)である「藻塩」がおすすめ。
精白塩は食塩として一般的に流通しているものです。
変わって藻塩は、精白塩と比べ塩分が7割も少なく、腎臓などの臓器への負担も少なくミネラルがたっぷりと取れるお塩なのです。
温活でおすすめなのが、シャワーではなくしっかりと湯船につかるなど、ためたお湯を使うことです。
湯船につかるのであれば最低でも20分以上入浴をし、できれば体を温める効果の高い入浴剤をプラスしましょう。
体の芯まで温められますので、忙しいときこそゆっくりと湯船に浸かることで、身も心もリラックスできます。
またどうしても長時間湯船につかれない場合などは、足浴をすることもおすすめです。
今では専用の入浴剤もあります。
他にもどうしてもシャワーしかないという場合には、熱湯と冷水の交互シャワーで、体をあたためることができます。
夏場のエアコンの温度対策は、温活する上でとても重要となります。
夏場には羽織りもので冷房対策をして、冬場にはお腹や心臓から一番遠い足元が冷えがちですので、腹巻やレッグウォーマーでしっかりと温めるようにしましょう。
腹巻をすることで、胃や腸などのたくさん集まった臓器の血行をよくすることもできます。
臓器が集中しているということは、血液も多く集まっているということです。
全身の冷えにもつながってきますので、使用してみましょう。
足や手を動かさずにいると、どうしても血液循環が悪くなりがちですので、ながら運動を通して血行を促進していきましょう。
オフィスやデスクでのワーク中や家事の合間、移動中などさまざまなタイミングで取り入れることが可能です。
手と足の指を開いたり閉じたりする「手足の指グーパー体操」や、腰の周りを動かしていく「エアフラフープ」、就寝前にできる寝ながら「エア自転車こぎ」など手軽にできる「ながら運動」はたくさんありますので、取り入れやすいものに取り組んでみましょう。
こちらの「温授茶」は9種類の和漢植物成分と、4種類の妊活成分「葉酸・マカ・ザクロ・タンポポ」が一度に摂れる妊活専用茶。
漢方が苦手という方でも飲みやすく、ミルクティーやレモンティーなどアレンジしても楽しめます。
外側から温める温活だけでなく、身体の内側からの温活におすすめの商品です。
また、個包装で持ち歩きにも便利なので、仕事場でのブレイクタイムにもオススメです。
オーガニック よもぎパッド 「ダナミ」 30P よもぎ蒸し よもぎ蒸しパット よもぎカイロ よもぎ(Amazon)
自宅で簡単によもぎ蒸しができるこちらのパットは、簡単に下着に貼るカイロになっているので、貼り付けるだけですぐに使えます。
100%オーガニックコットンパットを使用した皮膚にもやさしい肌触り。
韓国製でありながら、パッケージや使用説明などしっかりと日本語で書かれています。
じわっと体の芯から温まっていく感覚で、簡易版漢方薬材よもぎ蒸しとしてはおすすめです。
室内外で手軽に温活ができる、洗えるダウンタイプのレッグウォーマー。
裾の広がりかたもこだわっているので、ファッション性もあり、野暮ったくありません。
冬場には地域や年齢を問わずお使いいただける、人気の高い商品となっています。
また洗えるタイプですので衛生的に保つことができるのも魅力のひとつです。
卵子の老化に有効と言われている妊活用入浴剤です。
水素に加え、バランスを崩しやすい女性の為に考えられた シリカ・コラーゲン・グリシンが含まれています。
世界一小さい水素が、通常の抗酸化物質では届くことができない子宮に入り込むことができ、卵子の老化や精子の酸化ストレスから守ってくれます。
また抗酸化物質の中でも高い還元力を持っており、ビタミンCの170倍、ビタミンEの430倍、 ポリフェノールの860倍を誇ります。
不妊対策としても温活を取り入れることは重要です。
冷えやホルモンバランスの乱れからくる黄体機能不全であったり、無排卵など、温活によって改善してくる場合もあります。
ただし今まで温活についてみてきましたが、適度に取り入れるようにしましょう。
人間は「恒温動物」なので、暑ければ汗をかき寒ければ体を温めようと体が反応するようにできています。
人間の体内は、大体37℃ほどに保たれるようにできていますので、生きていけるのです。
妊娠してからは、どちらかというと基礎体温が高温期になったままですので、暑がりになる傾向が。
ですので同様に対策をしていると、赤ちゃんがいる子宮がのぼせてしまいます。
冷えは悪者だと敵対して考えるのではなく、取り組みかたを見直したり、食べ物を変えてみるなど適度に体温調節をしながら取り組むようにしましょう。
リラックスしながらやさしく体をいたわって、妊活と温活にチャレンジしてみましょう。
いつか出会える小さな命のために、食生活の見直しや体を冷えから守ることから始め、あなたの体にぬくもりのあるベッドを用意してあげられるように少しずつ変えていくとよいでしょう。