着床後や妊娠超初期に「おならが増えた?」と感じている方は多いのではないでしょうか。
今回は、着床後におならが増えてしまう理由を徹底調査!
また、おならやお腹の不調を効果的に対策する方法をご紹介します。
妊娠の影響で起こりうるお腹のトラブルの一つである、おなからの増加。
同時にお腹の張りが気になり「つらい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、なぜ着床後におならが増加してしまうのか。
また、おならを抑える対策方法について詳しく調査しました。
着床後のおならが気になっている方、必見です。
受精卵が着床したあとに、あきらかにおならの回数が増加する方はとても多いです。
今まではトイレに入ったときにしか出なかったおならが、我慢できなくなるケースも。
着床後のおならの増加は、多くの人を悩ませています。
しかし、これは着床後であれば多くの人が経験すること。
「おならが多くて恥ずかしい」と感じる方もいらっしゃいますが、あくまでも自然な現象なのであまり気にすることはありません。
着床前と着床後で、おならのにおいが変化することも多くあります。
着床後のおならの特徴として挙げられるのが、発酵臭。
腸内にたまった便が発酵することで、独特のにおいを発するようになるのです。
とくに妊娠前より便が出にくくなった方は、においの変化を感じることが多いでしょう。
しかし、これも着床後に多く見られる現象の一つなので過度に気にする必要はありません。
ただし、卵やタマネギが腐敗したような臭いがする場合注意が必要。
クローン病や大腸がんの可能性があるので、便の形状とともに注意して観察してください。
妊娠中は便秘に悩まされる方が多いです。
妊娠前は快便だった方が着床後に便秘になるのもよくあるケース。
便秘になったからといって、心配する必要はありません。
ただし、何日も便が出ないのは体に悪影響。
ひどい便秘の場合は、かかりつけの産婦人科医院に相談しましょう。
また、中には便秘ではなく下痢の症状が出る方もいらっしゃいますが、普通よりやわらかい程度の便であれば問題ありません。
水のようなシャバシャバした下痢が多く出る場合は、ウイルス感染の可能性もあるので医師への相談が必要です。
おならの増加や、便の変化を感じやすいのは妊娠4週目くらいの時期。
生理予定日から1週間目くらいなので、ちょうど妊娠が発覚するタイミングです。
生理予定日を過ぎてもなかなか生理にならず、おならの増加やお腹の張りを感じている場合は妊娠している可能性も。
おならやお腹の変化は、妊娠超初期にみられる症状といえるでしょう。
変化に戸惑う方も多いですが、多くの人が経験する症状なので不安に感じる必要はありません。
着床後におならが増える原因として挙げられるのが、ホルモンバランスの影響です。
着床後は、黄体ホルモンという女性ホルモンの分泌が急激に増加します。
黄体ホルモンが増えると、体に水分を蓄えようとするため、便に含まれる水分量が減少。
便が出にくくなり腸にガスがたまるため、おならがあきらかに増加してしまうのです。
この黄体ホルモンは妊娠9カ月を過ぎたころから、徐々に減少していきます。
つわりによって妊娠前と味覚がガラっと変わってしまう方は少なくありません。
揚げ物や甘いものが無性に食べたくなる方も多いです。
また、今まで食べていたものが一切食べられなくなってしまうことも。
こういった味覚の変化があると、どうしても栄養バランスが偏りやすくなっていまいます。
栄養の偏りは腸内環境の悪化につながるため、お腹の不調が生じやすくなるのです。
体の変化が著しい着床後は、気づかぬうちにストレスがたまっています。
ストレスは腸の蠕動運動を低下させるため、便が出にくくなってしまいます。
また、着床後に分泌が増加する黄体ホルモンも腸の蠕動運動を低下させる原因の一つ。
子宮の収縮と同時に、腸の蠕動運動を抑制してしまうのです。
便が出ないのはつらいものですが過剰に気にせず、できるだけストレスをためこまないことが大切です。
白湯というのは、やかんなどで沸かしたお湯を人肌より温かく感じる程度に冷ましたもの。
朝起きた時に白湯を飲むことで、胃腸をあたため、腸内環境を整えることが可能です。
また、白湯には腸内の老廃物を体外へと流す効果もあり、便秘対策としてもぴったり。
さらにあたたかい飲み物を摂ることで、体全体の冷え改善にもつながります。
ぜひ朝の習慣の一つとして取り入れてみてください。
便秘改善やおなら対策をする場合は、食物繊維をバランスよく摂ることが大切です。
食物繊維には、水に溶ける水溶性(ワカメ・サトイモなど)水に溶けにくい不溶性(キノコ・ゴボウなど)の二種類があります。
食物繊維は、体内で善玉菌のエサとなり、効果的に腸内環境を整えることが可能。
水溶性・不溶性の食物繊維をバランスよく食事に取り入れるようにしましょう。
お腹が張っていたり、便秘がちな場合はマッサージが効果的。
お腹の周りを「の」の字を描くように優しくマッサージしてください。
おだやかに腸を刺激することで、便秘解消につながります。
また、マッサージをすることでガスが排出され、お腹の張りを解消することが可能です。
「おならがどこでも頻繁に出て困っている」という方は、外出前にマッサージを行い、おならを出しておくことをおすすめします。
恥ずかしい気持ちを感じることも多いおならですが、これも着床による体の変化のひとつ。
誰にでも起こりうる自然な現象なので、気に病む必要はありません。
おならが気になる場合は、食生活の改善やマッサージを行い、少しずつ対策をしていきましょう。
ただし、対策はストレスがたまらないように「ほどほどに」行うことが大切です。
無理のない範囲で、おなら対策を行っていきましょう。