2018.02.20

「着床」と「生理」の違いとは?それぞれの出血を見分けるコツ

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女性にとって1カ月に1回経験するのが生理です。

しかし、着床によって起こる出血の場合は、妊娠をした際に必ず経験するわけではないため、多くの不安が残ります。

それぞれの特徴を知っておくことで、着床と生理の区別がつけられます。

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着床と生理の出血の違いは?

妊娠を望んでいる人にとって、出血したときに通常の生理なのか、それとも受精卵が着床したことことによるものなのか、見分け方が難しくて悩ましいものです。

特に生理不順の人の場合は、なおさら分かりにくいでしょう。

着床による出血と生理による出血とでは、その量や色、期間など、個人差はありますが、微妙に違ってきます。

双方の違いや見分け方を知って、いざというときに慌てないようにしたいものですね。

着床と生理、見た目でわかる出血の違い

出血の量と経過

生理によって起こる出血は、4日から7日ほど続く出血のなかで、2日目から多くなる傾向にあります。

そして、3日目から徐々に出血量が減ってくることがほとんどです。

また、生理の場合の出血量は人それぞれで、そのときのホルモンの状態に大きく関わってきます。

着床によって起こる出血の場合は、出血量が生理に比べて少ないことが特徴です。

しかし、人によって着床で起こる出血の場合でも、生理と同じぐらいの出血量があったりするなど、さまざまです。

おりものが混ざっているか

着床によって起こる出血の場合は、おりものが混ざっていることが多くなっています。

そのため、おりものによって妊娠に気づくケースもあります。

着床時に起こるおりものにおいても、おりものの量が普段よりも、多かったり少なかったりする場合があります。

また、白いおりものや黄色のおりもの、茶色いおりもの、ピンク色のおりもの、粘りがあるおりもの、サラサラな水っぽいおりものなど、人によってさまざまです。

血液の色と質

生理によって起こる出血による血液は、はがれた子宮内膜と血液が混ざったものになります。

そのため、多くの人がくすんだ赤色の血液がでてくることがほとんどです。

ところが、生理の時期によっても血液の色は異なり、生理が始まったころの血液は、茶色であることが多くなっています。

その後、くすんだ赤色へと変わり、終わりがけには茶色に戻るパターンが多く見られます。

しかし、着床による出血の場合は、血液におりものが混ざっていることが多いため、茶色やピンク色をしていることが多いです。

しかし、生理の際にでてくる血液と同様に、個人差があります。

出血の継続期間

生理の場合の出血が続く期間は、3日から7日間というケースがほとんどです。

一方、着床によって起こる場合の出血期間は、生理のときよりも短いことが多くなっています。

そのため、着床によって起こる出血期間は、2~3日で止まるパターンが多く見られます。

しかし、人によっては生理と同じ期間、出血が続くケースもあり、個人差があります。

また、ホルモンバランスによって起こる出血の場合は、1週間以上、出血が続くこともあります。

着床と生理の感じ方や間隔の違いは?

出血が起こる時期

生理によって起こる出血の場合は、生理周期に沿って定期的に起こります。

多くの女性の生理周期は、25日から38日間隔の場合が多く、通常の生理の場合は、3日から7日間続くことがほとんどです。

しかし、着床によって起こる出血の場合は、排卵の1~2週間後に起こるとされています。

そのため、着床によって起こる出血を経験する人のほとんどが、生理予定日の数日前から、生理予定日前後に起こることが多くなっています。

お腹の痛み方

女性の中には、生理がくるたびにひどい生理痛が起こり、悩んでいる人も少なくありません。

生理の場合は、ひどい下腹部痛が起こることが多いです。

また、下腹部痛のほかにも腰痛や頭痛、便秘、肌荒れ、眠気、不眠など、さまざまな症状が同時に出ることが考えられます。

しかし、着床痛の場合は、生理痛よりも症状が軽いことが特徴です。

痛む場所は、足の付け根が痛む場合やお腹全体が痛くなる人など、個人差があります。

また、着床痛の場合は、チクチクした痛みを感じる人が多いことも特徴です。

においの有無

生理の場合に出てくる血液自体は無臭なため、におうことはありません。

しかし、生理の際に不要になった子宮内膜や粘液、分泌液、酵素などの豊富な栄養素によって、においが発生しやすくなるため、生理時に出血した血液は、特有のにおいがするのです。

しかし、着床によって起こる出血の場合は、子宮内膜が傷ついたことで出血が起こるため、においがしないことがほとんどです。

出血発生の確率

生理によって起こる出血の場合は、生理周期によって定期的に来るようになっています。

多くの女性の生理周期は、25日から35日となっているため、1カ月に1回は生理による出血が起こることになります。

しかし、着床によって起こる出血の場合は、個人差があるため、毎回のように起こるというわけではありません。

そのため、着床をしても出血が起こる人と起こらない人がいます。

着床か生理かを判別する方法

高温期の持続日数を調べる

着床による出血なのか、生理による出血なのかを判別するためには、高温期が続いている日数を調べることで区別できます。

着床をしておらず妊娠に至っていない場合は、約2週間前後で高温期が終わり、体温が下がることで、生理が始まる仕組みになっています。

しかし、着床によって妊娠が成立した場合は、一度上がった体温は下がらず、高温期が約2週間以上続くことが考えられます。

そのため、日ごろから基礎体温を測っておくことが必要になってきます。

妊娠検査薬を使用する

ドラッグストアなどで購入できる妊娠検査薬は、販売されている多くのものが、高い確率で妊娠の有無を調べられます。

しかし、現在販売されている妊娠検査薬は、妊娠中に分泌されるホルモンを検知することで判別しているため、検査をするのが早すぎると、正しく検査することができません。

妊娠中に分泌されるホルモンは、受精卵が着床してから、3日から4日ほどで尿として出始めます。

そのため、性交渉をしてから、約3週間後に検査することをおすすめします。

婦人科で検査を受ける

生理による出血か、着床による出血かを調べる場合、婦人科で検査をすることで、確実に調べることができます。

特に、ホルモンバランスが乱れていることで起こる不正出血の場合は、ホルモン分泌が異常に起こることで、子宮内膜を維持できずに引き起こされています。

また、そのほかの婦人科系の病気の可能性も考えられるため、婦人科での受診がおすすめです。

悩みすぎてストレスにならないように気をつけよう!

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着床や生理によって起こる出血は個人差があり、まれに区別がつかない場合があります。

また、不正出血などが起こりやすい人は、ほかの病気が隠れている可能性もあります。

一人で悩みすぎてしまうと、生理不順にもつながってしまいます。

そのため、少しでも不安があれば、婦人科で受診することをおすすめします。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。