葉酸サプリはたくさん商品があります。
妊活や妊娠中の女性にとって、なぜ葉酸が大切なのか?
そしてなぜ食事からでなく、サプリで葉酸の摂取をおすすめするかについてご紹介します。
厚生労働省が、妊娠を計画している女性、妊婦さんに推奨している栄養素が「葉酸」です。
母子手帳にも書かれています。
葉酸は、ビタミンB群の一種で、ホウレン草や青菜などの緑黄色野菜に多く含まれています。
おなかの赤ちゃんの発育のためにとても大切な栄養素で、抗貧血作用があり、フラフラ対策、周期前のイライラ・不安定対策に効果があります。
現実、不妊に悩む方は、ほとんどが鉄分不足といわれています。
女性は生理がありますし、肉をあまり食べない方が多いからです。
また、肌や髪のケアもサポートする、女性にとって大切な栄養素です。
もう一つ、厚労省が葉酸を推奨する大切な理由があります。
妊娠を計画している女性は、神経管閉鎖障害の発症の恐れがあるといわれているからです。神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄など、中枢神経系の源になる神経管が作られる、妊娠の4~5週ごろにおこる胎児の先天異常です。そのリスクを低減させるためにも、「葉酸」を摂取することをおすすめしています。
厚労省は、葉酸の摂取を、普段の食事だけでなく、サプリメントなどの栄養補助食品によって、1日あたり、400μg (マイクログラム) を補うことをすすめています。
でも、なぜなのでしょうか?
さきほどご紹介したように、葉酸はビタミンB群の一種で、ホウレン草や青菜などの緑黄色野菜に多く含まれている栄養素です。
これら緑黄色野菜は調理による熱に弱いという特徴があり、1日に必要な量を食事だけで賄うのが難しいのです。
また、体内での蓄積性が低く、まとめて摂取することができないので、毎日コツコツと摂取する必要があります。
葉酸が体内に摂取される過程について、もう少し詳しくみていきましょう。
葉酸には、「天然型」と「合成型」の2種類があります。
※ここから分かりやすいように、ポリグルタミン酸型葉酸(天然型)を「天然型葉酸」、モノグルタミン酸型葉酸(合成型)を「合成型葉酸」といいますね。
葉酸は、小腸で「合成型葉酸」として吸収されます。
でも、食品中の葉酸の大部分は「天然型葉酸」です。
天然型葉酸は、合成型葉酸として小腸に吸収されるまでに、様々な影響を受けてしまうため、生体利用が50%以下と推定されています。
また、水溶性ビタミンであるため、調理による熱にも弱いのです。
これに対して、サプリメントなどの栄養補助食品に使用される合成型葉酸は、食品中の葉酸とは構造が異なり、安定性と生体利用率が高いことがわかっています。
「合成」「天然」と並べると、一見「天然」の方が良いように思えますが、厚労省が推奨しているのは「合成型」であるモノグルタミン酸型葉酸です。
天然型葉酸を使用しているサプリメントもありますし、もちろんそれが効果がないというわけではありませんが、このサイトでは厚労省の基準を参考にして、モノグルタミン酸型葉酸(合成型)をおすすめしています。
妊活中、妊娠中の女性にとって大切な「葉酸」についてまとめました。
あなたの体がどんな栄養を摂るかによって、赤ちゃんの体が作られていきます。
妊活中から、妊娠後も「葉酸」の摂取を意識してみてくださいね。